「聖☆おにいさん」みた。
世紀末を無事に越えた聖人イエスとブッダがバカンスとして下界に降臨。東京の立川のアパートで共同生活を始めてしばらくした頃の日々が描かれている。
原作の最初からというのはでなく、生活はある程度定着しており、既に部屋には”仏像”も鎮座していたが、この作品に初めて触れた人でも、特別違和感は持たないのでは?と思ってしまうくらいに溶け込んでいるように見えた。
素性がばれないようにと注意しながらも、何かと小さな奇跡を起こしてしまって慌てる2人の姿。内容はまったく噛み合っていないのに、何故か成立してしまう聖人と一般市民の会話。
原作を読んだ時と同じく、何度となく吹き出してしまう感じで、それは私だけではなく、劇場のアチコチから笑いが聞こえてくるといった、愉しい空気に包まれた鑑賞だった。
声優が俳優の森山未來くんとミュージシャンの星野源さんということで、少し不安に思っていたけれど、未來くんは上手かったし、星野さんの素朴でどこかタドタドしい感じながらも、そこが思いのほかブッダぽく、優しくて落ち着いた感じが良かった。
やさしいタッチの映像と音楽なのでスクリーンにこだわるほどのことはなく、内容ももっと色々あったのではと思わない感じもあったけれど、ぶっちゃけDVDでも十分といえば十分だったみたいだけど、みんなで笑った劇場の雰囲気が良かったし、満足♪
好感度:★★★★
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コメント
たいむさんも原作ふぁんでしたか?
この漫画を初めて読んだときに
まさか、映画になるとは…って思いましたが・・・。
漫画のテイストを残して、ほのぼのとまとめてあって
ほんとよかったですよね。
タチカワって、東京でも決して都会ではないし、
かと言って人形町や金町のような(よく舞台になってる)下町でもない。
おしゃれな私鉄沿線でもなく、まさによくある地方都市。
そのシチュエーションが、映画だと、みょーにしみじみして、ほんとよかったです。
日本っていいとこです、はい。
投稿: mariyon | 2013/06/03 23:07
■mariyonさん、こんにちは
ファン・・というほどのことはないけれど、原作はレンタルで読み続けてます(笑)
いちおう宗教がからんだお話だし、確かに映像化はどうかしらって思うところではあったけれど、アニメ化の話は随分と前からあったと思うので、映画にしたのね~という感じでした。
けれど笑っちゃう日常生活のズレとかは、「テルマエ・・」と同様マンネリになるし、映像化はコレだけで良いんじゃないかって思ってます。
ほのぼの、しみじみ、日本らしい平和な感じが良く出てましたね。
立川を選んだ原作者のセンスですね(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2013/06/04 10:11