「アントマン」みた。

マーベルの新たなるヒーロー誕生！
アベンジャーズも1部のメンバーを残して世代交代となり寂しく思ったのも束の間。引退組にイケメン度やスター度は及ばないものの、愉快な仲間が増えて面白いことにはなりそう。
どんどん壮大になるばかりだったところでの逆転の発想的スケール感。ちっさいのにショボくないのは現代技術の賜物か。とても面白かった！

体長わずか1.5センチのスーパーヒーロー。
1.5センチって一般人の肉眼でも見えないほどのモノじゃないし、草むらならともかく、風呂桶の底に居たらゴミだと思ってまず拾うんじゃないかって大きさだと思うのだけど、そこは突っ込んではいけないところなのかな？

今回は1作目ということで、刑務所あがりでうだつの上がらない男が色々な理由から”アントマン”に抜擢され、厳しい訓練の後”アントマン”の能力を自由自在にこなせるようになり、様々な種類の野生のアリを操って、同等以上力を持つ対抗勢力の野望を打ち砕くというもの。

”アントマン”になりきるまでの過程は有りがちな感じだし、おっきくなったりちっさくなったり予想の範疇にあるところも多かったけれど、ボケ加減もしつこくなくてとても愉しめた。

ヒーローものだけに重要なアクションシーンも小さいながら申し分のない迫力感。けれどふいに視点が変わると実際のスケールのちいささに思わず笑いがこぼれてしまう。
とはいえ、パワーは実物大以上なのだから油断は禁物で、あの”ファルコン”相手に互角以上に戦ってしまう実力を披露。折り紙付きとなったところで、案の定、アベンジャーズからスカウト来るし。・・っていうか、何気にシールドだのヒドラだのとバリバリつながった世界観なんだよね。EDでの”アントウーマン”（？）もいずれは、なのかな？

ヒーローの出自も、普段はダメダメだけどやるときはやる仲間もこれまでにないタイプだし、今後も期待のシリーズになりそうだ。

好感度：★★★★

「当たらなければどうということのない」くらいのサイズ差なのに弾に当たってしまった相棒。そうなる予感はあったけど羽だけの演出は切ないわ。