カテゴリー「§京極 夏彦」の28件の記事

2012/03/19

『定本 百鬼夜行-陽』、でた。

Photo『定本 百鬼夜行-陽』は、京極夏彦先生の「百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)」が講談社から文藝春秋社に移籍して、シリーズ初めての新刊である。
講談社から先行で発表されていた『陰』も同時にお色直しということだが、とりあえず私は『陽』のみを購入。しかし同シリーズは”ノベルス”でそろえていただけに色々と覚悟をしてはいたのだけれど、いざ手にしてみて、「やっぱり大きく変わってしまうんだなぁ」と残念な気持ちが半分。
もちろん中身が一番大事なわけで、見てくれが変わったところでそこに残念な気持ちはひとっ欠片もなく、新刊を嬉しく思うばかりなのだが。。。

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2010/08/17

『西巷説百物語』(京極夏彦:箸)読了。

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『巷説百物語』、『続巷説百物語』、『後巷説百物語』、『前巷説百物語』ときて、どこか切ない余韻を残したままとなっていた「巷説」シリーズに、”西の物語”追加されると知って狂喜乱舞したのはいつのことだっただろうか。それから雑誌の連載が始まり、終了して、書き下ろし加わって、今ようやく手にすることができた『西巷説百物語』。・・・ううう、感無量
すぐにでも読みたかったのに、それでいて読み終えてしまうのが勿体なく思うほど大好きで、予約購入したにも関わらず、またしても発売から一か月近くかかってしまっているが、京極作品にしては薄い本で、7編の短編が収録された大分読みやすい作品だと思う。(以下、ややネタばれでもあるのでご注意を)。

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2010/04/30

『数えずの井戸』(京極夏彦:箸)読了。

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1月25日に刊行され、予約で購入した割に今頃になってようやく読了とは京極ファンを返上しなくちゃなのかもしれないところだけれど、そもそも京極作品はあの厚さがカイカンで、読み終えるのが勿体なく思えて行きつ戻りつチビチビと読み進むのが私のスタイル。(それでも時間が掛かり過ぎなのは(疲れから)寝る前の読書タイムで寝オチしてしまうことが多かったから・・と言い訳しておく)。
『数えずの井戸』は、京極新解釈”江戸の怪談”のシリーズ3作目であり、お馴染み”番町皿屋敷”をモチーフにした作品。新聞に掲載されていた作品のためからか、章の数がめちゃくちゃ多いのが特徴。その数なんと「23」に及ぶ。よって、いつもどおりブ厚い本だけど、区切りが多くて読みやすいと思う。

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2009/10/07

げげげ、『ルー=ガルー』がアニメ化ですかっ。

京極作品の中でも異色といわれている『ルー=ガルー 忌避すべき狼』が劇場版でアニメ化されると発表されていた。ここのところ京極作品が次々アニメ化されているけれど、まさか『ルー=ガルー』にまで及ぶとは思っていなかった 
実は結構好きなんだよね、『ルー=ガルー』。

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2009/09/09

300倍を勝ち抜いて。

毎週閲覧している”大沢オフィス”の『大極宮』。
時々大沢さん・京極さん・宮部さんのサイン本等のプレゼント企画があるのだけど、競争率の高さはいつものことで、企画されるたびに「一応、応募してみる」を繰り返していた。

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2008/09/16

「百鬼夜行シリーズ」がお引越し。

久々に京極ネタ。
10月からのアニメ『魍魎の匣』のボイスキャストも発表され、京極作品もこれまでとは異なったファン層獲得となるか?(アニメから原作に手を出すとえらい目に遭いそうだケド)なのだが、金曜更新の「大極宮」(週刊大極宮:第364号)にて、「百鬼夜行シリーズ(京極堂シリーズ)」の版元が変更されるとの”おしらせ”があった。次回作『鵺の碑』から出版社が変わり、これまでのシリーズも増刷分からは新出版社からになるようだ。

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2008/07/11

『魍魎の匣』がアニメ化?!

既に漫画化されている『魍魎の匣』ではあったけれど、遂にアニメ化とは!
しかも、漫画からのアニメ化ではなく、キャラクター原案が「CLAMP」だなんて!!
ルルーシュのような京極堂??ディートハルトのような榎木津??関口君は。。。ん?想像つかない(^^;
原作好きとしてはちょっと微妙だけど、「CLAMPだし」も含めて興味はある。キャラ設定画やキャストの発表がちょっと楽しみだ。

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2007/12/18

「魍魎の匣 (試写会) 」みた。

Mouryonohako 以前(半年以上は前だと思う)、原作者の京極さんが「映画『魍魎の匣』がズゴイことになっている。」と”週刊大極宮”の中で書かれていた。一口に”スゴイ”といっても、どうスゴイのかについての言明が無かったため想像するしかなかったけれど(『魍魎の匣』は設備だけでもスゴイものだし)、実際に完成版を観てその意味がやっと解かった。コレは本当にスゴイ!!(爆) でも、どうスゴイのかは「観て確かめてください。」としかえいないし、私も、京極さん同様、観ない人には秘密にしたい感じ。(それは『シネコン・ウォーカー12月号』の京極インタに書かれていた話。)・・なので、ネタバレしません(笑)

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2007/11/15

『ラジオドラマ百器徒然袋』CDブックは凄いぞ!

Amekaze 10日に発売された、京極夏彦原作『ラジオドラマ百器徒然袋』CDブック。
お値段が9800円で、決して安いものではないのだが、1話が約25分、1作は4話編成で、『百器徒然袋-雨』から「鳴釜」「瓶長」「山颪」。『百器徒然袋-風』からは「五徳猫」「雲外鏡」「面霊気」の計6作。CD1枚に付き2話収録なので、全12枚という豪華版だった。
脚本を収録したブックも付いている。巻頭には出演者のコメントや対談がほんの少し収録。”ラジオドラマは初体験”という方々が多く、「セリフを覚えなくても良いのは楽だけど、京極先生の本は漢字が多くて読めない~」というものが多かった(^^;)。

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2007/08/09

加筆修正?!

京極さんの妖怪解説本『妖怪の理 妖怪の檻』が9/3に発売される。(角川グループパブリッシング :1890円)
『怪』で連載しているものを纏めた1冊とのことだけど、時代の流れから、カナリの加筆修正が施され、当初の「140%増量」とのこと。『怪』など雑誌関連はまったく手を出さないようにしている私だし、コレはやっぱ買いだよね?(でもちょっと考え中)
それから、京極堂シリーズの毎年恒例の文庫化。今年は『文庫版:百器徒然袋―風』(講談社文庫)。いつもは9月発売なのだけど、今年は10月とのこと。
実は、『絡新婦の理』以降、文庫は購入していない私。どんどん同じタイトルの本が何冊にもなってしまい、空間を果てしなく占領し始めたことから文庫は諦めることにした。
・・・が、今回は加筆修正で115%増しだそうだ。減らすのはイカンが増やすのはヨシだろう、とのことだが、やっぱりどちらも酷いと思うのは私だけ?
なんといっても抱腹絶倒な”榎木津探偵短編集(?)”である『百器徒然袋―風』!それが15%も増加しているなんて聞いてしまったら、気になるじゃない?”それだけのこと”なんだけど”それだけのもの”。葛藤しちゃうなぁ。
10月になった理由は現段階ではヒミツらしい。・・けど、映画『魍魎の匣』の公開が11月とのことなので、それ関係かな?・・・だよね。(なんかスゴイ事になってるらしいのでちょっと楽しみにしているけれど)

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