「ラストスタンド」みた。
第一線から退き、メキシコとの国境に近い田舎町で保安官を務めている、元ロサンゼルス市警の敏腕刑事がシュワちゃん演じるオーウェンズ。
ほぼ犯罪とは無縁の田舎町で副保安官などは逆に平穏無事な毎日に退屈しているくらいだったのだが、ある日、凶悪犯の一味が国境を越えるために町を通過しようとしていると知り、”最後の砦”として銃撃戦すら経験のない部下や町の仲間、銃器オタクらでチームを組んで迎え撃つ、という話になっている。
前半は、田舎の安穏とした雰囲気とラスベガスでの護送車襲撃とが同時進行するだけなのだが、やがてそれらがどのように関係してくるのかが判ってくるとどんどん面白くなってくる。
特にモーターショーで強奪した特別仕様のコルベットでの逃走劇ってところが良かった。それもただスピード感でみせるというだけではなく、テクニックでヘリの追走を振り切ってしまったり、バリケードすら針の穴を通す正確さで障害物を避けまくり、決して無駄に車をぶつけないところが良かった。(それには「ぶつけたくないのね~」と思っていたが、後に極悪犯でありながらほぼプロのレーサーという設定が明かされて妙に納得したのだけど)。
そしてスマートな展開から忘れたころにやってくるのが”R-15”。農場の頑固なジイさんが本気でライフルをぶっ放した時はビビったが、直後の狙撃での弾けっぷりも凄かった。当然見せ場となる町の大通りでの銃撃戦も容赦がなくって凄まじい。(町のお婆さんもアッパレだったけど)。
なんというか概ね王道で、伏線もわかり易くって、シリアスにちりばめられたボケでついつい失笑しちゃう面白さといった感じなんだけど、「観るのをやめなくて良かった~」と思った。
好感度:★★★★
『ジャッキー・コーガン』ではブラッドの出番の遅さに(約30分後)イラついただけに、シュワちゃんがタイトルコールから2-3秒後に登場してくれて思わずほっとしてしまったよ。
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コメント
まさに王道といった感じのエンタメ作品でしたよね♪
最初から最後まで楽しめました。
シュワちゃん主演ということで、
きちんと最後に見せ場があったりと、
痛快だったと思います。
投稿: BROOK | 2013/05/08 20:39
■BROOKさん、こんにちは
最近は単純明快の王道作品を好むところがあるので、すっごく楽しめました。
シュワちゃんの年相応の活躍も良い加減で好感が持てました。
投稿: たいむ(管理人) | 2013/05/09 17:13
たいむさん☆
こちらはスカッとしましたね~
王道でありながら何故か新鮮な気がして・・・
シュワちゃん復帰作に相応しい、年寄りも頑張るほのぼのなのに激しいカーチェイスと銃撃戦が嬉しかったです。
投稿: ノルウェーまだ~む | 2013/05/10 08:55
■ノルウェーまだ~むさん、こんにちは
いつも受け身ばかりですみません。
只今多忙中でお返事するだけで精一杯なのでお許しを。
>王道でありながら何故か新鮮な気がして・・・
そうなんですよね~
妨害の車を排除するのに手段はえらばないものの、大事な車はそうそうぶつけないってところが良かったなぁ。
まぁ、序盤でぶつけて中破でもさせたら、国境まで辿りつけないかもしれないし、本来の持ち味が出せ無くなる・・ってのもあるだろうけど。
往年のスターの頑張るシニア映画はどれも成功っぽいですね。
さて、スタローンはどうなるか・・・。
投稿: たいむ(管理人) | 2013/05/10 21:24
こんにちは~。
だよね、、、「ジャッキー・コーガン」ってタイトルロールなのに、メイン俳優を出し惜しみする展開はダメだわ~。
こちらは過剰な宣伝もなく(爆)色んな意味で清かった^^
お口直しにもなったよね!!
>イイ感じの枯れっぷりと若いモンにはまだ負けんといったダブルの風格
まさにこれが観客の心をつかんだ感じ!
大混雑する街中のカーアクションを見飽きてるから、田舎道を暴走する高級車とテクニックが面白かったわ♪
投稿: オリーブリー | 2013/05/13 13:32
■オリーブリーさん、こんにちは
比べるのもなんだけど、主役の出し惜しみはナンセンスですよね、やっぱ。(そこまでが面白ければまだしも)。
まさに口直しといった感じ。
疲れてても、これなら眠気を誘われることも無く、リフレッシュ出来ちゃいました。
>田舎道を暴走する高級車とテクニック
SWATのところまで一度もぶつけていないのがまず凄かった。
とうもろこし畑は、前が見えなくって大変そうでしたね。
爺さんが収穫出来なくなったから実がゴロゴロしてたのかしら?(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2013/05/13 18:10