「ナイト ミュージアム エジプト王の秘密」みた。

2006年公開の『ナイト ミュージアム』シリーズの3作目にして最終章。
夜な夜な博物館の展示物たちに命を吹き込んできた”エジプト王の石版”が異常をきたし、魔力が失われ始めていたことから、石版の謎を解く鍵を求めて、今度は大英博物館に乗り込むというお話。
相変わらずギャクに小ネタが満載。スミソニアン博物館が舞台となった2作目が壮大だっただけに、ややこじんまりとしてしまったけれど、よい引き際になったんじゃないかな？

石版の一部が錆付くように変色したことで、テディはじめ生き返り中の展示物たちに異常行動や体調不良が見られ始める。エジプト王であるアクメンラーにも原因は分からないとのこと。そこで石版の秘密を知っているというアクメンラーの父親に会うために、ラリーは石版とともに大英博物館に潜入する。荷物に紛れてこっそり付いてきちゃう展示物たちというのはもちろんお約束だ。

大英博物館にアクメンラーの両親が展示されているという事実に行く着くまでにはちょっとしたサプライズがあるのだけど、シリーズものってこういうところが良いんだよね。

いざ大英博物館についてからはほぼいつもどおり。アレやコレやと世界的に有名な展示物が息を吹き返してゴトゴトウロウロ。特に人型の展示物は人間化しちゃうから面倒なことにもなるわけで、今回のキーマンがアーサー王伝説に登場する騎士：ランスロットということになる。
パプニングやトラブル続出から目的のエジプト館にはなかなかたどり着けず、徐々にテディらが弱っていくというのはお約束。アクメンラーの両親に会い、思いのほかあっさり解決法が判明したもののそこから先が長いのもお約束で、石版の変色はさらに進み、とうとうデクスターが・・・というのもお約束。

流石に3度目となるとマンネリ感もあるけれど、おなじみのキャラがさらに息の合ったボケとツッコミを繰り返しているのは愉しくもあり、見納めとなるのが少し残念。
すべてが終わり、テディが蝋人形へと戻っていくところ、そのままロビン・ウィリアムズと重なって涙がこぼれてしまった。

子供向けでも大人も一緒に楽しめる良作のシリーズ。春休み公開はピッタリだと思う。

好感度：★★★★

「キャメロット」にご出演されていたあの方の登場に興奮！本人が本人役で大サービス♪是非爪は常備していて欲しいものだわ。