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2015/03/16

「博士と彼女のセオリー」みた。

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難病による車椅子の天才科学者:スティーブン・ホーキング博士の半生であり、彼を愛し支え続けた妻:ジェーンの自伝が原作のヒューマンストーリー。
病気モノは苦手の部類なのだけど、ホーキング博士を演じたエディ・レッドメインが第87回アカデミー賞主演男優賞に輝いてるし、やっぱり外せないよね。

ホーキング博士の名前と『Brief History of Time(時間小史)』くらいはなんとなく聞いたことがあるような無いようなといった感じの不勉強な私であり、難しいことはさっぱりなのだけど、博士の研究であり、家庭においても「TIME(時間)」がキーワードになっている物語なのだろうと思った。

何であれ病気モノは病気モノ。主人公がホーキング博士というだけで、内容としてはそれほど驚くべきものではない。彼の功績を描いた物語ではなく、夫婦の愛の物語なのだから。
という事で、どんなに偉大で偉業をなした人物であれ、難病を患い死ぬまで介護なしでは満足に生活もできないとなれば、互いを愛し合い必要としあって共に病気と闘い続けようと若き日に覚悟を決めていたとしても、月日が経つにつれて本人の苦痛や口惜しさはもちろん、介護と子育てに追われる妻の負担過多から家庭が疲弊して行くのは想像に難くなく、実際そうした方向へと話は流れていく。
けれどそこに第3者、第4者が加わることで彼らだけが理解するバランスが構築され、そして現在に至っていると感じられる話になっており、決してハッピーとはいえなくてもバットでもない、温かい仕上がりが心地よく感じられる映画になっていると思った。

また最後の最後で時間(人生)を巻き戻して見せる演出も良かったし、そして何より、動きを束縛された中で目いっぱいに博士の喜怒哀楽を演じきったエディ・レッドメインが素晴らしかった。

少しでも彼らに共感を覚える方ならば、涙なしでは観られない映画なんじゃないかな?

好感度:★★★★

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コメント

こんにちは。

普通の夫婦みたいなぶつかり合いは出来ないとは思うんだけどね、良くも悪くも全体的にとても美しく描かれていて、何か観たかったのと違うな~と思いました。
「愛しているから別れる」って、それはあるとは思うけど、結局、お互い他に好きな人ができてしまったって事でしょ、と(苦笑)
若手2人が魅力的に演じたお陰で成り立ってると思う。
それにしても、一端別れたジョナサンと数年後により戻せるなんて、実際、そう上手くいくものなんだろうか?(苦笑)

投稿: オリーブリー | 2015/03/21 16:18

■オリーブリーさん、こんにちは
ほんと美しく纏まとまってましたね。
でも、嬉しいな。やっぱ女性目線だとそんなもんですよね(^^)
私も、あれだけタンカきって一緒になったんだし、貫けよってね。
ただ、テントのトコはあちゃ~と天罰のような急変は脚色なのかな?

家族の援助がなかったこととか、宗教上の理由などいろいろあったとの事でしたが、そういうところも匂わせて欲しかったものです。

投稿: たいむ(管理人) | 2015/03/21 17:38

たいむさん☆
動けない乏しい表情の中に、しっかりと喜怒哀楽を演じたエディは本当に見事でしたね~
私も理論はさっぱり??でしたが、誰も傷つかずに展開する愛と別れは、当事者たちがご存命なだけにとても繊細な作業だったろうと思います。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2015/03/25 10:25

■ノルウェーまだ~むさん、こんにちは
エディのナリキリ、お見事でした。
内容はあんまり共感できるものではなかったけれど、ひとえに役者たちの演技に魅了されました。

伝記ものって本人没後のほうが作りやすそうですよね。

投稿: たいむ(管理人) | 2015/03/29 10:08

こんにちは。

本当にこの家族みてたら、バランスとるのに他の人がいたほうがいいんだよな~って思いました。
なんか二人にしかわからないことありますよね。

しかし、彼の演技はすごかったですね。
びっくりしました。声をはっしてなくても目や表情だけですごいですね。

投稿: Nakaji | 2015/04/12 22:00

■Nakajiさん、こんにちは
大恋愛から障害を乗り越えて結婚したとしても、一方の依存度であり負担が偏っているのはやっぱり厳しいのが現実かもしれません。2人だけではやがて息詰まるのは必定と思いました。
家族の協力が無理であれば第3者の介入からあのような結果も必然なのかもしれません。
どちらにも良き相手が見つかって幸運ですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2015/04/14 09:00

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