「エクスペンダブルズ2」みた。

アクションスター大集合超大作の続編。劇中でも「”祭り”だ、”祭り”だ」と言っていたけれど、まさに超お祭り作品！
彼らだから許されるなんでもありのハチャメチャさ。スタローン、シュワちゃん、ハゲ…もといブルースの3人が揃い踏み、今回は何度となくワンフレームに収まるの彼らであり、それだけで胸やけしそうな満腹感。笑うしかない大火力と重量級のガチ勝負。古き良きハリウッドの一時代を築き上げた彼らのド派手なアクション映画を堪能した。

任務中、”消耗品”というにはまだ若くて前途のある仲間（ビリー）が、謎の武装組織に目の前で惨殺されたことで”エクスペンダブルズ”は復讐を誓い、組織の殲滅作戦を開始する、それだけの話。
”エクスペンダブルズ”のメンバーではないメンツまでもが集結するに至る経緯であり、任務の重要性やら、ビリーの人となりからメンバーが復讐に燃える理由やら、まぁ色々とそれらしくくっつけてはいるけれど、結局のところ単純な報復劇といってよし。
最初から最後までアクションに次ぐアクション。その合間にはそれぞれの持ちネタから分かる人にはわかる会話で楽しませてくれる。（シュワちゃんの「I'll Be Back!」の連発に、「戻り過ぎだろ!」と突っ込むブルースのトコが好き）。そして、八方塞のピンチに陥ると必ず”誰か”が助けに来るわけで、「次は誰？」の繰り返しが楽しい。

前作同様、勢ぞろいしたアクションスター個々の見せ場はあるにはあるが少しずつ。人数が増えた重鎮の分だけ若手？の見せ場は更に減り、実に勿体ない話ではある。もはやドガンドガンとドンパチするだけの重鎮より、スピーディな若手の格闘のほうが見応えがあるのだけど、この映画では先輩を立てないとね。（まぁ、この映画はソレを見るために観に行くようなものだから、それで良いのだろうけど）。

危機感皆無の豪華スターによる単純明快な生身のアクション超大作。たまにならイイよね。

好感度：★★★★