「ピッチ・パーフェクト」みた。

個性的なメンバーで再出発したバーデン大学の女子アカペラ部”ベラーズ”。彼女たちの友情やプライド、恋模様が描かれている青春ガールズムービー。やや下品でお下劣なところも満載だけど、やっぱり音楽モノは良い。
アカペラチームを扱っているあたり、大学生版『Glee』ってところなのだろうけれど、サクッと映画の尺で纏められているだけに短時間でスカッと爽快。
主役のアナ・ケンドリックは赤丸急上昇だね。

冒頭、【Universal Pictures】のロゴに合わせたいつもの音楽が、既にアカペラで表現されているところにさっそく鳥肌がたったものだが、数分後、まさかの事態に絶句。

バラバラ・ダメダメの部が紆余曲折の果てに一つにまとまるとか、先輩後輩・友人・親子とそれぞれにおける確執から和解とか、それが最終的にはすべが上手く回って大成功を収めるとか、そういう流れは有り勝ちでかなり大雑把だったけれど、成長過程とその集大成が観られれば満足出来てしまうのが音楽モノの良いところ。
ライバルのボーイズアカベラ部のメンバーのビジュアルがもう一つなところに目を瞑れば、どちらも本当に素晴らしくってノリノリになること間違いなし。
やはり音楽モノにハズレはないのだ。

強いて言うならば、唄われているナンバーであり、歌詞までも網羅できていたらもっともっと楽しめるんだろうなと思うところではあるけれど、こればっかりは仕方ない。

現在全米では続編が公開されいて大ヒット中とのこと。今度は日本でも早々に公開してくれるのかな？さらにパワーアップした彼女たちが見られたらとても嬉しい。

好感度：★★★★

アナは『イントゥ・ザ・ウッズ』のシンデレラ。あの人任せシンデレラは好みじゃなかったけど、今回のベッカはとてもカッコ良かった。