「さらば あぶない刑事」みた。

『あぶない刑事』シリーズの10年ぶりとなる劇場版第7作。
終わる終わると見せかけながら、とうとう7作目まできてしまったこのシリーズ。でも今度こそ本当に「さらば」かなって思うもので、長年のファンとしては大満足の『さらば あぶない刑事』だった。
変わらないのが本当にイイ！還暦なんてとっくに過ぎている御二人の大奮闘がサイコーに素敵だった。

定年退職まであと5日となったタカ＆ユージが、最後の〆に選んだ事件が中南米マフィアとの対決。周囲は無事彼らを定年退職させたいと思っているのに最後の最後まで頑張っちゃうのが彼ら。
そのお蔭でタカさんの彼女は事件に巻き込まれちゃうし、同じくユージが更生させようと目をかけていた若者は自らを首を突っ込んで痛い目にあっちゃうし、それなりにストーリーはあるものの、見どころというか、往年のファンのお楽しみはそこじゃないってね。

冒頭からの早速ユージのセクシーダンス。
「RUNNING SHOT」をBGMに激走するユージ。
ゴールドのレパードで爆走するユージ。

英字新聞片手にお茶するタカ。
彼女と優雅にダンスするタカ。
ハーレーの手放し運転でショットガンをぶっぱなすタカ。

もう涙が出そうなくらい彼らのまんまだった。

パシリがら課長に昇進したトオルもやっぱり彼らの前ではただの先輩・後輩。
カオルの奇抜な衣装と奇行は相変わらずで、ここぞってところでカッコよく登場する松村（元課長）。中さん、パパ、瞳ちゃん、懐かしい仲間たちも健在でイイ仕事をしてくれる。

なんのてらいなく昭和の香りプンプンさせた刑事モノのあり得ねぇが許されるのはこのシリーズだけじゃないかしら。

定年退職ってことで今度こそ「デカ」は最後のはず。本当にこれで終わるならば最高の幕引きになったんじゃないかな？

好感度：★★★★★（ご祝儀！）