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2014/04/25

女子会のぶっちゃけトークの場に平然といられるのはキラだけだよねぇ。

Seedd4

「OMAKE quarters」が聴きたくて買い続けている『機動戦士ガンダムSEED DESTINY HDリマスター Blu-ray BOX』。我ながら高額投資してしまったものだと思うけれど、これで最後かと思うとやっぱり寂しさも少なからず。
そんな「OMAKE quarters-Vol.4」は、約16分のミニドラマに9分弱のキャストトークが収録。最終回なだけにラクス・メイリン・ルナマリア・キラ・アスラン・シンという主役級のレギュラー陣が集結。個人的に最後までカガリの参加がなかったのが無念ではあるのだけど、世界観としてプライベートどころではない立場を思えば仕方がないのかなぁ。(じゃあラクスはなんなの?って感じではあるのだけれど)。

「OMAKE quarters-Vol.4」:「オーブの夜に サイドF」。内容はというと主にルナ・メイリン・ラスクでの女子トーク中心に進んでいく今回。男性陣といえば、キラが少し絡むもののあとはオマケみたいなものでアスランとシンは最後にちょこっと登場するのみ。

Seed

一度ちゃんとお話してみたかったと、メイリンを通してラクスに御呼ばれされたルナ。ミーアの件など負い目があるだけに気後れするルナを、メイリンがラクスの滞在するホテルのVIPルームに引っ張るようにして訪問するところから始まる。
ラクスの本性はラクスと直接接した人間にしかわからないからルナが尻込みするのも解るというものだけど、メイリンは優越感アリアリで姉の慌てぶりをすっかり楽しんでいる様子だ。

なんとか覚悟を決めて呼び鈴を鳴らすのだが、お出迎えに出てきたのはネコの衣装を身に着けたキラだった。さすがにこれにはメイリンもびっくり。ましてやまったく不思議カップルに免疫のないルナは目を白黒するばかりといった感じだ。
当然のようにラクスはラクスでピンクのウサギになっているし、当然のように自分たちにも衣装が用意されている。早速着替えるように促されるのだけど、なぜかルナにはウシ、メイリンにはカッパがあてがわれたのだった。ラクス的には着ぐるみシャワーというか、女子会のつもりだったらしい。とにかく、多少なり免疫のついているメイリンに対して、ラクスの不思議ちゃんっプリを初めて目の当たりして困惑するばかりのルナだ。

キラの給仕のもと3人の女子会は開始するけれど、ラクスの持ち出した話題は政治絡みなどお堅い微妙なものばかりでさすがにキラに諭されてしまう。そこで結局姉妹のアケスケな日常的トークから必然的に恋バナに移行、キラも「シンがルナのことを「俺の彼女が、俺の彼女が・・」といつも話しているよ」と話題に参加したりして、だんだん場が盛り上がってくる。そして調子に乗ったメイリンはさらに2人のなれそめというか、ラブラブっぷりをラクスに吹き込むのだけど、愉しげに聞いていたラクスはといえば臆面もなく「(シンを)愛していらっしゃるのね」とか赤面モノの合の手を言ってのけるんだからさすがはラクスさまといったところ。言われたルナはたじろくばかりだし、聴いているこっちも小っ恥ずかしいったらない。
けれどルナだって妹に言われっぱなしでいるタマじゃあない。ここぞとばかりに「あの人(アスラン)のことが好きなんでしょ」と、どストレートに突っ込みを入れてくる。それには少しばかり言葉を濁すメイリン。

いきなりの展開に思わず固唾を飲んでしまったよ。まさかとうとう確信に触れてくれるの?ってドキドキしちゃった。その前にキラが「え?そうなの?」って全然気が付いていなかったってところもポイントだったりするのだけど。

で、
メイリン「好きですよ。てか、嫌いな人じゃないですよ。すごく面倒見いいし、真面目だし。でもぉ・・・・」
ラクス 「でも?」
メイリン「・・なんか、ちょっと、めんどーくさい。」
キラ&ラクス「ああ~」
メイリン「・・カガリさんのこともありますしね。これからのことは成り行きみたいなものです。おねぇちゃんとは違うのよ~(簡略)」

ほんと「ああ~」の一言に尽きますな。メイリンがそのように実感したのであれば、結局そういうことにしかならないんだろうなぁと思える話。
けど、キラとラクスに「ああ~」と納得されるのもアスラン的には「お前たちだけには言われたくない!」って感じなんじゃない?性格は全然違うけど、なんだかんだ言っても「類は友を呼ぶ」というか、お互いさまな関係なんだよね、彼らは。
ということでメイリンの話は打ち切られ、再び矛先はルナへと向かうのだけど、いつしか話題は愚痴っぽく変わり、女子トークは本音の花を咲かせる始める。まぁラクスひとり微妙にズレているのだけど。

そんなところにアスランからキラに連絡が入る。ルナがラクスに御呼ばれしたことを心配したシンがアスランに相談したようで、これから様子を見に行きたい、ということらしい。
今の状況から「えぇ?」と一瞬動揺をみせるものの、「・・・別にいいけど―」とちょっと含み笑いで2人の訪問を了解するキラ。

アスランとシンは ”サイドM”の直後らしく、そのままの険悪とはいかないまでも、互いにつっけんどんなやり取りをしながらの訪問となる。けれど出迎えたキラの恰好には呆気にとられ、そんな空気は一気に吹き飛び、あっというまにキラのペースに持っていかれるわけで、「中に入るなら着てもらわないと」と早速シンにはトラ、アスランにはペンギンの衣装が渡される。さらに「・・でも勇気いるよ、たぶん」と思わせぶりなキラの言葉に「???」となる2人。そこにタイミングよく奥からルナとメイリンの自分たちに対する不平不満の声が・・・

「好きだとか愛してるとか言われた覚えがない」というルナ。
「スマンとかゴメンとかしか言わない」というメイリン。

「どうする?」とキラに聞かれ、「・・どうする?」「・・どうすんですか?」「いや、だから・・どうする??」「だから・・どうすんですかぁ?」とオタオタしまくる2人を愉しげに「ほらっ、どーするのー、フフっ」とからかうキラだった。

――という感じ。

シリーズのその後のエピソードでも、大局に影響のない正真正銘オマケストーリーばかりでしかなかったけれど、SEEDの仲間たちが帰ってきた感はあっても楽しめた「OMAKE quarters」だったと思う。
まぁ強いて言えば、これまで階級が無かったはずのザフトにも階級が設定され、おそらくオーブと統一されたというところが気になる点ではあったかな?
微妙だったアスランは中佐ってことのようだ。キラは准将で、ムーさんは大佐。アスランは色々出入りしていたペナルティ分って感じかな?そういえばイザークは少佐だといっていたからまぁそんなもんか。

そうそう、キャストトークは、キャストの皆さんも内容的に思っていること(突っ込みどころ)が同じだったり、主役らしくキラ(保志くん)が最後を綺麗にまとめてくれていたりして良かったんじゃないかな、と。

さてこれで本当に終わりなのか、告知だけしてあって一向に実現しない劇場版が公開される日は来るのか?今となってはどっちでも良い気もするけれど、折角だし、本音を言えばもう一度カガリにも会いたかったなーって思うんだよね。はてさて。

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コメント

こんにちは。先日やっとVol.4を聴けたので、お邪魔しました。今回の女性陣の会話から、それぞれのカップルの様子が伺えてよかったです♪ 相も変わらずなキララクとストレス高めで危うさが気になるシンルナ、‥ただ肝心のアスメイに関しては、もっぱら仕事オンリーで、プライベートな方はすっかりお茶を濁された感じがしますね。(^^;

> 「類は友を呼ぶ」というか、お互いさまな関係・・
これって、微妙に???だったんですけど・・男女関係とはまったく別の意味ででしょうか?

私も是非カガリにも登場してほしかったですけど、彼女は当面は色恋沙汰はお預けなんでしょうね、きっと。まあ、時期が時期だけに、とりあえずメイリンの本音が聞けただけで、そこそこ納得するしかなさそうですね。(^^;

投稿: 星咲沙夜 | 2014/09/02 03:10

■星咲沙夜さん、こんにちは
そうそう、〆のお話として勢ぞろいは嬉しかったし、シリーズを通してはほぼ全員のその後が垣間見られて良かったのですが、一番期待していた決定打はなく、やっぱり誤魔化されてしまったんですよね。
裏事情もあるかもしれませんが、カガリが登場しないことで現状維持が守られたとも言えるのかな?
でもメイリンが面倒がってくれたのはちょっと嬉しかったかも。自然にメイリンの方から離れてくれたら理想的だなって思ってます。

それでもアスランとカガリはそのままつかず離れずで、カガリは最終的にオーブの世襲制を廃止するためにしっかり後継者を育成して、アスランも自分の職務と立場からカガリを支えて、互いに引退した暁に一緒になるくらいで良いかなぁと妄想してみたりしています。

>「類は・・
うーん?そうですね、読み返してみるとなんでここでこれを引用したのかって私でも思います(汗)
お互い長所も短所も知り尽くしている彼らなんだけど、何かと自分のことはすっかり棚に上げて良くも悪くも互いを評価しまうのはどっちもどっちで似た者同士だよな、ってことを言いたかったんだと思うのだけど・・相変わらず表現ベタでスミマセン(^^;

投稿: たいむ(管理人) | 2014/09/04 09:21

こんにちは。お忙しいところお返事有難うございます。(^^) 肝心なことを言い忘れていたので、再びお邪魔いたします。

> カガリが登場しないことで現状維持が守られた・・
私もそう思います。おそらくは、まだ答えを出す段階じゃないのだと・・。

> 何かと自分のことはすっかり・・・(中略)・・・表現ベタでスミマセン(^^;
いえいえ、こちらこそ変なツッコミをしてすみません。(^^; なるほど~♪ たいむさんはどちらかというとやはり気持ち的にアス寄りなんですね。(私は恋愛対象はアスだけど、感情移入しやすいのはキラなので)あの程度でもキラに言われるとアスランが気の毒すぎて激しく同情されたのですね。私的には、《面倒臭い》どころか、常日頃からあの恋愛下手を称して、さっくりバッサリ「う*****チ」呼ばわりしてますから(苦笑)、余計違和感が募ってしまった次第でして・・。 (;^_^A 恋愛面でもそこそこ対等な二人であればよかったんですけど・・男女のことにおいては、キラに大きく水をあけられてる感がありますからね。(^^; 無論それ以外はオールマイティに優秀すぎるくらいですから、かえってその辺のギャップこそが本人の魅力でもあるかなって・・。(笑)

ああ、でも本当に、たいむさんが購入者の立場で、きっちりその都度実況的な感想あげてくださったお陰で大層助かりました♪ こちらがなかったら、聴いた後で自分でも何か書こうとは思わなかっただろうし、その点ではたくさんパワー頂きましたし、感謝しきれないくらいです。((o* _ _)o ぺコリ 数えてみれば、あれからもう9年ですものね。他の作品もそれなりに見てはいるけど、いまだにアス萌えしてしまえる自分にびっくりです。(^^; あいにくSEED劇場版はいまだ不透明でなんともいえませんけど、「ファフナー」の新作等、今後ともたいむさんの書かれる記事を心待ちにしております。(*^.^*)

投稿: 星咲沙夜 | 2014/09/05 11:22

■星咲沙夜さん、こんにちは
再訪&お気遣いありがとうございます。
多忙というほどのことはないのだけど、PCに向かう時間が激減しているのは確かです。
そして、沙夜さんがお相手だと(良い意味で)気が抜けないといいますか、いい加減な受け答えは出来ないと思いましたので少し時間をあけさせていただきました。


>たいむさんはどちらかというとやはり気持ち的にアス寄り
どちらかとというどころではなく、完全にアスよりって自覚ありますよ(爆)
スーツCD 1.2でいえば、間違いなくアス型に当てはまるしね。
実際「無印」を見ていなかった自分で、なんとなく見た「種死」で彼に惹かれ、彼の迷走に興味を持たなければ、この作品に触れ続ける事も、ましてや入れ込むなんてことはなかったでしょうから。
まぁ今となっては、「完全めんどくせー奴」認定してますけど、それでも彼みたいなタイプはリアルでも気になる対象だったりしますね。


>数えてみれば、あれからもう9年
もうそんなになるのですね。
同じく、気持ちだけでも萌えつづけていられた自分にビックリです。

いろんな偶然からのめり込むことになった作品。
後にも先にもこれ以上はないだろうと思っています。
もはやグッズ等には執着しないだろうけれど、彼らの物語が現在進行形である限り、そこは何があっても追い続けたいなって思いますし、それが今回それだけのためにBlu-rayを購入した理由ですね。
そして僭越ながら、同じ想いの方々のお役に立てたらいいな、くらいな感じでアップしました。


それから、えっと、沙夜さんの記事も拝見しました。
相変わらず深い考察に感心したり、納得したり。
私が漠然と感じたことをしっかり文章にされているところにゾクゾクする感じなのはいつものことだけど、血液型分析スゲェって改めて思いましたよ。

なのですが、何から何をどうコメントしてよいやらで、同じ理由で保留させてもらってます。
こちらにこんなにコメントいただいているのにごめんなさいね。


「ファフナー」かぁ。
どんな話になるのやら、楽しみではありますね。
ケド、考察とかもうムリ!
SEEDを追い続けていた時は、今思うと何かが乗り移っていたのではって思えます。

沙夜さんとはこの先も細く長くでもお付き合いできたら~とは思っていますが・・・。
また一緒に盛り上がれる何かがあったら嬉しいですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2014/09/05 19:00

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