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2014年3月の3件の記事

2014/03/15

「あなたを抱きしめる日まで」みた。

Philomena

フツーのおばさんでもどこか非凡さを感じさせてくれるジュディ・デンチ主演の作品。1950年代、アイルランドから米国へ多くの子供たちが養子に出されており、その裏に隠された事実であり非情な実態が実話をもとに描かれている。
実際かなりシリアスな内容なのだけれど、あまり重苦しく感じられないのは脚本と俳優陣が魅力的なキャラクターを演じてくれたところによるものと思う。
心が洗われるようなラスト、とても良かった。

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2014/03/08

「それでも夜は明ける」みた。

12_years_a_slave

第86回アカデミー作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門の受賞作品。
奴隷制度が廃止されるまでにはまだ30年近い年月が必要な1841年のお話で、自由な身分にも拘らず意図的に誘拐され、南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップの自伝に基づいた作品。
遣り切れない思いが常に付きまとう作品。まずはアカデミー賞のブランドにつられて気楽に見る作品ではないといっておく。

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2014/03/07

「終物語(中)」西尾維新/著

Owari2

ファイナルシーズンの第4作目は『終物語(中)』。
ようやく”学習塾跡炎上”時に姿をくらませていた暦と神原がどこで何をしていたのかが明かされる話。内容的には、”今更入れず終いにも出来ないし、とりあえず「終物語」の閑話休題として(中)にしちゃえ”といったものであり、シリーズの読者的にはやっと穴が塞がったかと思うものの、全体的に無駄に長くなってた感は否めずといったところではある。
とはいえ、もともと設定だけはあっただろう裏話(表?)だから(上)巻での予告からそう日を置くことなく出してくれたことは嬉しく思う。なにせ確実にあと2作は残っているしね。その2作が今年中に決着してくれたら嬉しいのだが・・・

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