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2017/02/10

2月も半ばになろうかと。

放置したまま年を越してしまった。あはは

まぁ単に怠けていただけである。せめて月一更新をと思ってたのだがそれすら達成できないってもはや末期?
とりあえず「1月は帰省やら法事やらで何かと忙しくしていたし・・・」と言い訳がましく書いてみるものの、それがどれほどのものだったかは自分自身が何より知っているから、素直に怠慢を認めてしまおう。

一応12月半ばから見た主な映画。

●『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
エピ4でルークが破壊した「デス・スター」の設計図を奪取作戦の詳細が描かれた物語。
文字だけの存在でしかなかった者たちに見事に命が吹きこまれ、そして文字通り命懸けで戦った彼ら。なんだかエピ7よりグッときた。
そして最後の最後に登場したレイア姫やロボットたち。続けてエピ4が見たくなる。
残念なことに、急逝してしまったキャリー・フィッシャーさんのご冥福をお祈りいたします。

●『海賊と呼ばれた男』
原作は未読。岡田君だし・・・ととりあえず見に行った。
出光興産の創業者:出光佐三をモデルに、その一生と会社の成長を描いた物語。
どこからどこまでが本当の話か分からないが、主人公:国岡の信念やら気概やら、己の力で何度も首の皮一枚のピンチを凌いできたかを見せつけられると、今現在、昭和シェルとの業務提携から合併話に大株主である創業者一族が難色を示すのも分からないではない、といった感じ。とはいえ、それとこれとは別の話なのではないかなぁとは思うのだが。
なんであれ松下幸之助だの、本田宗一郎だの、戦後日本の基盤を作り尽力した男たちはカッコよいよね。

●『ザ・コンサルタント』
ベン・アフレック主演による本格アクション劇。アンチヒーローでありダークヒーローな感じが良かった。
表は天才的な会計士、裏ではかなりヤバイ凄腕暗殺者。主人公がもともと自閉症でサヴァン症候群ということで成り立つ話なのだけど、彼が出来上がるまでであり、過去と現在が繋がっていくサスペンス調のつくりがなかなか面白かった。
良くも悪くも病気からくる一途さや天然さが一服の清涼剤。
弟くんとか協力者とかの伏線は簡単で驚きは少なかったけれど、安心安全は好物だから心地よい。
結構気に入ったのだけど続編とかあるのかな?

●『マグニフィセント・セブン』
いわずと知れた『七人の侍』『荒野の7人』を原案にした、デンゼル・ワシントンによるコッテコテの西部劇。
これに説明は無用。パッキリと分かれた良いヤツと悪いヤツ。悪をやっつける側の大活躍を手放しで愉しむべし、だよね。

●『ドクター・ストレンジ』
マーベルの新しいヒーローにベネ様がなるということで、不安半分ながら楽しみにしていた。けれど、不安は杞憂で高慢ちきからお茶目さんまで何でもこなせるベネ様だけに、キャラとの相性は良くはまり役だった。
始まりの物語なのでどうしてもスロー展開になってしまうのだけど、映像美には圧倒され、アクションとコメディを同時に堪能できることろに満足。
そして思いがけないソー様の登場につい顔がニヤついてしまった。
おなじみEDでの「ドクター・ストレンジは帰ってくる」の文字には、素直に「お帰りをお待ちしております」と思うところであった。

●『この世界の片隅に』
『君の名は。』が快進撃を続けているなか、こちらもクチコミで広がりを見せ、とにかく評価が高いので遅ればせながら見てきた。
評判の良さは見れば納得。
終戦間際の広島を舞台にした戦争もの、「はだしのゲン」や「火垂るの墓」等からは悲惨さ凄惨さばかりが最後に残ってしまうのだが(まぁそれらは究極の事実と現実を描いたものだから仕方がないのだろうが)、この作品は少し違っている。適度に遊びの幅があってギュウギュウとした締め付け感がない。もちろん過酷な現実は描かれており、決してそれを美化しているわけでも、現実逃避するように面白可笑しく描いているわけでもないのだか、言うなれば自然体、ありのまま、といった感じだろうか。見やすさ、心地よさはそのあたりにあるように思う。
物資不足は知識として知っているが、人々の創意工夫にほっこりしてしまった。
波をウサギに見立てた絵、あれはとても素敵だったな。

今年もアカデミー賞の季節がやってきた。
だがしかし、今回は日本での公開済みは少なくて予想もへったくれもないのよね。逆を言えばこれから春夏に向けての楽しみが増えるということ。なんだかんだ言ってもオスカーがらみの作品は良作揃いだもんね。待ち遠しいね。

ということで、月一の更新とか公約は出来ないけれど、不定期更新でも続けていきたいとは思ってますので、よろしくね。

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コメント

こんにちはー。

「ザ・コンサルタント」
アクション映画によくある、諸事情は前置き程度のものより、人物像の成り立ちを追いながらの組み立てが良かったです。
私もこれ続編観たい。
「ジョン・ウィック」のキアヌより、ベンの方が敏腕スナイパーが似合ってたし、ドラマ性もあったもんね!

私も映画は観てはいたけど劇場よりもっぱらWOWOWだった。
実際、あまり観たいと思う映画がなかったこともあるんだけど、以前のように、とりあえず観たら書くというような行動が取れなかったんだよね。
いつからか自分で勝手に義務化してたみたいで、観ても書きたいと思えなかったし、面倒臭いというか、意欲がないというか、、、(汗)。
半年以上ブログから離れてみて、気持ちにゆとりがないとやる気も起きないし続かないんだなと把握できました(爆)
今は一切無理する気もなく(笑)メモ代わりでもいいかな~ぐらいで続けていこうかと。
たいむさんもマイペースでね。
またボチボチと宜しく。


投稿: オリーブリー | 2017/02/15 16:23

こんにちは。お久しぶりです!!!

この世界の片隅にはとっても好きでした。去年のランキングに入れちゃいました。
オスカーからみの映画も楽しみです。

私もすっかり更新が不定期になってしまっております。自分でも書きたいときに書くって思ったほうが、かけるんだって思ってから、更新もきにならなくなりました(笑)

投稿: Nakaji | 2017/03/05 21:33

■オリーブリーさん、こんにちは
すっかり遅くなってしまってすみません。

私もキアヌよりベンが好き♪
ベンよりマットだけど(笑)

生で見ていたけれど最後の最後でまさかの大波乱だったアカデミー作品賞。
それはそれとして日本未公開が多いだけにこれからしばらく楽しみですね。

ちょいちょいお話いたしましょうねw

投稿: たいむ(管理人) | 2017/03/07 14:33

■Nakajiさん、こんにちは
「この世界の片隅に」、良かったですよね。
補完の意味からも原作も読みました。映画は本当に良く纏めてあったと思います。

気軽なSNSの登場からブログ衰退がはじまった気がしますが、書けるだけ書き倒せる場としてブログはいいなって思ってます。
こうして時間の経過をそれほど気にせずにコメントのやり取りできるところも良いしね。

気分次第でって感じでやっていけたら良いですね。
これからもちょいちょいって感じでよろしくね(^^)

こちらはだんだん春の気配ですが、そちらはもうひと踏ん張りかな?気温の浮き沈みが激しい季節でもあり、体調にはお気をつけて。

投稿: たいむ(管理人) | 2017/03/07 14:48

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田舎町で小さな会計事務所を構えるクリスチャン・ウルフ(ベン・アフレック)は、裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。 アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、なかなか正体を掴めずにいる中、ウルフのもとに大手メーカー、リビング・ロボ社の財務調査依頼が舞い込み、同社の経理担当デイナ(アナ・ケンドリック)と使途不明金の解明に乗り出しすが…。 凄腕の殺し屋の顔を持つ会計士...... [続きを読む]

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