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2012/10/12

「推理作家ポー 最期の5日間」みた。

The_raven世界初の推理作家:エドガー・アラン・ポーの、謎に包まれた最期の日々を描いたミステリー・サスペンス。
江戸川乱歩はいくつか読んだが、本家本元のポーの作品は実は全く読んだことが無い。オリジナルを知らないのでは”小説の模倣”と言われても無意味なのだが、逆に知らないから次に起こる事にハラハラしてしまうわけで、スリリングな展開を楽しませてもらった。

1849年、アメリカ・ボルティモアでポーの作品を模倣した連続猟奇殺人事件が発生する。そしてポーの恋人:エミリーを誘拐した模倣犯は、ポーに対して脅迫めいた挑戦状を叩きつける。
それは「新聞に連続殺人の偉業を連載することで、その後の殺人からエミリーの居所が判るヒントを与えよう」といったもの。最愛の女性を救出すべく指示に従うポーと事件の捜査を進める地元警察の敏腕警視正:フィールズ。ポーも捜査協力に参加し”手掛かり”の入手に貢献するが、常に模倣犯が一歩リードし、後手後手から空振りを続けることになる。

何故、犯人は一歩先を行くことが出来るのか。そこがポイントなのだけど、これ以上はネタバレなしでは書けないのでここまでにしておく。とにかく、頭脳戦による爽快感はないものの、心理的にジワジワ来る感じはなかなか。
「”瀕死”の状態で発見されたポーの最期は未だに謎に包まれている」と最初に提示されているので、「何であの場から居なくなっちゃったの?」という疑問はそのまま残るが、それでいて整然とスッキリまとまっているので後味も悪くない。

”猟奇殺人”から絵的に恐怖心MAXなのが”振り子”のシーン。ベッドに仰向けで拘束されているところに、ブラ~ンブラ~ンと巨大な刃物が降りてきて、最初はかする程度が徐々に下がって最後は胴体真っ二つshock ひえーっ!でもあとは”作り物”に見えるから気持ち悪さはあまり感じなかったかも。
小説の再現から様々なシチュエーションが楽しめたし、事実と創作の融合としては割と良くできたミステリー・サスペンスストーリーなんじゃないかな?

好感度:★★★++

久しぶりに240席の劇場が貸し切りに!私としてはリッチな気分を味わったけれど、初日でこれは大丈夫か?とか思ったり・・・coldsweats01

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コメント

しっかし、江戸川乱歩って、ネーミングから小粋だわ(笑)
ミステリーとしては、物足りなかったけど、私も振り子だけは、久々にイヤなもん観たと思ったァ~。
あと、唇縫われてたのもね、ちょっとリアル(汗)

投稿: オリーブリー | 2012/10/12 23:29

■オリーブリーさん、こんにちはsun
私は江戸川乱歩からエドガー・アラン・ポーを知ったんですよね~。子供の時だけど(^^)

振り子のシーンは長かった(><)
歯車が動き出したところから直視できずに目を覆ってましたし。

口のなかから何が出てくるかもドキドキ。
これは「羊たちの沈黙」のせいかな?
蛾が出てこないことだけ祈ってました(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2012/10/13 14:42

推理作品としては、まずまずの出来だったと思います。
ただ、真犯人が登場した時は一瞬誰?となってしまいましたけど…。

振り子のシーンは思わず顔をそむけてしまいました。

投稿: BROOK | 2012/10/13 19:34

こんばんは♪
ふつーに面白いかな?という感じでした。
ポーの作品は未読なので小説を模倣した事件は興味深く観られました。
ただ犯人の動機がいまひとつだったように思います^^;

投稿: yukarin | 2012/10/13 22:31

■BROOKさん、こんにちはsun
なかなかスリリングでしたね。

>真犯人が登場した時は一瞬誰?
最初と発覚直前に登場するくらいでしたもんね。
私も、「ん?・・ああ」とワンテンポ遅れましたよ(^^;;;

投稿: たいむ(管理人) | 2012/10/16 12:29

■yukarinさん、こんにちはsun
>小説を模倣した事件
設定はそそられましねー。かなりグロかったケド。

過激なストーカーの発想だし、自己中な動機はこんなもんかな?
謎を上手く利用した仮説だとは思いました。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/10/16 12:32

確かにグロいんだけど この独特のゴシックな雰囲気には引きこまれちゃいました~。
いや~!スリリングでしたね~。
この時代のお洋服や雰囲気もやっぱ大好物で--。
思いの外楽しんでしまいました~。
犯人は編集長!と踏んでた私は、
大外れがまた嬉しかったです--(わはは)

投稿: くろねこ | 2012/10/17 21:32

たいむさん☆
子どもの頃読んでいた小説が映像になるって感動しちゃいました。ぶらーんぶらーんって、当時トラウマになったものだわー

投稿: ノルウェーまだ~む | 2012/10/17 23:12

■くろねこさん、こんにちはsun
この時代のヨーロッパってなんか絵になりますよね。日本の明治時代とは全然違うの。
もっとも、さらに古い時代の雰囲気も好きなんだけどw

>犯人は編集長!
ワハハハ。
流石にそれは考えなかったわ~
思いっきり外すと、信じ込んでいた自分が滑稽で笑っちゃいますよねw

投稿: たいむ(管理人) | 2012/10/18 11:30

■ノルウェーまだ~むさん、こんにちはsun
おお、子供時分でポーですかw
私は子供時分で横溝正史です(^^)
横溝正史は江戸川乱歩の影響を受けているし、江戸川乱歩は言うまでもなく、ってことは大きな意味で一緒かしら?(爆)

「たたりじゃ~」にトラウマは無いけどwww

投稿: たいむ(管理人) | 2012/10/18 11:33

こんにちは♪
ちょっとお久しぶりのような(汗)

長男のコメとたいむさんのレスは読み逃げしてません(笑)
だって、読んでもチンプンカンプンなんで、途中で読むの放棄(笑)もう読まないことにします。

さて肝心のこの作品なのですが・・・

私も考えたら、ポーより江戸川乱歩の作品のほうが多かったかも(汗)ブログにはかなり読んだように書いてますが(苦笑)

>久しぶりに240席の劇場が貸し切りに

え~~!そうなんですかあ。。。
そう言えば、私が鑑賞した時もお客さん少なかったなあ・・・日本で有名な俳優さん出ていないですもんね。
貸切でご覧になっていて怖くなかったですか?(笑)

>頭脳戦による爽快感はないものの、心理的にジワジワ来る感じはなかなか。

そうなんですよね。それも悪くはなかったのですが
頭脳戦が観たかったかなあ(でも、それだとシャーロックになっちゃうかな?)

暗く重い映像や陰鬱な雰囲気は、すっごく好みだったのですが、とろい警察(笑)とか犯人の動機とかがちょっとツッコミたくなってしまいました(汗)
と否定的なことばかり書いていますが、嫌いじゃない
作品でした~♪

投稿: ひろちゃん | 2012/10/25 16:59

■ひろちゃん、こんにちはsun
お、子離れ?(爆)

さて、この作品。
予告編からは、探偵ポーと模倣犯の頭脳戦を思い描いちゃいますよね。
なのに、あれれ?ポーは青天の霹靂で彼女を人質に取られてど素人並みの慌てっぷり。
空白を想像力で創り上げたところはとても良かったし、悪くはないけれど、受け手も必要以上に想像力を膨らませてしまってずれちゃったかなって印象です。

貸し切りは3回か4回目。始まるまでは微妙に居心地が悪いけれど、始まってしまえば集中しますし、怖い事はないですね~

泣いても笑っても驚いても人目を気にしなくて良いのは楽ですw

投稿: たいむ(管理人) | 2012/10/26 08:47

上映最終日やっと観れた。
死体は作り物トリックと分かっても食欲減退
しちゃう。
エドガーアランポーこの人が登場しなければ
ポワロもシャーロックホームズ明智小五郎金田一耕助も
誕生しなかった。
もちろん、江戸川コナンも金田一一も(笑)。

投稿: ミント(カモミール改め) | 2012/11/17 15:55

■ミントさん、こんにちはsun
ポーはその後名を残す作家たちに多大なる影響を齎してますからね~
といいつつ、ポーの作品はひとつも読んでませんが。

間にあってよかったですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/11/17 18:05

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