「コードネーム U.N.C.L.E.」みた。
1960年代前半、国際犯罪組織が第2次世界大戦時に核兵器の開発・製造に携わった科学者を拉致監禁し、核兵器とその技術を手中に収めようと暗躍。
”核を持つ者=世界を統べる者”という時代、米ソ両国はそんな由々しき事態に対応すべく、互いに有能だが少々曰く付きなエージョントを送り込む。それがCIA工作員ナポレオン・ソロとKGB工作員イリヤ・クリヤキン。
一時的とはいえ、昨日まで敵対していた相手と仲良く作戦を遂行しなさいと命令されても、素直に仲良くハイそうですか、とはいかない。けれど”曰く付き”の部分で強制的命令されてしまえば共闘する以外の選択肢がない2人だから、シブシブ共に作戦を開始する。
どちらも凄腕の名にふさわしいエージェント。それでも互いに得手不得手があったりで、最初こそは背比べの応酬。でも最終的には補足し合うという感じになるわけで、ありがちだけど名コンビへと変化していくのがとても面白かった。
作戦の協力者となったのが組織に拉致られているドイツ人科学者の娘ギャビー。彼女がまた妙に肝の据わった強い女性で、素人らしからぬ活躍を見せると思ったら案の定。
アメリカにしてもソ連にしても最終的には核の技術狙いなわけで、チーム解散時には「昨日の友は今日の敵」を命令するのだけど、そこはまぁ曲者チームが1枚上手をいうことで。
レトロ感、アナログ感が新鮮でオシャレ。ハイテクになるばかりのスパイ映画で、それはそれで良いけれど、原点回帰といった駆け引きやユーモアに満ちていてとても良かった。
好感度:★★★★
シリーズものになりそうな感じだけれど、イリヤとギャビー、お約束の繰り返しはいつまで続くのかなぁ~
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コメント
ほんとレトロ感が出ていて、これはこれで新鮮味がありました♪
ド派手なアクションはあまりありませんが、台詞の掛け合いが面白くって…。
是非ともシリーズ化して欲しいところです。
投稿: BROOK | 2015/11/17 14:20
■BROOKさん、こんにちは
懐かしくて新しいタイプのスパイ映画。
アナログ回帰は流行りですかね~~
スーツのスパイも流行りそうですし(^^)
今年はスパイ映画が豊作ですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2015/11/17 18:29
水と油のような男の掛け合いがコミカルで面白かったです。
敵地から逃げ出した時のボートの件、結構、笑えた!!
相手のバトルをシラーと見てるって、「シャーロック・ホームズ」でもあるよねー(笑)
終わりが始まりのような終わりだったので(←ややこし)これ続編ありそうですねー、せっかくヒュー・グランドも出てるんだし、ちょっと期待(笑)
投稿: オリーブリー | 2015/11/20 01:08
■オリーブリーさん、こんにちは
誰かの愛妻弁を食べながら傍観。あれはワザと海に落ちたのかしら?
そそ、1人でやらせてるシーンは「シャーロック・・・」にもありましたね。
そしてもう1人のヒューさま。
最近見ないと思っていたら、ほんといつのまにか老けましたね。
でもまた近々ありますね。
ラブコメ系?十八番だし楽しいです。
投稿: たいむ(管理人) | 2015/11/20 08:10
お久しぶりです。
お引越し、お疲れさまです~~。(って今さらですが)
映像と、粋な掛け合い、楽しかったです。
でも、2時間の上映時間なんですが、もう気持ち短くても・・
もう少し観たかったなぁ~くらいで。
次回もありそうなので、それはそれで楽しみです。
投稿: mariyon | 2015/11/20 23:09
■mariyonさん、こんにちは
おかげさまで日常生活は通常運転になりました。
粋って表現がぴったりですね~
最初だから説明も多いし、エピソードも欲張って詰め込んだ感はありましたが、最初から最後まで楽しめました。
次回はもう少しスマートになるのではないかしら?
あれば楽しみです!
投稿: たいむ(管理人) | 2015/11/22 23:33
たいむさん☆
レトロ感が小粋で完全にツボってしまいました!
二人の掛け合いが楽しいけど、ギャビーとクリヤキンのあとちょっと…は何度も有り過ぎると飽きちゃうよね(笑)
投稿: ノルウェーまだ~む | 2015/12/02 11:27
■ノルウェーまだ~むさん、こんにちは
リメイクだからではあるけれど、レトロ感が妙にイイ感じに作用している感じで、私も好きです。
>ギャビーとクリヤキン
今回は未遂のみでまぁOKだけど、やり過ぎずに頃合いを見て「とうとうやった♪」な爽快な気分も味あわせて欲しいですね。
投稿: たいむ(管理人) | 2015/12/02 16:41