カテゴリー「書籍・雑誌」の46件の記事

2008/07/22

『空の中』 有川 浩 〔著〕

In_the_sky_2 先月文庫本が発売された『空の中』だが、私は単行本で読書。文庫の方が手軽で良いのだが、他の有川作品の全てを単行本で揃えてしまっているから、コレだけ文庫というもの収まりが悪い。しかし、これが拙かった。
単行本→文庫本化の場合、大抵あとがきやら解説やらが新たになる事が多いので、単行本を持っていても文庫をチェックするようにしている私。よってこちらも書店で手にとってみたのだが、なんと!『空の中』はそれどころか“書き下ろし短編”、それも続編的スピンアウトが追加されているではないかっっ!
有川作品は、デビュー作『塩の街』に限り文庫→単行本化という稀なパターンで発刊されている。そして単行本化の際に”続編的短編”が追加収録されているとのことから、全てを単行本で揃えること決めたのに、なんだかとんだしっぺ返しを食らった感じだbearing

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2008/07/11

『魍魎の匣』がアニメ化?!

既に漫画化されている『魍魎の匣』ではあったけれど、遂にアニメ化とは!
しかも、漫画からのアニメ化ではなく、キャラクター原案が「CLAMP」だなんて!!
ルルーシュのような京極堂??ディートハルトのような榎木津??関口君は。。。ん?想像つかない(^^;
原作好きとしてはちょっと微妙だけど、「CLAMPだし」も含めて興味はある。キャラ設定画やキャストの発表がちょっと楽しみだ。

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2008/07/09

『ラブコメ今昔』 有川 浩 〔著〕

Rabukomekonnjyaku 御馴染みのベタ甘恋愛短編集で、恒例の自衛官の恋バナ6連発!!巻頭でタイトルになっている「ラブコメ今昔」と、最終話「ダンディ・ライオン」は登場人物がリンクする姉妹編だけど、あとは全てが単作。
一気に読むのが勿体無くて1編ずつチビチビ読んでいたこともあってか、また、『別冊図書館戦争Ⅰ』があまりに劇甘で強烈だったことから、すっかり慣れて余裕余裕と中盤までは”甘さやや控えめ”な印象。初っ端が円満(熟年)夫婦の話で、回想が”甘い”とはいえ、さすがにやや落ち着いた雰囲気があり、何より、今村二佐の現実を見据えた厳しい発言がこの物語をひきしめていたことも、控えめ印象に繋がっていたように思う。だけど、それで終わる有川作品じゃあないんだよねhappy01

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2008/07/01

『眞マ国より愛をこめて』 喬林 知(著)

Shinma_2 『故郷へマのつく舵をとれ!』からたった1ヶ月で、「外伝」及び「本編15.5」が読めるとはっ!・・である。
眞王と大賢者、大賢者の記憶を受け継ぐ村田の視点で描かれている「外伝」は、一部再録とのことだけど、私は初見なのでなかなか面白かった。『故郷マ』で予告されていた「本編15.5」にあたる「彼はまだ還らない」では、投げっぱなしになっていたギュンターやグウェンダル&グレタとも合流。ヨザックのその後や、コンラッドとの明るい兆しが描かれたことが嬉しい。
一読した感想としては、眞王のワガママであり、大賢者の名前であり、グウェンダルのトリップであり、かなりアニメからのフィードバックを感じる繋ぎの一冊になっているなー、だろうか。

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2008/06/01

『故郷へマのつく舵をとれ!』 喬林 知(著)

Kokyouma 一応長かった「聖砂国編」もやっと完結!・・なのだけど、辛うじて〆たって感じで、あれもこれも投げっぱなしのままだからスッキリしない。(作者も自覚あるようで、後書きにて語られている)。辛口に言えば、これだけ引っ張った割には何の解決にも至らず、にも関わらず表面上だけ一件落着のような明るさを取り戻すってのがどうにもいただけない。要するに喜怒哀楽すべてにおいて中途半端なリアクションしかできない内容でしかなく、もはや「まるマ」にかつての勢いやパワーを要求するのは無理だろうか?と思わされるものだった。それでも、宙ぶらりんで憂鬱な要素の決着は見届けたいわけで(その為だけに読んでいるともいえ)、その意味でコンラッドに関しての光明を見せてくれたことには評価をしたいと思う。(とはいえ「かな?」でもあり断定ではないあたりがシブイ。アニメではとっくに戻っているだけに、ギャップがキツイのにな)
以下、ざっくりとあらすじ(注:ネタバレ)。

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2008/05/29

『レインツリーの国』 有川 浩 〔著〕

Photo 『図書館内乱』の劇中にて登場した架空の本『レインツリーの国』が、そのまま有川浩(著)で現実化したのがこの本。スピンオフじゃないので、オリジナルな書籍扱いでもある。ただし設定も内容もすべて劇中で話されていたものだから、『図書館内乱』の読者には、特に感慨深い作品になること間違いなし。(もちろん単体としても申し分ない)
正直なところ、『図書館内乱』で聴覚障害者の女の子の恋愛物語とされていたことから、やや及び腰となってなんとなく手が出なかった本だった。偏見を承知で言えば、「重そうじゃない?」である。ところが、読んでみたら、ほぼ一気読みだった。有川作品なだけに、甘さに酔えるところもあるしね(^^)。・・でも、やはり「重さ」から居心地が悪くなるのも確か。自分の無知と無神経さを思い知らされ、申し訳なく思ってしまうんだよね。

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2008/05/06

「田村はまだか」 朝倉かすみ(著)

Photo 数週間前の新聞で紹介されていた本。新聞はザット目を通していた程度だったが、『田村はまだか』というタイトルのインパクトで目が留まり、書評の全文を読んだ。面白そうだと直ぐに何店舗か書店を回ってみたが軒並み品切れ、通販関係もどこも入荷待ちという状態だった。新聞各紙で取り上げられたり、口コミなどから広がって行き、2月に発刊された初版分の在庫はあっという間に底をつき、増刷が間に合わなかったようだ。こうなると何がなんても読みたくなっちゃうんだよね(^^;
先日やっと手にした。やや期待が膨らみ過ぎた感はあるが、裏切られることはなく、私も「田村はまだか」と呟くことになった。

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2008/04/24

『医学のたまご』 (著)海堂 尊

Igakunotamago『医学のたまご』は、海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』から始まる”東城大医学部シリーズ”の流れを(ちょっぴり)汲む本。田口や高階がほんのり登場。・・と言いつつ、実はシリーズで読了しているのは『ブラックペアン1987』のみだったりする。映画鑑賞後に『チーム・バチスタの栄光』を読もうと準備していたのだが、すっかり後回しになって未だに手付かず。(いろいろ割り込みがあったもので)
この本は「ブラックペアン」の読了直後に読んだもので、今更な感想UPなのだが、低年齢層向けながら、だからこそ基本的で教訓めいた内容が面白く、いつか紹介したいと思っていた。

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2008/04/22

『クジラの彼』 有川 浩 〔著〕

Kujiranokare_3 すっかり気に入ってしまった有川作品。次はデビュー作『塩の街』まで遡ろうかと思ったが、古本屋で程度の良いこちらを見つけたので先に購入。
陸・海・空、自衛官の恋ばかりを集めた短編集。(ちなみに”クジラ”は潜水艦を表していたりする) どれにも共 通して言えることは「ベタ甘」だということ。・・・というのは、もはや定番であり言うまでもないが、自衛官の恋愛は同業、もしくは関連企業の人間でないと難しい、といった印象を持ったこと。(ほとんどがそんなカップルだったし)

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2008/04/09

『阪急電車』 (著)有川浩

『図書館戦争』シリーズで、すっかり嵌った有川作品。デビュー作からの「自衛隊3部作」はまだ読んでいないけれど、”連作短編集”の構成に惹かれてこちらを先に読書。
・・したのだけど、本日、フライングで『別冊図書館戦争Ⅰ』をゲット。
早速取り掛かっている途中なのだが、もう劇甘で悶絶しそうな気恥ずかしさと大爆笑に、先に章タイトルだけネタバレしたくなった。
1.「明日はときどき血の雨が降るでしょう」、2.「一番欲しいものは何ですか?」、3.「触りたい・触られたい二月」、4.「こらえる声」、5.「シアワセになりましょう」
このシリーズを知る者ならば、これだけで妄想が掻き立てられてしまうのでは?happy02
(感想は読み終わってから改めて♪)

Hankyu_4さて本題へと戻ると、この作品はタイトルのまんま”阪急電車:今津線”が舞台。片道が8駅:所要時間約15分という地味なローカル線だ。それでもひと駅ひと駅停車する毎に利用者の一部が入れ替わり、車内の風景は変化していく。人間の数だけあるドラマ。その中の一部にスポットを当て、まるでひと駅毎のリレーのような、客同士が少しずつ重なり合いながらバトンを受け継いで行くような、そんな16編の物語で出来ている。

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2008/03/17

『図書館革命』 有川 浩 〔著〕

Libralywer4『図書館戦争』シリーズも、第4弾『図書館革命』でラストを迎えた。最終巻の内容にふさわしく、あれこれと決着が見え(経過観察中もあるけれどw)すっきりとした後味に纏めてくれたことを嬉しく思う。(ィャ、甘いけど)
物語は、原発テロを切っ掛けに、図書館法ひいては図書館と図書館隊の存亡がかかった大事件へと発展し、最大級の作戦がベースとなって公私の様々な決着が描かれている。
劇中での争点はともかく、『図書館革命』の状況は現実の何かに置き換えて考えらるもので あり、単なるベタ甘ラブストーリーといえない社会的な面が感じられ、読み応えのある作品だった。

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2008/03/16

『図書館危機』 有川 浩 〔著〕

Libralywer3 『図書館戦争』シリーズも、第3弾『図書館危機』へと突入。
現在、アニメの公式ページTOPは、郁と可憐な花が舞っている画像が使用されている。どこと無くイメージに合わないと思っていたが、「小さな白い花」の意味がココへきてやっと理解できた。実は”図書隊”の徽章(正階級以上)にデザインされている花の模様は”カミツレ(カモミール)”とわかった。そう言われれば、ちゃんと”カモミール”の花に見えてくる。
なんだかキーアイテムになりそうな”カミツレ”。デザイン化の由来には泣けたー(TT)・・・というか、ヤラレタ!それどころか後半に入ってからはボロ泣き。次々に襲ってくる切ないエピソードの数々には、嬉しくも悲しくも、何度となく泣いては持ち直すの連続だった。最終的には持ち直すまえにトドメを刺されて撃沈してしまった。

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2008/03/12

『図書館内乱』 有川 浩 〔著〕

Libralywer2『図書館戦争』シリーズの第2弾『図書館内乱』も面白かった!
今度は短編5篇で構成されているが、連続する続編の数々というもの。時系列を乱すことなく現在進行形で続いている事件、突発的な事件をベースに、堂上班各メンバーや柴崎にスポットを当てた形で描かれている。事件は図書館内部(がらみ)から勃発するものばかりで、また個人攻撃など内輪的な要素も強く、「内乱」とは上手いネーミングと思う。
1章は、郁の両親訪問(査察)。2章は、小牧の恋話。3章は、柴崎の素顔。4章は、手塚家の確執。第5章は、陰謀?!に巻き込まれる郁、そして遂に王子様の正体を知る郁、というもの。
(以下、「王子様」の正体などのネタに触れているので、ご注意を。)

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2008/03/06

『図書館戦争』 有川 浩 〔著〕

Librarywar 4月から”ノイタミナ”の枠ではじまるアニメーション『図書館戦争』。Production I..Gの制作であり、ボイスキャストに石田彰さんが含まれていることから興味がわき、調べてみたらなかなか面白そうそうな原作。「オススメ」ともいうことで、早速読んでみた。
正義の味方の如く颯爽と現れ、自分と本を救って去っていった図書隊の「王子様」の後を追っかけて、同じ道を進んでと図書隊員になっちゃうような単純かつ一途な女の子がこの物語の主人公:笠原郁。まっすぐ過ぎて無鉄砲、思慮の浅さから暴走すること数知れず・・でありながら、仲間や教官・上官の叱咤激励と経験で、(一応)使える隊員に成長していく物語、になるのかな?

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2008/02/21

『ホルモー六景』 万城目学 (著)

Horumo6 『鴨川ホルモー』の続編であるこの『ホルモー六景』
別角度による6編のスピンオフ短編が纏められていることから『ホルモー六景』として後付されたタイトルなようだ。(「ホルモー六景」というタイトルの短編は無い)
完全に”安倍”の視点ひとつだった『鴨川・・』であり、描かれようのない(安倍の知らない)裏舞台や別のドラマが垣間見れ、どれも一見無関係のようでいてきっちり『鴨 川・・』の流れとリンクするのが面白い。常に中心に”ホルモー”がある。個性的なNewフェイスはもちろんだが、馴染みの顔や名前がチロチロと登場するのはやはり嬉しいところ。

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2008/02/07

『鴨川ホルモー』 万城目学(著)

HorumohTV放送に先立って『鹿男あをによし』を読んだらなかなか楽しめたので、万城目作品を遡って読んでみる事にした。
今度は京都が舞台。『鹿男・・』もそうだが、古都の慣わしを感じさせる物語を好んで読む私であり、また「式神(オニ)」が登場するファンタジーとなれば、間違いなく圏内な作品であることも理由のひとつである。
物語は、京都在住の大学(京都大学・京都産業大学・立命館大学・瀧谷大学の4大学)間における、伝統あるサークル活動”ホルモー”を主軸におりなすドタバタ群像劇である。

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2008/01/23

『ブラック・ペアン 1988』 (著)海堂尊

”日本武尊”といえば「ヤマトタケルノミコト」と読むのは一般常識だが、”海堂尊”を「カイドウ、ソン?」なんて、見事に”タケル”と読めなかった自分が情けない。やっぱり地名と名前は難しい(と自己弁護)
『ブラック・ペアン 1988』は、2月9日に映画の公開される『チーム・バチスタの栄光!』シリーズの最新刊(続編)である。
シリーズ続編ながら、舞台が20年ほど過去に遡った物語であり(回想でもない)、主人公も異なるらしい。・・・ということで、私が実はシリーズをまるで読んでいない。そもそも旅先で、「間違って2冊買ったから、あげる」といきなり渡された本だったりする。
今まで読んだことのない作家さん(どころか現役医師とのこと)だったが、「あかん隊さんのお墨付きであらば」と遠慮なく頂くことにした。・・が、やっぱりなかなか手が出ず後回し。既に2ヶ月も経ってしまったけれど。(^^;)
結論から言えば、オススメなだけあって、医療現場の実態が興味深く、グレーな世界がとても面白かった。専門用語もあるにはあるが、内容は難解というもので もなく、読みやすい本。(若干、これだけでは尻切れトンボの感が無きにしも非ずだけど、未来で解決されている可能性はありそうだね。)

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2008/01/10

『鹿男あをによし』 万城目学(著)

Shikaotoko_2 「あをによし」とは、”奈良”にかかる枕詞だそうだ。
和歌は得意じゃないので「そういう意味だったのね。」と納得する。枕詞といえば「たらちね~母」くらいだもんね、自信をもって答えられるのは(^^;
さてこの本、ドラマの放送開始には間に合うようにと思っていたのだが、読み始めたらサクサク読めてあっという間に終わってしまった。
話はわりと単純。いろいろな伏線が散りばめられていて、映画『キサラギ』の時と似たような感覚が味わえた。キーワードさえ見逃さなければ、簡単に次のネタの先読みができるのだけど、一つ一つにたどり着くまでの過程や経緯がとても愉快。伏線も余すところなく回収しているのは見事である。(判りやすいので答え合わせが楽しいとも言うけど。)
ただ、強いていうなら、この作品は一貫して「おれ」という鹿男の一人称で語られていて、そんな「おれ」は他者から「先生」としか呼ばれず、結局最後まで本名が明かされない。京極夏彦著の『百器徒然袋』でも意図的に名前を隠した書かかれ方がされているけど、最後の最後には明かしてくれたこともあり、きっと最後のオチだろうと、「鹿男」としての運命を感じさせる名前をアレコレ想像していただけに判らずじまいなのはちょっと残念だったかなー。
※ちなみにTVでは名無には出来なかったらしく「小川孝信」というらしい。

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2007/12/26

『しゃばけ』シリーズ

Omakenoko_2 11月にTVドラマ化された『しゃばけ』(次回作の『ぬしさまへ』もドラマ化決定との事)。
そうと知らずに読み始めたのはTV放送前だったが、チビチビと読み進め、とりあえず文庫化された4作分(『しゃばけ』『ねこのばば』『ぬしさまへ』『おまけのこ』)までを読み終えた。
シリーズは、『しゃばけ』以外はどれも短編で、文体もやさしく小学生でもサクサク読めてしまいそうな軽ーいファンタジー時代小説。
主人公の長崎屋一太郎(=若だんな)は血筋柄、様々な”妖(あやかし)”を視ることができ、妖たちに取り巻かれた暮らしをしている。ほとんどがフレンドリーな妖ばかり。よって和やかな雰囲気に包まれている。(ちなみに”妖≒妖怪”である。混同している人が多いようだけど、作者もそこはキッチリ線引きしているのでご注意あれ。)
物語は、病気で寝付いているか、甘やかされているか、という若だんなの日常の中で、”人間”の起こした騒動に巻き込まれたり、あるいは自ら首を突っ込んだ りして関わってしまった事件を、ほとんど一太郎の保護者的な妖の兄や達(仁吉&佐助)や、優しい若だんなが大好きな小物の妖(鳴家=やなり)、”付喪 神”らの手を借りながら事件を解決へと導くような”謎解き・捕り物”系の要素なども盛り込まれ、病弱だけど頭の切れる若だんなの(ちょっとインチキ)な” 安楽椅子”探偵っぷりが爽快感をもたらしてくれるお話が多い。

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2007/12/02

『砂はマのつく途の先!』読んだ。

Sunama 1年半ぶりにやっと続きを読むことができた。できた・・・が、ここでも終わらず。とりあえず次巻は「暖かくなるころには・・」とあとがきに書かれていたので、左程待つことなく、今度こそ「聖砂国編」の完結を見ることが出来そうではある。
それにしても、1年半のブランクは大きい。せめて「聖砂国編」くらいは復習しておけば良かったと読み始めて思ったが、既に本を手放していた私には無理な話。手元にある人は、ざっと斜め読みくらいはしたほうが良いかも。特にバラバラになっている多数の登場人物の動向はグループ別に要チェックかな。
それでも私は、自分のブロク記事で少しおさらいできたので、それなりには思い出せたけれど、記事に書かれていなかったその他大勢にはやや苦戦。ま、その苦戦が最後にサプライズとなったのは結果オーライだったかな?(^^)
(以下、ネタバレです)

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2007/10/23

『しゃばけ』 畠中恵(著)読んだ。

Syabake_2 「物の怪」だの、「妖怪」だの、「妖」だのが登場する書籍やアニメ・漫画を好む、そんな私が何かの拍子に出くわしたのが『つくもがみ貸します』というタイトルの本だった。”付喪神”というフレーズにスルーできなかったのは言わずもがな。時代小説でもあり思い切り興味をそそられたのだが、ハードカバーの新刊であったことから買うには至らず。
折角なので、その作家さん(畠中恵さん)を検索してみたら、「妖怪モノ(らしき)本」がわんさか。しかもシリーズ化されるほどの人気作まであるっぽい。「これは一度読んでみるか?」ということで文庫化されていた第1作目の『しゃばけ』を購入。

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2007/10/15

『沙門空海 唐の国にて 鬼と宴す』 夢枕獏(著) 読んだ。

Shamon_2全4巻。 獏さんの本だけあって面白いし、とても優しいから読みやすいのだけど、途中、他の本に浮気すること数知れず。結局すべてを読み上げるのに3ヶ月も掛かってしまった(^^;) 実際、この作品は完成までに足掛け17年の歳月が掛かってしまっている事を思えば、「3ヵ月ならカワイイもの」と自己弁護しつつ、読み終えた満足感に浸っている。
物語は、遣唐使として唐国は長安の都へと渡った留学僧:沙門空海と、同じく儒学生:橘逸勢が遭遇する、歴史的にも名高き玄宗皇帝と楊貴妃にまつわる一連の「怪事件」の一部始終+αである。

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2007/08/03

『四季』(森博嗣:著)~春・夏・秋・冬

Spring_2 6月に”S&Mシリーズ”を読み終わってからしばらくお休みしようと思っていた森作品。しかし、そんな矢先に『スカイ・クロラ』の映画化が発表され、完全に途切れることなく読み続けることとなった森作品だった。
そして、まずはS&Mシリーズの短編を含む『地球儀のスライス』と、更に”Vシリーズ” にもリンクしている”真賀田四季”を中心に描かれた『四季』4部作を読み終えた。

『地球儀のスライス』では、S&Mからは2編が収録されている。どちらも萌絵の執事である”諏訪野”に拍手!ということで、短編としてとてもいい感じだった。その他も謎めいた雰囲気の作品に満たされていて、手軽に読める作品集だね。

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2007/07/30

『フィロソフィア・ロボティカ』 櫻井圭記(著)

いやーさすがにすんなり、と言うわけにはいかなかったけれど、かなり興味深くてとても面白かった。
【”人称代名詞”を切り口に説き明かす現代日本ロボットの最前線。人文系ロボット文化論(「7&Y」より) なんて書籍説明がされているだけあって、固い内容といえば固いのだけど、例題としてあげられるモノが、どれも身近な(もしくは知っている)モノであることから、容易にイメージを湧かせることが可能であり、数多い注釈で、画像や櫻井さんの余談が添付されていることによって、とても理解しやすくなっていると感じられた。

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2007/07/09

『フィロソフィア・ロボティカ』到着。

書籍・DVD・CD・キャラグッズ等限定的ではあるけれど、最近ネットショップを利用することが多くなっている。結局は品揃えが充実していて(たぶん)信用・信頼・安心度の高い大手2社(Amazon・7&Y)を利用することがほとんどなのだけど、他を利用することもある。(むしろ小さなところほど極め細やかな対応をしてくれる場合が多い)
ネットショッピングは、クレジット決済のセキュリティ問題や個人情報漏洩問題なども不安な要素も多い。出来ることなら店頭での現金引換が一番好ましいのだけれど、確実性であり使う労力を合わせて考えると、やはりネットの利便性は捨てがたい。
「それでもネットショップはなぁ・・」と言う人もいる。それはそれで良いと思う。けれど、様々な危険性を忘れさえしなければ、「上手に付き合って損はない。」それがネットショッピングに対する(今の所の)私の見解かな。
Philosophiarobotica ・・・と、タイトルとまるで無関係な話題から入ってしまったが、本日、I.G作品で多くの脚本を手掛けている櫻井圭記さんのマジ本『フィロソフィア・ロボティカ-人間に近づくロボットに近づく人間-』(毎日コミュニケーションズ:2,625円)が到着した。本当は発売日が7/10なのだが、こうして地方に居ながらフライングゲットできるのも、ネット購入の利点かもしれない。もしかしたら10日に店頭へ出向いたとしても発見できるかどうかわからない本だし。(・・と言ったら櫻井さんに失礼だけど・・^^;)

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2007/07/06

『陰陽師~夜光杯ノ巻 : 夢枕獏(著)』 よんだ。

Yakouhai_2 短編九篇を収録した久しぶりの新刊。書き下ろしがないのは残念な気はするが、掲載雑誌をまったく読んでいない私としては何ら問題なく、新刊を遺憾なく楽しめた。
必要以上に説明がないこのシリーズなだけに、スルスルと読めるのは相変わらず。あっというまだった。
釈然としないことを嫌う博雅に対して、多くを語らない清明も相変わらず。清明&博雅コンビも長くなってきただけに、より親密度が増しているように感じられる。

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2007/06/12

安倍清明VS沙門空海・・・夢枕な新刊

安倍清明、源博雅らが活躍する、『陰陽師~夜光杯ノ巻』 夢枕獏(著)の発売を29日に控え、連載雑誌をまったく読んでいない私は、「文庫化までなんて待てない!当然買いっ!」と、すでに予約済みで今からワクワクしているのだけど、立て続けに『沙門空海唐の国にて鬼と宴すシリーズ(全4巻)が廉価版となって発売されると知ってゆれている。
2004年のハードカバー発売時には、購入を迷いに迷いながらも最終的には「文庫化を待とう・・」と断念し、その日が来るのを待ち焦がれていたのだが、今回のコレは廉価版どまり。値段的にも半額以下となり申し分はないのだが、おそらく1年以内の文庫化もあり得そうで、「ならば、もう少し待っても遅くはないのでは??」などと考えてしまったりもしている。
発売当時の新聞かなにかの新刊書評を読んでめちゃくちゃ興味を持った作品。”清明=空海”、”博雅=橘逸勢”という”仏教版:陰陽師”らしく、いつもながらの夢枕獏調でとても読みやすい作品とのこと。
むむむ。買うべきか、待つべきか・・・。
1・2巻の発売が7/20ということで、急いで決めることでもないのだけど、それまでに今積んである本がどれ位消化できているか、なのかな?(^^;) 一気に読みたいと思えば、3・4巻の発売日に合わせてもいいし。(・・って買うきマンマン?w)
京極氏の「ふるいかいだん(旧怪談)」も7/5発売されるし、お気に入りの作家さんの作品が目白押しで嬉しい反面、時間のやりくりが益々大変。夏の新作映画も次々と登場するし、どないしょー。

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2007/05/24

『犀川&萌絵シリーズ』:森博嗣(著)、読了。

今年1月から読み始めた森博嗣氏の小説”犀川&萌絵シリーズ”(全10作)をやっと読了。5ヶ月もかかってしまった。”分厚い”京極夏彦作品を苦に思わない私ではあるが、さすがに”10冊”となると一気とは行かない。これまでにも何度か『どうしても萌絵が好きになれない』と言ってきたけれど、これも進まない原因の一つ。やはり最後までダメだったわけで、それがこのシリーズの第一番目の感想。

1作目の『すべてFになる』から10作目の『有限と微少のパン』の間には、約4年という月日が流れていた。本来は前半の5作で終了するはずが、プラス5作で全10作になったとのこと。全般的に”普通”な前半5作だったが、追加された後半では”見せ方”に「作者のチャレンジ性」を感じ、作者に対して『こんな書き方も出来るようになったんだ。。』と、思ったものだった。(偉そう~...^^;) 「違った作風」へのチャレンジと同時に「読者対するチャレンジ(挑戦)」も感じらるようになった。それは確かに『ああそうか、すっかり騙されたぜ。』・・なのだけど、その”騙す内容”と”騙し方”が許せるか、許せないかは読者の好感度次第かなー?なんて思う私だ。(私は、どちらかというと、後者かなぁ)

以下、シリーズの雑感など。

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2007/02/13

「ファジィ」でもいいか?!

映画『バブルでGO!!』をみて、当時の流行語のほとんどが今や死語となり、得てして、流行語とはあくまで流行語であり、定着しないものなのだなぁと改めて思