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2014/03/07

「終物語(中)」西尾維新/著

Owari2

ファイナルシーズンの第4作目は『終物語(中)』。
ようやく”学習塾跡炎上”時に姿をくらませていた暦と神原がどこで何をしていたのかが明かされる話。内容的には、”今更入れず終いにも出来ないし、とりあえず「終物語」の閑話休題として(中)にしちゃえ”といったものであり、シリーズの読者的にはやっと穴が塞がったかと思うものの、全体的に無駄に長くなってた感は否めずといったところではある。
とはいえ、もともと設定だけはあっただろう裏話(表?)だから(上)巻での予告からそう日を置くことなく出してくれたことは嬉しく思う。なにせ確実にあと2作は残っているしね。その2作が今年中に決着してくれたら嬉しいのだが・・・

・・で、忍とペアリングが切れ、羽川翼が己の中の虎と向き合おうとしている頃に阿良々木暦は何をしていたかといえば、臥煙さんに借りを返すために呼び出した神原と共にまたしても怪異に遭遇し、そこから話は大きく広がり、暦が住んでいる町にこうも頻繁に経緯が出現するようになったことの理由が明かされ、忍(キスショット・・・以下略)がこの町に訪れた事すら必然だったかもという話になり、やっと点が線になる為の最後のピースが嵌められたといった感じに思う。
まぁ後付け感もありありだけどね。とりあえずは気持ち悪かった部分が少しでも解消されてよかったかなと。個人的にはできれば決闘の後、羽川ピンチの際にカッコよく登場したシーンの再現も欲しかったように思うけれど、既に長くなりすぎているからね、仕方ない。

ちょうどアニメでセカンドシーズンの再放送を見ていたおかげで読みやすかったかなぁ。(真宵ちゃんのところは何回見ても泣けるんだよね)。

あとは特に感想はなし。事実上、話自体はとん挫したままひとつも進んでいないわけだし。

ということで、今回はこれでおしましい。

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