「天空の蜂」みた。
1995年、20年前の日本(福井県)が舞台の未曽有の原発テロ事件。まず制限時間が設定されており、無謀とも言える救出作戦があり、起死回生と思えた作戦が空振り、まさかの実行犯の死亡、なす術なしで迎えたタイムリミット寸前での最後のあがき。最後まで手に汗握る展開の連続だった。
限られた出演者でもあり黒幕は最初からバレバレ。重要機密の軍事ヘリがみすみす盗まれることをはじめとしてアレコレ非現実的と言ってしまえばそれまでだけれど、「安全神話」など、2011年の東日本大震災から福島原発での危うい現実を体験している今であり、世の中に「タラ・レバ」はないものの、改めて考える切っ掛けにはなり得る作品だと思った。
堤監督なだけに、シリアスな展開の連続の中でのガス抜きが効果的だった。原作は未読だけれど、最後に”今”があったのも悪くなかったと思う。
好感度:★★★++
江口くんとモッくん、どっちが年上なんだっけ?なんとなく共通項のない2人の共演が新鮮だった。
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コメント
これを20年前に発表した原作者の東野圭吾氏に驚きますね。
原発とテロを組み合わせて、スケール感溢れる作品に仕上がっていたと思います。
ライバルの東宝社長?が褒めたのも納得。
たしかに人間ドラマも非常に濃厚でした。
投稿: BROOK | 2015/09/21 13:01
3.11の前にこの映画が作られていたら
ここまでの評価はなかったと思うけど、
阪神淡路のすぐ後の時代背景(原作まんまの)というのが
なんだかとてもしっくりきます。
日本人だからタイムリーに感じることってあるし、
だからこそ、この映画に素直に感動しました。
突っ込みどころはあるんですが、
現実社会でも冗談のようなミスや奇跡・偶然もあるわけで
(なんてことを言えばすべてOKですね>(;´・ω・))
全体の中では気にならない程度でした。
とにかく、ドラマにがっつり入り込んでしまいました。
>なんとなく共通項のない2人の共演
たしかに、この2人の顔あわせは良かったです。
でも、仲間由紀恵とモッくんはちょっとないって気がしたんですが(はい、偏見です)
投稿: mariyon | 2015/09/21 17:12
■BROOKさん、こんにちは
ハラハラドキドキ、今ならではという映画でした。
もっと過激で挑戦的にも出来たのかな~という気もしますが、十分メッセージも感じ取れる、堤映画だったと思います。
語弊はありますが予想以上に面白かったです。
投稿: たいむ(管理人) | 2015/09/23 09:25
■mariyonさん、こんにちは
小説は未読なので仲間さん、どう絡むのかな~って思っていたらモッくんととは私も驚きましたよ。
起用は堤監督だからかな?
江口くん×モッくんも良かったけれど、印象として一番カッコよかったのは國村さんだったかも(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2015/09/23 09:30