「複製された男」みた。
ということで、「え?ちょっと待て」という後味には違いなく、答え合わせでネタバレを探したくなる作品ではあり、公式ページでの”監督のヒント”で概ね理解が正しそうなことに少し安堵した。
まず”複製された男”って邦題に騙されちゃダメなんだよね。
冷静に見れば、アンソニーの存在が明かされる前から同じ人物に見える2つの人格が交互に登場しており、それを見分けることで随分と分かりやすくなる。さらに
同一人物である場合と、別人である場合の両方の可能性を照らし合わせていくと、なんだか一本の線が見えてくる。一番分かりやすかったのは「浮気相手とは誰の事だったのか」って感じかな?そして「お母様」で確信。
けれど、アダムとアンソニーの対面にはちょっと???な気分にも。一瞬ドッペルゲンガーの類かとも思ったが、確かお互いを見せ合うことはあっても一度も触ってはいないしね、やはり妄想の映像化と解釈したい。
まぁほかにも「”カオス”とは?」であり、講義の内容だの、”ブルーベリー”のこだわりだの、思わせぶりに時計表示されていた「3:19」の意味だの、それ自体には気が付いても、真の意味は誰かに聞かなければわからない事で、後になって納得するところだった。
実のところ、超がつくほど蜘蛛が苦手なため、冒頭から「うぇ~」といった感じで、ことあるごとに暗示させる演出にゲンナリしていたりもする。
しかし、極め付けはやっぱりラストカット。女ってコワイね。「蜘蛛は蜘蛛でもあれはタランチュラではなくって絡新婦蜘蛛だったかぁ~」と、あからさまな怪物っぷりに苦笑い。
男が主人公の話かと思いきや、このオチはすべてを飲込んでしまうしまうような気がした。
面白かったかというと、どうだろう?というのが本音。《挑戦状》系の作品としては良い出来だとは思ったけれど。
ジェイク・ギレンホールの2役っぷりは見応えあり。
好感度:★★★★
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コメント
こんにちは♪
>公式ページでの”監督のヒント”
そんなんあったんすか…。
まぁ、今となっちゃ~正解だろうがそうでなかろうが、
どうでもイイよ…ってぇところです。
ラストまでのオモシロさと高評価であったなら間違い
なく答え合わせしたと思うんすけど、あのオチで思考
回路がスパークしちまいましてね。
結局のところまったくもってダメに評価が大変貌して
しまったもんで…><
投稿: 風情♪ | 2014/07/21 15:33
■風情♪さん、こんにちは
>公式ページ
見終わってから特集記事をWEBでみていたらそんなことが書いてあったんでチェックしてみました。
こういうのってオフィシャル的な答えはないほうが面白いと思うんですけどね~(^^;
>あのオチ
確かにねぇ。はぁ?って感じ。
賛否は大きく分かれそう。
投稿: たいむ(管理人) | 2014/07/21 16:39
こんばんはー☆
私もこういうの楽しんじゃうタイプなのでよかったけど
ラストはなんじゃこりゃだったわ。
色んな解釈が出来るから面白い。
たいむさん的には、二人は一人、じゃ妻は?彼女は??事故は??
実際指輪のあとで驚いてた彼女は別人だとみたのだとか 考えるほどに面白いのかもー
投稿: mig | 2014/07/24 23:09
難解というより、段々と推理していく面白さが失せる映画でした。
あのラストはどうかと思う(苦笑)
投稿: オリーブリー | 2014/08/01 11:48
■migさん、こんにちは
さすがにあのラストはなんじゃこりゃ、ですよねぇ。
序盤は頑張ってたけれど、だんだんどうでもよくなっていく展開だったかも。
私的には男は1人説かなぁ~
投稿: たいむ(管理人) | 2014/08/01 13:17
■オリーブリーさん、こんにちは
そうそう、だんだんなんとなく読めてくるのもあるし、トドメのあのオチには完全に脱力しました。
投稿: たいむ(管理人) | 2014/08/01 13:31