「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」みた。
内容は、ロスの有名レストランの総料理長を務めるカールは、頑固で口うるさいオーナーと対立、そのせいもあって料理評論家に自分の料理をけちょんけちょんにブログで酷評されて大ゲンカ。とうとう店も辞めてしまう。
辞めたものの、ケンカの様子がネットで拡散してしまったことから次の職探しは難航。それを見かねた元妻イネスから息子のパーシーと共にマイアミへの旅行に誘われ、シブシブ訪れることに。
マイアミは故郷でありシェフとしての出発点。そこで久しぶりに食べたキューバサンドイッチの美味しさから、カールはフードトラックでの移動販売で再出発することを決心。もと同僚のマーティンも助っ人に加わりパーシーと3人で、移動販売をしながらロスへの帰途の旅を始める・・というもの。
カールの料理は超一流で味は絶品。食べればクチコミで広がるし、そもそも話題の人であり、さらにパーシーがネットで内輪情報を拡散、フードトラックは各地で大繁盛。旅はパーシーとの親子の絆が深め、元妻とも良い雰囲気に。楽しい嬉しいハッピーだ。ここが肝!
フードドラックに行きつくまでが少し長く感じられたけれど、最高のシェフという設定のカールの創作料理のシーンに時間をかけるなど、思わずお腹がなりそうなくらいに美味しそうな料理だったし、後の成功の裏図けにもなっていたので終わってみれば納得。
何より、鉄板でしっかり焼き上げたカリッカリのクロックムッシュ(なのかな?)は絶品!(だと思う)。EDロールで焼き方のコツを披露してくれたの嬉しかったりして。是非試してみたいかも。
ダスティン・ホフマン演じるオーナーが同じコース料理にこだわる理由としてローリングストーンズと“サティスファクション”を例に挙げていて、それはそうだと思ったけれど、「定番」と「マンネリ」をはき違えてはいけない、ってことなんじゃないかと思う。
目玉の看板料理を目当てにリピートすることはあるけれど、それはそのままにプラス目新しさがあってこそ、だよね。
この映画も、実は子供が助っ人に加わった成功物語オールハッピーエンドっていうありきたりな作品なのだけど、定番の安心感に今風の隠し味が効いているから良いし面白くおもうのだと思う。
頑張って時間を作った甲斐があった!
好感度:★★★★
子供が出ている作品なのに「なんでR指定?」と思っていたらそこもなるほど パーシーの反応が可愛くって、可笑しかったなぁ。
1秒動画の完成品。こういうのってジーンとしちゃう。『ニューシネマパラダイス』のキスキスキスが大好きだけど、こういうの見るたびに良いなぁ~って涙が勝手にこぼれちゃう。
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コメント
あっ、あれ、クロックムッシュって言うの(笑)
もう美味しそうで仕方がなかったよぉ~エンドのレシピ有り難かった。
そうそう、1秒動画がほのぼのとしていたし、正しいSNSの使い方を改めて教えてもらったな(苦笑)
私も最初のレディース行けなくて、別に観なくて良いかなとも思ったけど、頑張って時間を作った甲斐があったわ!
投稿: オリーブリー | 2015/03/21 16:26
■オリーブリーさん、こんにちは
フレンチトーストって甘い印象しかなかったので、チーズだしクロックムッシュかと思ったのだけど、あんなにカリッカリなのは見たことも食べたことないので実際のところはどうなんでしょ?
SNSの2面性はちょっと考えちゃいます。
良くも悪くも数秒で世界に拡散しちゃうんですから、やっぱりコワイほうが強いです。
ちょっとおとぎばなしっぽかったけど、こういうのはほっこりしますね。
投稿: たいむ(管理人) | 2015/03/21 17:45