「レッド・ドーン」みた。
最近、やけに米国本土があっさり敵国に占領されてしまう映画が多く感じるけれど、この映画もあっという間に全米の主要都市が北朝鮮軍の支配下に置かれてしまうものだった。そして拘束から逃れた現役米海兵隊員のジェドを中心にして、弟のマックはじめ行動を共にした少年少女らがゲリラ活動を開始する。
まぁとにかく世界観も登場人物の相関関係の説明もソコソコに、ワラワラ降下してくるパラシュート部隊。これは凄かった。あのような状況下に置いて見上げる事以外に何かができる一般市民はそうそういないだろうしね、主人公がバリバリの現役軍人という設定は良かった。
そのジェド以外はほぼ素人の少年少女。取りあえずは潜伏先で彼らを鍛え上げるところから話は動き出す。もちろん、裏切りやメンバーひとりの自己中心的な行動による仲間の犠牲といったお約束を経て、ゲリラ部隊”ウルヴァリンズ”は小さな勝利を積み重ねていく。しかし、やられっぱなしには当然敵さんも対抗策を講じてくるわけで、互いにダメージを拡大させていくことになる。
そうなると不利なのはどうしたってゲリラ部隊。もはや殲滅は時間の問題。そこでどんな救世主が現れるのかと期待していたのだけど、残念ながらすべてをひっくり返すような救世主は現れたりはしないんだよね。それでも”ウルヴァリンズ”に習って各地で抵抗活動を始めた退役軍人等といった人々がいて、情報をもって”ウルヴァリンズ”に合流。起死回生の希望となり得る特殊な”通信機器”の奪取作戦を開始する。
それにしてもジェドにはビックリ。それでも勝利の後のマックに対する”らしくない”言動にはフラグを感じて、実は上着の下は血まみれとかチョウとの格闘戦で大ダメージを負っていて、「後はお前に任せた、・・・。」とかなるんじゃないかと思っていたのだけど、無事だったのね、と思ったら一瞬で想像を超えられてしまった。主役じゃなかったっけ?
その後”ウルヴァリンズ”はレジスタンスとして拡大し戦闘を繰り返している・・といった終わりなき戦いのままEDを迎えることになるけれど、アニメとかだと続編で死んだと思っていたリーダーが敵側の黒幕として再登場し、後継者や恋人の心を掻き乱すなんてパターンが良くあるのだけど、そういうの狙ってるとか?
とにかく、分かりやすさは古臭さともいえ、割り切りが早いところも、成長が早いところも目をつぶり、斬新さとか奥深さとかを求めなければ面白くみられるんじゃないかな。私はそんなに嫌いじゃない。
好感度:★★★++
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コメント
私もジェドの上着の下は致命傷を負っていて…的な展開だと思ったのですが、
まさかああいったことで退場になるとは…!
これにはかなり驚かされました。
ツッコミどころに目を瞑れば、かなり楽しめる作品ですね♪
投稿: BROOK | 2013/10/07 19:21
■BROOKさん、こんにちは
そうそう、ジェドは何かがぐっさっと刺さったままとかそういうものを想像しますよね。
それがなんの前触れもなくアレで「え?」って感じでしたね。衝撃的ではあるけれど、情緒もへったくれもないというか(^^;
同じく、そういう細かなところに目を瞑って結構楽しんでましたw
投稿: たいむ(管理人) | 2013/10/08 16:14
こんばんはー。
ですね!
同じく私もキライな映画ではありませんでした(笑)
北に侵略されたってことでも、見せるのは革命軍のあれこれでしたから、割り切れたというか、結構、集中して観れました。
あの市長の息子が逃げた後、ロシア人(?)が意味深な顔つきしたので、あー絶対、アジトやられるわと思ったんですが、まさか彼がっ??!!って、ビックリしましたよ(苦笑)
ソーさま、決してぱっちり瞳ではないけれど、透き通ったブルーアイに引き込まれますよね~~♪
投稿: オリーブリー | 2013/10/10 19:15
■オリーブリーさん、こんにちは
ですよね!(^^)
米国民が本土でゲリラ側に回っているのも珍しいし、そちら側を中心に描かれていたので、してやったりなところとか結構楽しかったです。
>ロシア人(?)が意味深な顔つき
アレは巧かったですね。
まさかの彼の退場も、そういう伏線だったかぁ~ってさかのぼって納得できましたし。
>ぱっちり瞳ではないけれど
そうそう、アップらしいアップもほとんどなかったけれど、1回でもあれば十分吸い込まれますねw
投稿: たいむ(管理人) | 2013/10/11 16:05