« 「マレフィセント」みた。 | トップページ | 「GODZILLA」みた。 »

2014/07/21

「複製された男」みた。

Enemy_2

≪目の肥えた映画ファンへ“脳力”を問う《挑戦状》── あなたは、この映画を理解、そして説明できるか!?»
・・なんて煽られちゃうと本気モードで鑑賞してしまう。でも気負わず素直な目で見ると案外解り安いんじゃないかと思える作品だったかも。
それにしても衝撃的(笑劇的?)なラストカットは凄かったなぁ。

ということで、「え?ちょっと待て」という後味には違いなく、答え合わせでネタバレを探したくなる作品ではあり、公式ページでの”監督のヒント”で概ね理解が正しそうなことに少し安堵した。

まず”複製された男”って邦題に騙されちゃダメなんだよね。
冷静に見れば、アンソニーの存在が明かされる前から同じ人物に見える2つの人格が交互に登場しており、それを見分けることで随分と分かりやすくなる。さらに 同一人物である場合と、別人である場合の両方の可能性を照らし合わせていくと、なんだか一本の線が見えてくる。一番分かりやすかったのは「浮気相手とは誰の事だったのか」って感じかな?そして「お母様」で確信。
けれど、アダムとアンソニーの対面にはちょっと???な気分にも。一瞬ドッペルゲンガーの類かとも思ったが、確かお互いを見せ合うことはあっても一度も触ってはいないしね、やはり妄想の映像化と解釈したい。

まぁほかにも「”カオス”とは?」であり、講義の内容だの、”ブルーベリー”のこだわりだの、思わせぶりに時計表示されていた「3:19」の意味だの、それ自体には気が付いても、真の意味は誰かに聞かなければわからない事で、後になって納得するところだった。

実のところ、超がつくほど蜘蛛が苦手なため、冒頭から「うぇ~sad」といった感じで、ことあるごとに暗示させる演出にゲンナリしていたりもする。
しかし、極め付けはやっぱりラストカット。女ってコワイね。「蜘蛛は蜘蛛でもあれはタランチュラではなくって絡新婦蜘蛛だったかぁ~」と、あからさまな怪物っぷりに苦笑い。
男が主人公の話かと思いきや、このオチはすべてを飲込んでしまうしまうような気がした。

面白かったかというと、どうだろう?というのが本音。《挑戦状》系の作品としては良い出来だとは思ったけれど。
ジェイク・ギレンホールの2役っぷりは見応えあり。

好感度:★★★★

|

« 「マレフィセント」みた。 | トップページ | 「GODZILLA」みた。 »

コメント

こんにちは♪

>公式ページでの”監督のヒント”

そんなんあったんすか…。
まぁ、今となっちゃ~正解だろうがそうでなかろうが、
どうでもイイよ…ってぇところです。

ラストまでのオモシロさと高評価であったなら間違い
なく答え合わせしたと思うんすけど、あのオチで思考
回路がスパークしちまいましてね。
結局のところまったくもってダメに評価が大変貌して
しまったもんで…><

投稿: 風情♪ | 2014/07/21 15:33

■風情♪さん、こんにちはsun
>公式ページ
見終わってから特集記事をWEBでみていたらそんなことが書いてあったんでチェックしてみました。
こういうのってオフィシャル的な答えはないほうが面白いと思うんですけどね~(^^;

>あのオチ
確かにねぇ。はぁ?って感じ。
賛否は大きく分かれそう。

投稿: たいむ(管理人) | 2014/07/21 16:39

こんばんはー☆
私もこういうの楽しんじゃうタイプなのでよかったけど
ラストはなんじゃこりゃだったわ。
色んな解釈が出来るから面白い。
たいむさん的には、二人は一人、じゃ妻は?彼女は??事故は??
実際指輪のあとで驚いてた彼女は別人だとみたのだとか 考えるほどに面白いのかもー

投稿: mig | 2014/07/24 23:09

難解というより、段々と推理していく面白さが失せる映画でした。
あのラストはどうかと思う(苦笑)

投稿: オリーブリー | 2014/08/01 11:48

■migさん、こんにちはsun
さすがにあのラストはなんじゃこりゃ、ですよねぇ。
序盤は頑張ってたけれど、だんだんどうでもよくなっていく展開だったかも。
私的には男は1人説かなぁ~

投稿: たいむ(管理人) | 2014/08/01 13:17

■オリーブリーさん、こんにちはsun
そうそう、だんだんなんとなく読めてくるのもあるし、トドメのあのオチには完全に脱力しました。

投稿: たいむ(管理人) | 2014/08/01 13:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106009/60019485

この記事へのトラックバック一覧です: 「複製された男」みた。:

» 複製された男 [風情♪の不安多事な冒険 Part.5]
 カナダ&スペイン  ミステリー&サスペンス&ドラマ  監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ  出演:ジェイク・ギレンホール      メラニー・ロラン      サラ・ガドン   ... [続きを読む]

受信: 2014/07/21 15:31

» 複製された男/ENEMY [我想一個人映画美的女人blog]
世の中には自分によく似た人間が、3人いる。なんて話があるけれどーーー。 「灼熱の魂」「プリズナーズ」で高い評価を受けたカナダの俊英ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督最新作。 ノーベル賞作家、故、ジョゼ・サラマーゴの小説「複製された男」を映画化したミステリー...... [続きを読む]

受信: 2014/07/21 22:37

» 「複製された男」 [ここなつ映画レビュー]
「映画祭」などで上映されるべき作品。だと思う。「灼熱の魂」「プリズナーズ」などで私のハートを揺さぶった(表現古し)ドゥニ・ビルヌーブ監督作品なので、いやが上にも期待が膨らむ。そして出演作にハズレのないジェイク・ギレンホールが主演だし、大好きな女優メラニー・ロランも出ているのに…途中不覚にも寝落ちしそうになってしまった。すみませんが。やぁっぱ、ノーベル文学賞受賞作家の作品が原作じゃあ難しっかぁ…とかいう問題ではなく、うん、問題ではないよ。前衛的なはずなのにこの圧倒的な既視感。何故なんでしょうか?アグレ... [続きを読む]

受信: 2014/07/23 12:53

» 複製された男 [心のままに映画の風景]
刺激のない日々を送る大学歴史講師のアダム・ベル(ジェイク・ギレンホール)は、何げなく観た映画のDVDに、自分と瓜二つの俳優を発見する。 アンソニー・クレアという名前を突き止めたアダムは、彼と面会することになるが…。 ノーベル文学賞作家でポルトガル出身のジョゼ・サラマーゴの小説を実写化したミステリー。 自分と瓜二つの俳優の存在に気づいた男の混乱と恐怖を描く。 201...... [続きを読む]

受信: 2014/07/26 14:24

» 複製された男 [ダイターンクラッシュ!!]
2014年7月23日(水) 20:40~ チネ7 料金:1300円(レイトショー) パンフレット:未確認 「面白かった」と言わないと、頭悪い認定される系の映画。しかし、退屈で不快で拷問で、早く終わんねえかな状態 『複製された男』公式サイト 「灼熱の魂」と「プリズナーズ」を撮った奴なので、テンポよく壮絶なサスペンスものを期待した。 どっこい、ちんたらと話は進み、イライラさせる不快な音楽が流れ、最後は蜘蛛で閉めという謎映画。 伏線が多数仕掛けられて、「謎」が判るか?とか偉そうに抜かしているが... [続きを読む]

受信: 2014/07/26 17:37

» 複製された男 [だらだら無気力ブログ!]
あのラストシーンは何? [続きを読む]

受信: 2014/07/26 20:58

» 複製された男 [映画的・絵画的・音楽的]
 『複製された男』を新宿シネマカリテで見ました。 (1)『プリズナーズ』に出演したジェイク・ギレンホールの主演作ということで映画館に行ってきました。  本作(注1)の舞台はカナダのトロント。  主人公・アダム(ジェイク・ギレンホール)は、大学で古代ローマ帝...... [続きを読む]

受信: 2014/08/11 06:11

» 映画:複製された男 Enemy  原作ものを映画化する場合に陥るワナ [日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜]
期待していた一作。 というのは監督が、かなりポイント高い「灼熱の魂」「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ。 そして「プリズナーズ」に続き、ジェイク・ギレンホール主演。 ところが... 物語の基本プロットである、 自分とそっくりの人物登場で陥るワナ(写真...... [続きを読む]

受信: 2014/08/14 01:15

» 「複製された男」 うーむ、歯が立ちません [はらやんの映画徒然草]
最近まで公開していた「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ監督作品。 この監督の作 [続きを読む]

受信: 2014/08/14 11:56

» 映画『複製された男』を観て [kintyres Diary 新館]
14-65.複製された男■原題:Enemy■製作年、国:2013年、カナダ・スペイン■上映時間:90分■料金:1,100円■鑑賞日:8月1日、新宿シネマカリテ(新宿) □監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ◆ジェイク・ギレンホール◆メラニー・ロラン◆サラ・ガドン◆イサベラ・ロッセリ...... [続きを読む]

受信: 2014/10/26 15:55

« 「マレフィセント」みた。 | トップページ | 「GODZILLA」みた。 »