「機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起」みた。
”シャア・アズナブル”に成り代わるには本人をどうにかしなければならないわけで、彼を殺めるにしてもどうするのかと思ったら、なるほど。
直接自らの手は汚さず、しかし確実に・・・って実に姑息な手段を計算で実行しちゃう当たり、もはやあのシャアだなぁって。
既に目的の為に手段は択ばないってスタンスを固めていて、あくまでも最終目標に届くまでは決して急がず慌てず冷静にをもっとうに、常に全体を俯瞰して先を読み、目先のチャンスにもぶれたりはしない。けれどここぞというタイミングは逃さず、使えるものは何でも使い、悪魔の囁きで仲間をもあっさり陥れる。
もちろん学校では優秀で公明正大な学生を演じ、周囲の信望を集めてリーダー的存在に。また周到にガルマを手玉にとることで、ガルマの信頼を得、当たり前のように肩を並べる立ち位置を獲得。長期戦覚悟ながら着実に復讐の道を進み始めている。
モビルスーツ開発も着々と進行中。トップシークレットをあっさりシャアに喋っちゃうガルマお坊ちゃまが愛おしくなる。デギンパパのガルマ溺愛っぷりもお見事。実はこの親バカがギレンの野望の進行を少なからず遅らせていたのかと思うと、少しばかり微笑ましく見えてきたりもして。
また、後にドズルの妻となるゼナがシャアやガルマと同期生だったのには驚き。学年8位の成績というからかなり優秀な士官候補生。ドズルに懇願されて泣く泣くエリート街道を断念したのかな?ミネバは概ね母親似なんだね。
などなど、ちょいネタ的にザビ家のアレコレが沢山描かれているのが楽しい「THE ORIGIN」に思う。
それはそうと、シャアにそそのかされたガルマを筆頭にした学生たちの連邦軍に対する武装蜂起が「暁の蜂起」ということで、これが事実上「1年戦争」の発端ということだったけれど、そう考えると実はシャアの罪ってものすごく重いのでは?とか考えてしまった。
いよいよレイ親子がサイド7に移住し連邦のMS開発も本格化。次回で「シャア・セイラ編」は終了するけれど、引き続き「ルウム編」の製作が決定したとのこと。まだまだ楽しませてもらえそうでとても嬉しく思う。
とりあえず、秋公開予定の第4話「運命の前夜」を楽しみに待ちたいと思う。
| 固定リンク | 0
コメント