▽映画(外画)~2006

2006/12/29

「シャーロットのおくりもの」みた。

Charlotte_1 動物もの、子供もの、どちらかというと苦手な部類。それに何より虫嫌い。なかでも”蜘蛛”(昆虫じゃないけど)は天敵。米粒より小さくたって、見つけただけで悲鳴をあげ、硬直し、助けを求めるほど苦手。にもかかわらず、そんな3重苦の作品を今年の最後に選ぶなんてね(^^;)。本当は見ない予定だったのに、見ることにした理由として、「シャーロットの涙」のcharlotteさんの強いオススメがあった事は事実かもしれない(笑)
以下、ネタバレあり。

なんとも優しく、あたたかい、愛の溢れる作品だった。
ひとりの少女と、ブタとクモとネズミと、ガチョウ(アヒル?)に羊に牛に馬の友情物語。
とにかく「約束」に対する誠意ある行動がとても心地よい。みんながみんな約束を反故にすることなく、守るために最後まで努力する。(見返りを求めるものだったとしてもw)

物語は、春生まれで世間知らずの仔ブタ”ウィルバー”が、クモの”シャーロット”ほか同じ納屋で暮らす仲間たちと共に、クリスマスの食卓”ハム・ソーセージ”の難を逃れるための生き残り大作戦。
生まれたばかりの時すでに、”不公平”からファーンに救われたウィルバーだった。そんなこととはつゆ知らず暢気に育った仔ブタちゃん。純真無垢な心でシャーロットに対して「友達だね」と大喜びするウィルバーであり、「醜い」からと嫌われ者だったシャーロットの心が動かされたのもわかる気がする。

少女も仔ブタもやがては大人になるという成長の物語でもあった。
動物とばかり関わる娘を心配してドクターに相談するファーンの母親。ドクターの言葉がとてもいい。
「その診断は簡単だ。それはまだ”子供だから”です。」
あたたかい目で子供の成長を見守りましょうよ、というかのドクターが素敵だった。まったくそのとおりで、完全に母親の杞憂。ファーン本人はあっという間に大人への一歩を踏み出すわけで。。(笑)
ウィルバーも、シャーロットや仲間たちによってちょっぴり大人になっていく。
シャーロットの描いた文字がけん引役だった。その意味と変化を考えられるようになったとき、本当の奇跡に変わったのだと思った。
というか・・・ミラクルミラクルと散々言ってはいるけれど、同時にそんなミラクルはどこにでもあると言ってるわけで、それは本当は奇跡じゃないんだよね。奇跡は起こらないから奇跡。これらは、見えなくなっていた本来ずっとあったモノ(姿)が見え始めたことから、それを「奇跡」と呼んだだけのこと。誰もが「ちょっといいものみーつけた。」気分だね。

クモのシャーロット。動きがなんともリアルでやっぱりぞわぞわと鳥肌が・・・(^^;)
でもクモの巣作りの技にはちょっと感動。いつも巣を破壊し、ご本人には「一昨日おいで」と遠くへ移動してもらう(絶対に殺したりはしません!)私としてはちょっと心が痛んだ。「苦労して作ったのにごめんね」って。
優しくて賢いシャーロットは段々と愛らしく感じられるようになったかな? 生まれたばかりのコグモ達はうじゃうじゃでやっぱり「うぇ~」。でも、その感想は馬が代弁してくれた(笑)

総評:★★★☆☆+ オススメ度:★★★☆☆+

今年の映画鑑賞もこれで最後。
「敬愛なるベートーヴェン」が地元では年内に公開されないが残念だった。大好きな「第九」。やっぱり年の暮れは「第九」で〆たかった。(あ、本音が・・・爆)

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2006/12/21

「エラゴン~遺志を継ぐ者」みた。

Eragon1 まぁ、なんとあっさり。。。(^^;)
原作は例によって未読。2003年??なんだか最近の作品なのね。どーりで「ルーク?」なんて印象もチラリと。。。。しかし、あっけなかった。時間も(笑)
以下、ネタバレあり。

ある日突然、英雄だの勇者だのとはまったく縁もゆかりもない(と思われる)、鄙びた村の(ちょっとカッコイイ)小倅が『選ばれし者』となって悪に立ち向かうお話であり、黒い闇の(老)魔法使いVS白き清き若き魔法使いモノという、まさしくファンタジーの王道、という作品。いつだって、「きっと最後に愛は勝つ~」ってねw
これまでの色々な作品の影響をうけまくりで、似たようなエピソードもチラホラ。しかも、そのまんまで、とにかく思ったとおりに展開されていくから、簡単でわかりやすいのなんのって(^^;)  もともとがそういう作品なのか、駆け足で(はしょって)作ったらこんなになっちゃいましたなのか、原作の面白さを知らない分なんとも言いがたいけれど、映画としては、思いっきりお子様向けかなぁ。
原作者は執筆時には15歳だったとか。それはズゴイと思うけど、やっぱりそういう感じ。

「勇敢だが愚か者」・・『選ばれし者』は、最初はみんなそう。ちょっと技が使えるようになると、青臭い正義感のまんま、師匠の静止も聞かずにひとり無鉄砲に敵陣に突っ込み、近しい誰かを失うことになる。経験を積み、紆余曲折の中で少しずつ学び、成長していくのだけど・・・いやぁ、今回は見事なまでに急成長。その理由が”本能的”とはね。これ以上万能な理由はないだろうなぁ(笑) ここまでわかりやすいと、いっそ清清しい。まるで昔のアニメ作品を見ているようだった。
ドラゴンの成長も早かったなぁ。一度に2段階変化にはいくらなんでもびっくり。しかも、メスだったとは!これは私には想定外の出来事で椅子からズルってなりそうだった。(^^;) 

もし次があるのなら、エラゴンの初めての挫折であり、敗北か。友の裏切りかもしれない。その時は・・・その時に考えることにしよう(笑)

総評:★★★☆☆ オススメ度:★★★☆☆
健全で健康的なファンタジー作品、お子様と吹替えを是非どーぞ。

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2006/12/09

「硫黄島からの手紙」みた。

Iwojima1 「これはアメリカ映画だよな。」エンディングで改めて思った。
『父親たち星条旗』に続き、硫黄島2部作”日本から見た硫黄島”編だということだったけれど、どうもこれも”アメリカから日本を見た硫黄島”という気がした。
(以下若干内容に触れます)

私には、やはりこれもアメリカ視点での日本(日本人)に感じられた。というか、結局は、日本人もアメリカ人も皆同じなのだ。というところに行き着いてしまうのだけど。
良い上官(士官:指揮官)もいれば、ろくでなしもいる。一般兵においても、捕虜を”命”として扱うのか、憎しみの対象もしくはゴミ扱いとするのか、紛れもなく双方にそれぞれが存在している。そして、「戦争なんて馬鹿馬鹿しい、生きて家に帰りたい。」これこそ誰しもが必ずどこかで思っていたことだろう、とね。
「正義とは」、常にヒトの内にあり、絶えず変化し続け、善悪では割り切れないもの。とても難しいものだ。では何で割り切るのか?それは人それぞれとしか言いようがないけれど、”想像力と思いやり”少なくともこれだけは持ち続けたいもの。
「情けは他人の為ならず」。この作品で、そんな言葉がふと思い出された。

栗林中将は、人間としても上官としても尊敬に値する素晴らしい人格者のようだった。また、軍人としても武士道に則り、己の信念を貫きとおす強い心の持ち主であり、世界を知り、我を知る、知性にも富んだ逸材。実際は知らないが、「いないだろ、この時代にこんなヤツ」という感じであり、やや美化し過ぎのような気がしたが・・・。
「中将」の位にあるこのような人が、何故こんな最前線へと赴かなければならなかったのか?日本軍の内情をもう少し知りたいところだった。やはり、アメリカナイズされた栗林中将は「中将」であるがために、もはや煙たい存在でしかなかったのだろうか?と想像。(そのあたりをアメリカ映画で描くのはやはり不可能か?)

西郷は、反抗的に愚痴りまくり、ただ犬死だけはしたくないと言い続け生き続けた一般兵。大体が華々しく玉砕で終わる日本での戦争映画ではあまり描かれることのなかったような人物像に思えた。なんだか、よく描かれる”アメリカ人兵士”に近い雰囲気を感じた。
そういう意味から「アメリカから日本を見た硫黄島」という印象を持った私だったけれど、結論を言えばやはり、”同じだ”ということではないか?と思う次第。

人間の戦争を描いた素晴らしい作品だった。
ただ、『父親たちの星条旗』に比べると、古き(良き?)日本という国の理解度の問題か、解釈の違いからなのか、”日本らしさ”を見事に描いている部分と、”アメリカ人的視点な日本”だと思われる部分とが入り混じり、期待していた分ほんの少し肩透かしだったような気も・・・。(勝手にもっと泣ける作品だと思っていたことも原因だろう) なにせ一番泣けたのが、捕虜になったアメリカ兵の所持していた手紙と、読んで聞かされたときのそれぞれの表情だったからね。

裏表という作品ではなく、表と表。けれど、両方あって「硫黄島」の戦いは完結するものだと、そんな風に思える2部作品だった。

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2006/12/02

「007/カジノ・ロワイヤル」みた。

007_1 シリーズ21作目だそうで。今度のボントは6代目だそうで。
私の母親曰く、「ジェームズ・ボンドといえば、ショーン・コネリーでしょう!」
私は、「知らん、知らん、やっぱロジャー・ムーアじゃない?」
一応そうは言ってみるものの、やっぱり”007、ジェームズ・ボンド”といえば初代ショーン・コネリーが筆頭でしょうね。実は、そのお二方の作品しか観たことがなかったりするので、とにかく久しぶりに”007”を観た~って感じ。
(以下ネタバレあり)

”OO”の称号を取得したばかりのまだまだ青2才なジェームス君。諜報活動もカナリ強引で荒々しく、とにかく若さと体力で勝負!って感じ。(でも爽快w) 若さゆえに・・・の初歩的な失敗も、後の『用意周到で冷酷無比、体力腕力知恵比べでは右に出るものがいないほどの完全無欠で優秀なMI6英国諜報部員(・・スゲー冠)、”あの”ジェームズ・ボンド』にも、ちゃんと駆け出しの頃があったんだなぁ、と改めて思ったり、微笑ましくも思えたり・・・6代目のジェームス君は、なかなか素敵だった。
冒頭では、冷酷な”007”の誕生を見せ、直後にながーいアクションへ。走る走る!跳ぶ跳ぶ! 追われる”爆弾魔”も体操の選手を思わせるバネでものすごかったけど、ジェームズ君もすごかった。あの体格なら体重なんか100Kgくらいありそうなんだけどね。とにかくアクション、アクション、またアクションにはハラハラドキドキ。
全体的に簡単簡素簡潔で、「あれれ?デジャブ??」”MI6”じゃなくって”MI3”で観たよーな・・・なんてところもあるけれど、、ポーカーには負けて勝つのも予想できたけど、、パスワードも想像出来ちゃうけど、、黒いのもわかっちゃうけど、、面白かった!
ダニエル:ジェームズならば、22作目を是非みたいと思う。

総評:★★★★☆  オススメ度:★★★☆☆++

しっかし、邦画並みに短いEDってめずらしくない??(力の入ったOPだったから?)
それから、CAIの彼、結局は出資損だったりしてない??

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2006/11/23

「トゥモロー・ワールド」みた。

Tomorrow 劇場チラシや予告編、原題「CHILDREN OF MEN」から、なんとなく『アイランド』のようなイメージを持っていた。しかしまったく異なり、これは『日本以外全部沈没』でのGAT(外人アタック・チーム)”VS外国人難民”そのままではないか!と感じ、すなわち大真面目な『英国以外全部崩壊』ではないか?と思うのだった。
(以下若干のネタバレあり)

冒頭から度肝を抜かれる爆弾テロ。無防備なところに意表を突かれ、私も思わずビクリッってね。・・え?予告編にもあったって?覚えてなかった(^^;)
前半、主人公セオは辛うじて爆弾テロの難は逃れたものの、拉致はされるわ、脅迫はされるわ、かと思えば奇妙?な友人宅を訪問するわ、何が起ころうとしているのかまるでわからなくなってしまった。「キー(鍵)」という名の少女の登場から、「そういうことか」と思ったけれど(実際そのとおりだった)、早々のジュリアン退場には「ひぇ~」となり、「え?」となることがこの先何度も繰り返された。しかしそれは「やられた!」と楽しくなるようなものではなく「ああ・・」と目を覆いたくなるものばかり。

”人類の希望”の泣き声が戦場に響き渡り、誰も道をあけるシーンにはさすがにグッときた。ただ無垢な存在が人々に道をあけさせたのだろうけど、この子はいずれ、どころか既に”神格化”されちゃったのかな?なんて思ったりもした。そうでなければ”希望の光”には成り得ないか??と思えば、そうかも知れないけれど。キーの爆弾発言(笑)を冗談にしたところで、そのラインは却下かなぁーと思ってたのだけどな。
とにかく悲惨なシーンが多かった。「R指定じゃないの?」と思うくらい。カメラに飛び散った血糊もそのまま撮影し続けた映像を使用した意味はリアルの追求から?ちょっとキツイ。
人権と尊厳を守るためであり奪う為に力と力で争う人類は、やはり滅びの道を突き進むだけなのかなぁと思わせるラスト。”希望の光”はあまりにも弱々しい。

総評:★★★☆☆   総評:★★★☆☆

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2006/11/19

「プラダを着た悪魔」みた。

Prada 『That's all.』・・・
って、まだ何も書いてないのに、おわってどうすんだよっ(^^;)
サクセスストーリィであり、自分発見の物語。。。なんだろうな、これは。私には、ミランダも、アンディも、両方がとても理解が出来る感じで面白かった。(以下ネタバレあり・・なのかな?)

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2006/10/28

「父親たちの星条旗」みた。

Seijyouki 原題『Flags of Our Fathers』・・・なぜ、星条旗が”複数形”なのか、観ればわかる。その理由には「はぁ?」ではあるが。しかも、その出来事によってドク・アイラ・レイニー3人の半生は大きく変貌し、自分の意思とは無関係に時代に翻弄させられてしまうことになるわけで。。。
(以下ネタバレあり、なのかな?)

写真とは、”真実と事実を写しだしたもの”と思っていたが、真実が事実ではなかったり、真実すら真実ではなかったりもするのだと認識を改める必要を感じた。今回の”星条旗を掲げた写真”は、ヤラセではない”正真正銘の本物”だというのに、見た者の心理(希望や願望等)から、真実でも事実でもない別のモノ(象徴)になってしまった。たった一枚の写真の影響力の凄まじさは侮れない。背筋が寒くなる。

たまたま星条旗を掲げたことで、たまたま生還していたことで、虚空の英雄に仕立て上げられた3人だったが、彼らは”英雄”のまま生涯を終えることはなく、その場限りの、単なる”英雄”という名のプロパガンダの役割を演じさせられただけとなった。その時の”英雄たち”には”英雄”になる以外の選択肢は無かったのだが。
その後の半生は三者三様だった。英雄であることを利用しようとした者、英雄を否定し変れなかった者、英雄の役割を全うすることですべてを封印した者。”英雄”に対するそれぞれの解釈がその後に人生になったように思えた。
そもそも戦争おける”英雄”ってなんだろう?誰のこと?
なんだか対象はあっても実体のない、”ブーム”に似ている気がした。

硫黄島での戦いの場面は目を覆いたくなる。姿の見えない敵からの攻撃は恐怖と混乱を引き起こし迷走するアメリカ軍。身を隠す場所すらない海岸では、なす術が無いまま的になるしかないアメリカ兵であり、姑息で残虐非道とも思える戦略を用いる日本軍のように描かれている。更に、日本兵には躊躇する描写がどこにも無い。アメリカ側の一方的な視点でみれば、そうなのだろう。しかし、日本軍にも硫黄島を死守しなければならない理由があるし、兵士には葛藤もある。

”硫黄島の戦い”は、そんな日本視点から描いた作品も公開予定。(『硫黄島からの手紙』12/9~) アメリカ・日本、それぞれの視点で一対をなす2部作品ということになる。
正義とは、決してひとつではない。そして戦争とは、白黒でも、善悪でも、裏表でもない。そんな2部作品になるのではないかと思う。

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2006/10/17

「ザ・センチネル~陰謀の星条旗」みた。

Senchinel 予想通りといいましょうか?キャスティングをみた時に抱いたものがそのまんま。まさに「マイケル・ダグラスだよ~ん」って作品だったと思う(笑)
しかしながら、彼は実際には何歳なんだろう?見た目は充分若いけど・・・さすがにキーファ・サザーランドと”親友”というお歳ではないでしょう?師弟ならともかく。。。
(以下、若干のネタバレあり)

えーっと、物語は「大統領の暗殺予告」からシークレットサービス内の裏切り者を探せ!だっけ? ポリティカル・サスペンス・アクション? え?原作もちゃんとあるの?? という感じ。正直、”スリルとサスペンス”と言われても、ハラハラドキドキのような緊迫感はまったく感じられなかった。大胆な不倫だってマイケル・ダグラスなら意外ではないのよね(←おぃっ) だってね、全てが簡単なんだもん。陰謀は陰謀なんだけどなんとも素直な陰謀で、ほとんど予定調和の範囲内で終わったというか、バレバレ。よってマイケル・ダグラスとキーファ・サザーランドを何気に追ってただけになってしまった・・・・というか、二人を比べて楽しんでた?(笑)

”キーファ・サザーランドは”「24」の不死身の男ジャック”なだけに、まだまだイケルね~という感じ。対して、橋を渡りきって息を切らしているマイケル・ダグラスには「お疲れさま~」って気になってしまう。そうだっ!一番良かったのが二人の口論。お互い引かないと事が物凄く、らしい!! (笑)

しっかし、アメリカ組織ってわけわかんない。警察の他、FBIにCIA.。シークレットサービスは大統領専用という感じだけど、エージョントとしての身分証の威力はなんだか万能みたいだね。本来の役割が違うの知ってるけど、権力的に上に行けば行くほど何でもアリみたいに思えてくるね、これは。

総評:★★★☆☆  オススメ度:★★★☆☆

特別どうという事のない作品なんだけど、私にとってはそれだけでいいや、っていう作品のひとつかな?(笑) コメディではないのに微笑んでしまう作品として。
とはいえ、ジャック人気でそこそこの観客動員はしてそ~。

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2006/10/16

「16ブロック」みた。

16blocks どことなくシブさが増したブルース・ウィルスかな?だんだん好みの感じに・・・というのは置いておいて、やっぱり刑事役。彼らしい「最も不運な刑事」と「最も過酷な任務」というコピーだったけど・・・・不運で過酷なのか?
(以下、若干のネタバレあり)

20年前の忌まわしい出来事からすさんでしまい”酒びたりでいい加減な刑事”という印象付けをしながらの登場。勤務明け直後に呼び止められ護送の任務を押し付けられたことで、一生を覆すような長い”2時間”が始まる。

20年前に何が起こったのか?
護送途中に接触してきたNY市警の同胞の言動から想像は難くない。罪悪感からくる良心の呵責と、保身の為の真実の隠匿であり、仲間の甘い誘惑との狭間で揺れている”元悪徳刑事”のジャックだということはとても判りやすい。
口の減らない小悪党エディの命を護るか否か?
ほぼ反射的だと思われるジャックの最初の行動でその本質が判るし、自ずと結果も見えたというものだったけれど、小悪党エディとの間に芽生えた奇妙な友情もベタベタだったけど、ちょっぴりググッときてしまった。

アル中じゃなかったんだね?とツッコミたくもなるが、あの正確無比な射撃の腕、状況分析と判断の正確さ、計算されつくした作戦、どれを取っても申し分のない、正義感溢れる優秀な警察官。人質?に対する紳士的な言動ほか、いつもの肉体派暴走系刑事のイメージはどこにもなく、あくまで冷静沈着な”知的な刑事”がすごくいい感じ。折角ジャックが”覚悟”を決めたところにエディが戻って来てしまい、ただ一言「台無しだ」だなんて。我が身を省みないエディの行動にグッときていただろうに、そういったことをまったく表に出さない。(最後だけ♪) とにかくクールでカッコよかった。

唯一、携帯電話での失態には納得いかなかった。そこまでの切れ者が”GPS”を失念するなんてありえない。知らぬ間に通りすがりの誰かのポケットに忍ばせて、敵を煙に捲くことを期待した場面だったから。(”ダイアン”のところではやってくれたけどw)

ブルース・ウィルスの派手なアクションはないけど、私としてはこういう感じのほうが好きかも。それでも、アクションエンタとして面白かった。

総評:★★★☆☆++  オススメ度:★★★☆☆

シアトルからニューヨークまでの「ケーキの宅配」って当然飛行機だよね?よく形が保てるよなぁ。

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2006/10/14

「太陽」みた。

Sun_1 予告編らしい予告編は無かったけれど、劇場で近日公開のチラシを見つけたときから必ず観ようと思っていた作品。昭和天皇の姿はを生で見たことはない。物心付いた時には既によぼよぼだった。小学校の社会科の時間では、『日本国憲法:第一条 天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。』と朗読させられ、第九条の「戦争放棄」と第十一条「基本的人権の尊重」と共に、重要事項として教えられた。天皇が”人間ではない”などと思うようなことは、それ自体考えたことはなかった。
この作品は、広島・長崎に原爆が落とされ、もはやこれまでと、まさにその時の昭和天皇であり、自ら『人間宣言』をするまでの物語。
『人間宣言』~その時、その瞬間まで彼は”神の子孫”だった。少なくとも、そうと信じている者達には、太陽神:天照大神の流れを汲む日本で一番尊き存在だった。

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2006/10/12

「ワールド・トレード・センター」みた。

World_trade_center もうね、これはみんなで観ようよ、って言いたい。
いつもと変わらずに夜が明けて、いつものように出勤して、いつものように帰宅する。5年前の9月11日だってそんないつもと変わらない平凡な日になるはずだった。
5年経った今になっても「どうしてあんなことに・・・」と思わずにいられない。

この作品は9/11の出来事を、ただ事実を元に真実のみを語ったものとのこと。出来事のひとつひとつ、どれからも目が離すことができなかった。
最初から最後まで、何度も何度も涙が溢れた。なんというか、そのほとんどが感動とかいう、そんな涙とは少し違っていたけれど。
港湾警察という管轄違いでありながらも、その使命の為にビルへと救助に向かい、逆に予期せぬ事態から自らがビルの崩壊に巻き込まれ要救助者に変わってしまう。
生き埋め。身動きが取れないだけであり、今すぐ生死に関わるというものではない状態。

たぶん、生きていた(即死ではなかった)という事は幸せなことなのかもしれない。けれど、自力で脱出は不可能であり、外との連絡手段も無いとはなんと絶望的な状況だろうか。凡そ当てにならないならない救助をただ信じて待つしかない。互いを励ましあいながら、とにかく死なないようにすることだけに持てる気力の全てを集中し、意識を保ち続けること。出来ることはそれだけ。
「地獄。ここは生き地獄です。」
ここはどこだ?と意識が混濁したジョンから発せられた問いに対してのウィルの答え。これには置かれている状況から決して逃げていない、ウィルの強い生命力であり、生に対する執着心を感じた。

3千人近い人々が犠牲になり、そのうち警察官や消防士などの二次的な犠牲者も少なくない。ビル崩壊後に救助された生存者の人数がたった20人でしかなかったことが、この災害が如何に悲惨で遣り切れない大惨事であったことを思い知らされる。
その20人中の2人であったジョンとウィルは確かに幸運だったのかもしれない。孤独ではなかったことが大きな心の支えとなり、互いが生きる続ける為の互いの使命となったことが生き延びる糧になったともいえよう。けれどやはり諦めない強い心が、人を、幸運を、何もかもを呼び寄せた、そんな気がした。

生き埋め状態になってからというもの、思い出すことといえば家族のことばかりだったジョンとウィル。夫の安否に心を痛め掻き乱されながらも耐えようとするそれぞれの妻であり、その家族たち。また、家族の行方が掴めずに絶望に打ちひしがれ取り乱す人たちの姿。MISSINGの張り紙の数々・・。とにかく「百聞は一見に如かず」。その一つ一つをこの映画を観て、何かを感じて欲しい。

同じように9.11の事実を綴った作品として「ユナイテッド93」があった。これには”とてつもない恐怖”と”勇気”を感じた。今回の「ワールド・トレード・センター」には”信頼”と”愛”を強く感じた私だった。それは決して”映画としての綺麗事”なんかではないと断言できる。とにかく観て欲しい。

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2006/10/05

「もしも昨日が選べたら」みた。

Click_1 「昨日が選べたら」というから、『時をかける少女』のような”タイムリープ”的に”過去を何度もやり直す”お話かと思っていた。それがどうして、どんどん未来へ未来へ早送り・・とはねぇ(笑)
原題は「click」。なんでそうなるのかしら?と思いながらの鑑賞開始だった。
(以下ネタバレあり)

いきなり下ネタかよーって、なんともおバカだったけどなかなか面白かった。
下ネタといっても、あまりにもアホらしいものがほとんどで、軽く笑ってスルーできるモノばかり。主としてはワンちゃんだったか(笑)
”アヒルのぬいぐるみに戯れるワンちゃん”の意味がわかる時が来る時期を、『お前は10年後、お前は・・・30年後!』と言うのが、なんとも娘を持つ父親らしくって、まず吹き出してしまった。
主人公マイケルは子供じみた感情での言動を繰り返す。良く言えば”純粋”ってことで、裏表のない”善人”を際立たせる演出なのかもしれない。悪く、簡単に言うならば、やることなすことが”ガキっぽい”とはいえる。
ひょんな事から手に入れたのが”人生の設計図”内を移動できる”万能リモコン”。
まさに”ガキのおもちゃ”としてピッタリ。
そしてそのまま”おもちゃ感覚”でやりたい放題しちゃうから、生じ始めた歪みにも気が付かず、取り返しの付かない事になるんのだろうなと思っていたら、やっぱりねぇ。
『何かを選択すれば、何かが犠牲になる』、とずっと家族を犠牲にする選択ばかりしていたマイケルであり、そのまま人生を早送りした場合の顛末を知ったとき・・・、自業自得とはいえ(自分の知りうる)過去を反省するマイケルには同情の涙。
しかし・・・ビルに対してだけは最後の最後まで自分の感情に正直で、せっかく感動的だったのに思わず泣き笑いしてしまったよ(^^;)

”後悔先に立たず”という教訓映画だね、これは(笑)
「もしも昨日が選べたら」とは、すべてが終わった後の後悔の言葉だった。結果論からのネーミングだったのね。
原題も「click」というよりは、「skip」のほうがしっくりきそうな感じだけど・・。
それにしても”万能リモコン”が時間を操る小道具とは、斬新というか新鮮というか、でも思った思っただったりもして(笑)
”早送り”での妙な”学習機能”とかが無ければ、「ちょっと欲しいかも」・・・と邪なことを思った私であった。

総評:★★★★☆  オススメ度:★★★★☆

「カーズ」以来2度目の貸し切り鑑賞だった。今回はシネコン内でも一番小さなスクリーンだったから、所在がない、というよりは「0号試写」という感じで優越感?(違っ) いつもよりしっかり笑ったりつぶやいたり突っ込んだり。ちょっぴり好き勝手をさせて貰った(笑)

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2006/09/28

「イルマーレ」みた。

The_lake_house 相も変わらず予備知識無し。この作品が韓国映画のリメイクだと言うことすらつい最近まで知らなかった。大人過ぎず子供過ぎない恋愛映画を最近見てないなぁーってことで鑑賞。
(若干のネタバレあり)

顔も知らない同士の文通?からはじまった恋愛ということから「ユー・ガット・メール」を彷彿し、時間を超える,微妙に歴史を変えてしまうということでは「時をかける少女」であり、「バック・トュー・ザ・フューチャー」であり、あれもこれもといろんな作品のつまみ食いな感じも?
同じ場所を共有する文通。ただそこには”リアルタイムな2年間”という時間ズレがあるところがいい。2年というのがなんとも絶妙な時間差。”越えられない時間の壁”というにはあまりにも短く、約束を交わせば必ず出会えると思ってしまう程度の距離感。まったくそのとおりで、手紙のやりとりから2年の距離を現実に向かって縮めていく2人だ。
知らず知らずに過去を変え、未来における”必然”を作り出してしまう。一番はじめはケイトが残した手紙?とすれば足跡や屋根裏の箱は??・・・・結局はループだけど。
これはね、「”ジャック”が『時空の鍵』をもっているのー」って無理やり納得するのがよさそうだ(笑)

どこに、誰に、視点を持っていくかで過去なんだか未来なんだか注意深く見ていないと、こんがらがりそうではある。けれどそこにさえ惑わされなければ自ずと伏線でありネタは見えてくるし、実はとってもわかりやすいし、すこーし遣り過ぎ感もね。
ハッピーなラストには素直に「良かったねー」と言いたいところだけど、自分たちの都合だけで歴史(過去)に干渉しすぎじゃない?って非難めいた目で見ていたりも・・・。
だってね、『時かけ』で言ってたじゃない?『無かったことにしてしまったら、それは他の誰かが代わりに・・』って。
う~む、ゆゆしき問題だと思うんだなぁ(笑)

総評:★★★☆☆+  オススメ度:★★★☆☆
そういいながら結構好き。ネタバレしない作りだったら絶賛だったかも(笑)

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2006/09/14

「X-MEN ファイナル ディシジョン」みた。

Xmen3 X-MENシリーズは観たことがなかったけど、TVで「X-MEN2」を観て続編を見る気になった。しっかりしたドラマもアクションもあって、なかなか見応えがあったから。
ところで『Final Decision』という言葉には騙された?原題は『The Last Stand』なのだと最初のタイトルで”違うな”とは気がついたのだけど・・・。
(以下ネタバレあり)

1作目を観ていないから細かな設定や相関関係はもう一歩かな。けれどストーリーを理解する上では、”2”を観ていれば”3”で大きく困ることは無いように感じた。(逆を返せば、”2”を観ていなかったらまったく意味不明かも) 直前に観たのも良かったかもしれない。やはりシリーズモノは伏線が多いから、全部見て、知って、覚えていたほうがより楽しめるってことだね。
さすがにアメコミなだけに突っ込もうと思ったらいくらでも・・という感じだけど、そこは長い目で見ることにして、単純になかなか面白かった。

“キュア“という人間になれる魔法の薬?
(妖怪人間ベム・ベラ・ベロがめちゃくちゃ欲しがりそうな一品だなぁw)
ミュータントは、他(人間)と違うといっても病気ではなく、備わった能力は使い方次第では素晴らしいもののはず。それでも迫害を受けたり、日常生活において弊害となる能力だったりするならば、それを嫌悪し、葛藤の中で生きているミュータントはたくさんいるのだと、なんとも人間らしい感覚であり、やっぱり違うものではないと言いたいのかな?なんて思った。
世の中には様々な違うものが溢れているわけであり、そのどんな違いもそこに当てはまめることが出来そうな気がした。その先にあるべき共存、簡単なようで現実にはとても難しいテーマ。

すっかりファイナルな気分で観ていたのだけど、もしかして違うの?
“キュア”って実は未完成?それとも失敗作?人体実験(試験)をしてなかったのだからありうるよね。それより何より「チャールズ!」って・・・いったい何なんでしょう?
”2”でアイスマンらが「制服が欲しい」と言った時、「ああ、2・3年後には出来ているだろうさ」といったウルヴァリン。実際そのとおりになったしなぁ(笑)
そういえば、「完結編」って言葉は出てきてないような?様子を見てどうにでもなる、ってことかな?

総評:★★★☆☆+ オススメ度:★★★☆☆
やっぱりシリーズはシリーズだからね。初心者はこんなものでしょう。

しかし、橋を架け替えるのもお茶の子さいさい。
ミュータントの能力を平和利用できればいいのになぁ、とつくづく思った。(プロフェッサーたちはそう考えているんだよね?)

(私らしい?余談w)
そういえば、と現在毎週木曜午後7時25分からNHK教育TVにて放送中の「学園アリス」がちょっぴり彷彿された。”アリス”という超能力を持つ子供たちのお話。火を使う能力だったり、声で惑わす能力とか、ちゃんと無効化なんてのも。・・・こっちは少年少女の友情物語。だいぶ違うけどねぇ(笑)

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2006/08/17

「ユナイテッド93」みた。

United93 劇場予告はいつも涙が出そうになった。9.11の同時多発テロは、一機目の突入後のニュース速報からずっとTVの前でリアルタイムに見ていた。まさかの二機目の突入。何度見ても『なんてことを・・』を思わずにいられない。

ほとんどドキュメンタリーのようなこの作品。特別誰かにスポットが当てられ、取り巻く人間模様が描かれるようなことはない。誰もが渦中の人物であり、誰もが主役と言っていいのだと思う。事実を集めつなぎ合わせたようなもの。
一部始終を見終わって、そこに残ったのはやり場のない怒りのようなものであり、やりきれない無力感のようなものであり、なんとも言えない後味の悪さ。すごく居心地が悪かった。実際、気持ちが悪くなって吐き気がした。同じように緊張状態に陥ってしまったのかもしれない。

「”アメリカン航空11”がハイジャックされたかもしれない。」と関連機関で連携を取りながら(?)追跡を始めてから消息を絶つまで。
起こっている事件を知りながら、何も出来ず、見ている事しか出来なかった管制の人間たちの無念の姿。次々に起こる事態に徐々に冷静さを失っていく姿。縦横の権力的つながりの鬱陶しさ。大惨事が起こっているというのに、アメリカ国内上空には約4200機の飛行機が飛び交う。それらを思うように収拾すら付けられない、なすすべのない非力な人間の姿がまざまざと見せ付けられる。
『I need action! I need action!』という悲痛な叫びが耳に残る。
”ジョン・マクレーン”なんてどこにも現れない。現実は、決して『ダイハード2』のようにはいかないのだ。

ハイジャックされ、パイロットが既に死亡していること。自爆テロであり、無事に帰還できることがまず絶望的だと気がついた乗客。もちろん機内にもテロリストにひとり立ち向かうような”ジョン・マクレーン”は居ない。冷静な判断を下し、リーダーシップをとるような優秀な乗務員など居やしない。それどころかなんの役にも立たない客室乗務員。
最終的に事態を把握し、勇敢にも起ち上がったのは一部の乗客だった。ひとりひとりが”ジョン・マクレーン”になった。
しかし時は既に遅し。

もし自分がその場に居たとしたら、自分にいったい何ができるだろう?長くて短い時間に何を考え、何をするだろう?あの恐怖の中でいったい何を。・・・自分が生きのびる為に。

沸き起こる疑問。
なぜ客室乗務員は、脅されているとはいえこうも簡単に操縦室を開けさせてしまったのだろうか?
なぜ副操縦士は、ハイジャック警戒のメッセージを受信ながら、いとも簡単にドアを開けてしまったのだろうか? 
テロ対策・緊急時対策は?訓練は?
前回に起こったハイジャック事件が忘れてしまうくらい過去になってしまっていたことからの危機感の希薄さから??

けれど、どうだろう。もし自分がその立場だとしたら・・・? 普段のありきたりな日常に、どれだけの危機感をもって暮らしているだろうか?
わからない。そして、それは知識だけでも駄目なのだと思う。

『何もできないと言って、何もしなければ、もっと何もできない。』
ふとあるセリフが脳裏に浮かぶ。解っている。解っているのだけど・・・・・・やっぱり何もできず、無為な時を過ごしてしまいそうだ。なんとも情けないことだけれど。
何もしない関係者に苛立ちを感じながらも、自問から至る結論。居心地の悪さはこの辺からくるのだろうと思う。
そしてもうひとつ。気持ち悪さの原因は、おそらく言葉がわからないことだと思う。字幕で訳してくれない”英語”ではない言葉。
テロリストの言葉がわからない。何がしたいのか、何をしようとしているのか、何を喚いているのかまるっきりわからない。これにはとてつもない恐怖を感じた。フラストレーションが溜まっていく。
乗客も同じような恐怖を感じたのではないだろうか?

最期の時を感じ、愛する人に「愛している」「さようなら」と伝える乗客たち。それがやっとの本人であり、家族の無念さが痛い。
やはり最後にも、墜落する飛行機を止めてくれる”スーパーマン”が現れることはない。

どこからどこまでが事実であり、真実なのかはわからない。作品に答えはない。
ただ言える事は、こんな理不尽は許されざることであり、もう2度と起こってはいけない、起こさせてはいけないということ。
そもそもの発端は何?どうしたらそれは断ち切ることができる?
どんなに警備を強化したところで、人間のすることに絶対なんてありえない。なんの解決にもならない。このままでは永遠に繰り返され、いつまで経ってもイタチごっこ。

私も答えを見つけられてない。

(なんかへんな感想になちゃったなぁ)

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2006/08/10

「スーパーマン リターンズ」みた。

Superman くやしいぞ、試写会!!公開までには1・2作をおさらいするつもりでいたのに・・・。当選ハガキが舞い込んだ時には後の祭り。どこにもない。。。(泣)
彼此30年近く前の作品。忘れもしない”スターウォーズ”の翌年のことでもあり、(お子様だったし)劇場通いは出来なかったけど、それでも一応全部は観た。何度となく繰り返されるTV放映も必ず見ていたと思う。なにしろ音楽が”ジョン・ウィリアムズ”であり、”スーパーマンのテーマ”を口ずさんでいても、いつしか”SWのテーマ”に変化するという、相乗効果(?)をもたらした作品でもあったしねぇ(笑)

※以下、微妙なネタバレあり。ご注意ください。

続きを読む "「スーパーマン リターンズ」みた。"

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2006/07/25

「パイレーツ・オブ・カリビアン2~デッドマンズ・チェスト」みた。

Poc DVDにて一作目を観てしまったら、直ぐにでも続編が観たくなってしまったので速攻で観賞(笑) イカレ船長も、真面目な男も、勇敢な女もみーんな健在!それどころかパワーアップしてる??
(以下ネタバレあり)

今更ではあるが、例えば一作目を観ていなくても、”話についていけない。”ということはなさそうな気はする。けれど冒頭からして、いきなりウィルとエリザベスが口を揃えて「船長(キャプテン)!」と付け加えるあたりや、”不死身ザルのジャック”が登場したり、そのほか次々と登場する前作からのキャラクター達やエピソードの断片がとにかく満載で、やはり前作を観てからの鑑賞がより多く楽しめそうだ。(観てよかった♪)
今作は続編であり、3部作では中盤の位置づけ。後ろ髪を引かれるようなラストになっている。これでは次回作『3作目を見逃すわけにはいかないぞ!』という気にさせる。上手いなぁ。
”パイレーツ・・”全体としての構成は、スター・ウォーズ「4.5.6」の組み合わせに似ていると思う。どちらも1作目は、あくまでも一件落着までであり、やや余韻が残る。それでも一話完結という様相を呈した晴れ晴れとしたラストであり、逆にその余韻がいい雰囲気を醸しだしている。
2作目は、3作目に引っ張ることが最初から前提となっているから、ヒーローを危機に陥れ、すれ違いを発生させ、謎を残したままにし、最終的には感情移入しやすい主人公チームを敗北・敗走させ、その上で希望を捨てずに”再起の誓い”たてるラストとしている。
さて、3作目はどうなんでしょう???

まず何より気になるのがジャックのその後。悪運だけは人一倍に強いから無事は無事なんだろうけどね・・・。
となると、ジャックとエリザベスとウィルの微妙な三角関係の行方はどうなる?
”宝物”はあんなところに行っちゃったし、最後の最後に登場した”船長”はなんでぇ?
”ディヴィ・ジョーンズ”のどこかしら悲しげなオルガンの曲、暗い(?)表情も気になるし、”最愛の女性”が何(誰?)かも気になる。

まるでドリフのコントのように計算されたお約束的笑いの数々。吊るされた丸カゴに勢いをつけてブランブランするところとか、カゴを持ち上げて足を出したり引っ込めたり・・大好きだ。串刺しジャックも素敵。それらとリンクしながら、これでもかというくらいに都合よく事が運ぶのは全て許せてしまう面白さ(笑)
見どころ満載!三作目がはやくも楽しみだ。(この転身の早さって・・・^^;)

総評:★★★☆☆+ オススメ度:★★★★☆

観て楽しい作品。お約束は許せるし笑っちゃうけど、都合良すぎだから反則ではあるかな?完全なる娯楽作品ってことでこんな感じ。

追記:音楽の”Hans Zimmer”
聴いていて感じが「似てる似てる・・」と思っていたのだけど、やっぱり今観ているアニメ「BLOOD+」の音楽プロデュースもしていた。(音楽はMark Mancinaだけど) 
利き耳(?)はサントラ好きのなせる技かな?

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2006/07/14

「M:i:Ⅲ」みた。

Mi3 トム・クルーズにやっぱり食わず嫌い。でも、先日から”食わず嫌いから新発見”が相次いでいたりもして、とりあえず観て見る事に。
(以下ネタバレあり)

とりあえず飽きることなく最後まで鑑賞。次から次へとよくもまぁ「ありえねぇ」。でもなかなか面白かった。
前作も前々作も観ていないから、その進化はわからないけど爆破も器物破損も銃撃も格闘もすべてにおいて派手だねぇ。
デヴィアンのマスク作りもスゴイ。あんなに短時間でできちゃうんだったら、たとえ失業してもハリウッドの特殊メイク部門で充分喰っていける・・どころか引く手あまた?(笑)
脱獄用の泡スプレーもたいしたもんだ。化学反応によって物質を変化させて金属をボロボロにしちゃう原理?あれがあれば災害時とか大活躍だよね。「平和利用しようよ。」と是非にも提案したい。

技術的なものは素晴らしかった。
けれど絶体絶命!ピーンチ!!とか、危機一髪!!とかのスリルがほとんど感じられないのはどうしてだろう?間違いなく切り抜けるだろうという予定調和と思っているからかなぁ。
黒幕の登場がやけに早いと思ったら、やっぱり裏切り者の黒幕は裏切り者の黒幕だし。お約束。
近頃は困ったことに、公正な組織内における裏切り者のほとんどが「我は正義を偽ってはいない。」もしくは「我こそ正義」というようなことを大真面目にのたまう傾向が強い。どんなに駆除しても次ぎに湧いて出てくるのが”悪”なのだから、”悪との共存”こそが効率的な正義のススメ方であると言う。
人間である限り誰しも闇の部分を持っている。否定はできない。が、そこで開き直ってどうするんだ?全体的に何かが歪みはじめている感じがしてならない。(といってもこの作品、それほどの問題提起をしているわけではない。)

伏線・・といえるほどのことはでは無いけれど、冒頭でのイーサンの鼻血とか、ジュリアが看護師だったとか、上手く辻褄を合わせているなぁと思った。
続編を連発するアクション系の作品は、大抵の場合回数を追うごとに評価が下がっていくような気がするけど、これはどうなんでしょ?前作も前々作も観ていない私としては良くわからない。
けれど、テンポも良いし、娯楽作品として私は楽しめた。(「ラビットフット奪還」場面の省略には別の意味で笑えたが)
一番良かったのがジュリアの銃撃戦(笑) 素人のはずなのに「すげーカッコイイ...」と思ってしまった(笑) 
もひとつ、バチカンからの脱出時。モーターボート上の”サングラスご一行様”も絵になっていてカッコよかったなぁ。

総評:★★★☆☆+  オススメ度:★★★☆☆

「ウェイ、ウェイ!・・・(wait wait!...)」 「ゴ・ゴ・ゴー!(gogogo!)」 いったい、待てばいいのか、突っ走ればいいのか。。 これってイーサンの口癖??

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2006/07/05

「カーズ(字幕版)」みた。

Cars3 ディズニー映画は基本的に好まない。ピクサーにも特別思い入れがなく、「トイ・ストーリー」も「モンスターズ・インク」も「ファインディング・ニモ」も観てなかったりする。なのに何故?予告編で惹かれたものがあったような覚えがあるけど・・・食わず嫌いを直そう、これもありかな?

(以下ネタバレあり)

”王道” まさにそんな感じ。愛にあふれるファンタジー。
レース界の新人(ルーキー)”稲妻(ライトニング)マックィーン”
鼻持ちならない自信家で、目立ちたがり屋で、自己中心的な言動ばかり、友達もいない。”ピストン・カップ”の優勝決定戦の会場へ向かう途中、ひとりはぐれて地図から忘れ去られてしまった古びた町《ラジエーター・スプリングス》に迷い込む。そこで出会ったあたたかいひと(くるま)たちとの交流から、ひと(くるま)として大切なことに気がつくマックィーン。
物語はとーってもわかりやすい。
だけど、最後のレースはちょっと・・かなりドキドキ。
伝説のレーサーであるドックをはじめ、町のみんなが駆けつけてマックイーンをフォローする辺りでは胸にちょっと熱いものを感じる。パンクでピットインし”イエロー”の前に出られるか出られないかのギリギリのタイミングには、グッと手と右足に力がこもってしまった。密かに「がんばれ~」そんな感じ(^^)

表情豊かな”くるま”たちが何気に良かった。「くるまなのに・・・」
最初のレースも本物さながらの臨場感。スピード感や迫力がしっかりある。これも何気に良かった。
何気に観たのに想像以上に良かった。嫌いじゃない・・むしろ好き??(え?)

総評:★★★★☆  オススメ度:★★★★☆

しかし・・・300席の劇場を一人貸切で観たのはさすがに初めてだった。(やっぱ吹替えが主流なのかな?)ひとりだとわかっていても、行儀よく、大人しく観ていた小市民な私です(笑)

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2006/06/27

「ウルトラヴァイオレット」みた。

Ultraviolet 予告編は、観たか観ていな