「マラヴィータ」みた。
しかし、邦題となっている”マラヴィータ”がどんな意味なのかと思いきや、飼い犬の名前だということを冒頭で初めて知った。だから、予告編は予告編として、実は名犬”マラヴィータ”が一家の危機に影で大活躍しちゃうような話なのかと思ったりもしたのだけれど、進めど進めどそんなエピソードはひとっかけらも出てこないわけで、どういう意図で犬の名前を邦題に据えたのか意味不明。
ちなみに原題は「The Family」。日本語直訳なら「家族」とか「一家」ってことになっちゃうからそれも別に意味に捉えられかねないとは思うけれど、実際のところ内容はそのまんまで、まったくもって腑に落ちるストーリー。だからそういう大きな意味による、飼い犬の”マラヴィータ”も家族の一員ってことでの邦題というのなら理解できなくはないけれど(実際ラストは家族と同様に頑張っていたし)、やっぱり「なんで?」って思ってしまう。
中身も特にこれって話ではない。強いて言うなら、真っ当ではないと自覚していながら、真っ当に憧れ、真っ当に暮らすために努力している彼らだが、だからこそ一般市民の不誠実が許せず、ついつい真っ当ではない本性をさらけ出して、真っ当ではない解決法を選んでしまう彼らのギャップを楽しむ話で、それに振り回される元仲間やFBI、巻き込まれてしまった隣人を不憫に思う物語かと。
ともあれ、豪華な役者陣の曲者っぷりは良かったし、子役たちも大健闘。ブラックながらも笑えるし、後味も悪くない。時間潰しには最適な映画という風でオススメできる作品だと思う。
好感度:★★★★(オマケ)
命取りになったアメリカン言葉遊びはフツーに笑っちゃった。
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コメント
ベッソン監督作品だけあって、大味ながらも最後まで楽しめました♪
あのFBI2人は殺して欲しくなかったです。
失恋したベルのために怒ってくれたりしたので…。
最後のアクションは物足りませんでしたが、
気楽に観られる作品ですね。
投稿: BROOK | 2013/11/19 15:02
■BROOKさん、こんにちは
そうですね、私も結構楽しめました。
そしてFBIのお二人さんはほんと残念でした。
人の良い方々でしたよね。主に監視が任務だから戦闘なれしていなかったのかなぁ~って。
時間潰しに気軽にみたら拾い物しちゃったって映画だったと思います。
投稿: たいむ(管理人) | 2013/11/20 16:34
「マラヴィータ」ってイタリア語で「家族」という意味があるそうですよ。
でもそれが劇中に明かされることもないんですから、分かりませんよね。
ちなみに私はそれを偶然知りましたが、映画を見ている時はずっと同じく犬の名前だからこそマラヴィータちゃんが…と期待していたクチです。
投稿: にゃむばなな | 2013/11/20 22:50
こんばんは。
「マラヴィータ」は?だよね。
犬の名前だけではないとは思ったけど、どんな関係があるのかと思いながら、意外と面白かったので、まっ、いいか!みたいな(笑)
午前バージョンの「悪の法則」が疲れたので、良い口直しになりましたよ(笑)
マギーのパスタとパプリカのオイル焼きが食べたい!!^^
投稿: オリーブリー | 2013/11/21 18:22
■オリーブリーさん、こんにちは
オリーブリーさんには感謝です♪
予告編ではやっぱり豪華な俳優陣に魅力を感じていたから「悪・・・」に8割がた傾いていたのだけど、おかげさまで路線変更できました。
疲れているときは特に笑いのほうが癒されますし、大正解。
邦題にやや肩透かしはくらったものの、個性的なメンツの活躍が愉快だったし、元マフィアなりの苦悩?が垣間見られて面白かったです。
FBIのお二方絶賛のマギーのイタリアン、美味しそうでしたね(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2013/11/23 13:02
■にゃむばななさん、こんにちは
やっぱりみんなワンコの活躍を想像しちゃってたみたいですね。
それにしても、マラヴィータはイタリア語でしたか~
それならそうと説明が欲しかったですね。
マギーがイタリア人って言われても全然つながらなかったし。
投稿: たいむ(管理人) | 2013/11/23 13:03
おひさしぶりですーー。
評がけっこういいんで観てきたんですが
ほんと面白かったです。
タイプライターを手に入れてもの書きを始めるシーンが好きです。子供の活躍も素晴らしい。
たしかに、巻き込まれた人はほんと迷惑千番。
冒頭の家族からはじまって、FBIはもちろん
一般人も巻き込んで、最後の消防署員まで。。(-_-;)
タイトル??そう、犬の名前以外に何かう意味があるかと思ってたんですが、何もなかったですね。
投稿: mariyon | 2013/12/03 15:03
■mariyonさん、こんにちは
デ・ニーロが出ているだけで、一般的にはほとんど話題にならない作品だけど、ちょっとめっけもん的な面白さに満足できる作品でしたね。
実はけっこうエグイんだけど、緩急の付け所が良いし、どんな家庭環境でも家族は特別って共通項にほっとする感じ。
邦題はひねり過ぎ。意味を聞けば悪くはないけれど、これだと余計な期待を持っちゃいます。
投稿: たいむ(管理人) | 2013/12/03 19:01