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2012年5月の13件の記事

2012/05/30

《古典部シリーズ》から『クドリャフカの順番』を読んで。

Kudoryafuka3作目『クドリャフカの順番(「十文字」事件)』もさくっと読了。今作は奉太郎視点だけではなく、古典部員4人全員が入れ替わり立ち代わり語り部を務めている。
あとがきによると、今作の主役は“文化祭”とのこと。“神山高校文化祭”そのものであり、古典部が抱えてしまった問題や、文化祭の真っ只中に起こった犯行声明付の連続盗難事件(十文字事件)がクロスしながら話が進んで行くが、3日間にも及ぶ文化祭のような大イベントを描くにあたっては多角的な視点が望ましいとして、あえて複数の語り部を設置したとのことだった。
おかげで今回は感情移入しすぎることなく事件と古典部問題解決を楽しむことができたし、はじめて著者の考え方に触れることが出来たように思えた作品として楽しめたと思う。(以下、謎解きのヒントになる部分が含まれているので、これから読書を予定している方はご注意を)。

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2012/05/29

BSプレミアム『SHERLOCK』第2シーズン、続報。

海外ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』の第2シーズンの放送&第1シーズンの再放送の続報が発表されていた。

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2012/05/28

「幸せへのキセキ」(試写会)みた。

Zoo新しい人生にチャレンジし、愛する人の死を乗り越えた英国のコラムニストだったベンジャミン・ミーの実話をもとにした動物園と家族の再生の物語。聞くところによると本当は奥さんは家を買ってから病気を再発したとのことなので、息子の反抗とか、引っ越しの動機とか、どこからどこまでが真実の話なのか良く分からないのだけどね。
原題は『We Bought a Zoo』とそのまんま。邦題は「軌跡」と「奇跡」を掛けた”キセキ”なようだ。日本人は「幸せ」ってコトバが好きだよね。

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2012/05/26

「おとなのけんか」みた。

Otonanokenka地元でようやく公開。
大人げないやりとりの予告編とジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーという豪華俳優陣からとても楽しみにしていた作品。
でもあけてビックリ。こんなシリアスに本音丸出しの会話劇だったとはね。もっとコメディな感じをイメージしていただけに、少しばかり面喰ってしまった。

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2012/05/25

「メン・イン・ブラック3」(3D字幕版)みた。

Mib3

時間の都合で「3D字幕」で鑑賞。「時は金なり」だから仕方がない。300円に変えられない。けれど、たぶんこの映画は3Dで見たからってどうってことは無く、3Dが苦手な人は目が疲れるだけかも。
「MIBシリーズ」は特に好きでも無かったのだけど、久々の復活と思うとやっぱ観とこっかなって気にはなる。でもやっぱお年を召したなぁーって思うよね。

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2012/05/22

《古典部シリーズ》から『愚者のエンドロール』を読んで。

Gusyaelほとんど昨日の今日のようになってしまったが、悔しかったので敬意と共に感想を書きたいと思った。
『氷菓』は著者のデヴュー作でもあって、「“ミステリー“としては非常に素直でストレートな印象」などと偉そうに評した私。それなのに2作目の『愚者のエンドロール』でコロンと私はひっくり返されてしまった。とはいっても、前言を撤回する気はなく『愚者・・』もとても素直で親切設計なミステリーであることは間違いなく、推理小説として伏線がバレバレである限りは「並」だと思う。だから尚更に悔しい。前作では自分で「特筆しているような描写はすべて無関係ではない」とまで言っていたのにね。とにかく懸念していた”キャラ読み”に比重が偏ったことで、奉太郎と同じ過ちに陥ってしまった私だ。つまり今回は見事にミスリードに引っ掛かったってことだ。う――。
(以下、読み解きのヒントとしてネタバレに直結する部分も含まれているので、これから読むつもりの方はご注意を)。

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2012/05/21

《古典部シリーズ》から『氷菓』を読んで。

Hyoukaobiこの4月からBS11で視聴しているアニメ『氷菓』の原作シリーズ《古典部シリーズ》を読書中で、とりあえずアニメに先んじて小説『氷菓』を読了した。(ちなみにどのあたりまでアニメ化されるのかは今のところ不明)。
『氷菓』は、著者である米澤穂信氏のデビュー作であり、その後紆余曲折を経て2作目『愚者のエンドロール』、3作目『クドリャフカの順番(「十文字」事件)』、4作目『遠まわりする雛』、5作目『ふたりの距離の概算』を発表、現在《古典部シリーズ》として人気を得ているとのこと。
アニメが好感触だったことで小説を読んだわけだが、率直に雰囲気(表現)が好みに合うと感じた。特に語り部の「折木奉太郎」に対する好感度が高い。(中村くん贔屓は考えないとして)。よって”キャラ読み”が勝りそうな気がしないでもないけれど、“日常ミステリー“の謎解きは一緒になって楽しめるものだし、以下続巻も楽しく読めるものと期待が膨らんでいる。

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2012/05/19

「ダーク・シャドウ」みた。

Ds

ティム・バートン×ジョニー・デップの8度目のタッグ作品。毎度お馴染みのようなキテレツなキャラによるダークファンタジー。本当に相性がよいというのか、安定感ある面白さというのか、このゴールデンコンビにハズレなしと感じるが、逆を言えば、どちらが欠けてもこのような仕上がりにはならないのだろうなぁと思うところ。
それにしても、バーナバスって”吸血鬼”だけど、私にはどうも”怪物くん”に見えちゃうんだけどー。

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2012/05/18

「ファミリー・ツリー」みた。

The_descendants

カメハメハ大王の血を引き、祖先から受け継いだ広大な原野を所有しているといった一般的日本人にはやや浮世離れしていると感ずる家族事情を除けば、突然身に降りかかった予想外の出来事と寝耳に水の妻の不貞を知ったことを切っ掛けに、人生を見つめなおすことになった男とその家族の再生の物語。
たとえどんなにつらいことがあったとしても、本当に大切なものと共にあったなら、やがて必ず癒されると思えるような、とても温かい映画だった。

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2012/05/15

BSプレミアムで『SHERLOCK』第2シーズン放送決定!

Sherlock_2

海外ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』の第2シーズンの放送&第1シーズンの再放送が決定していたようだ。
昨年BSプレミアムで1回放送されただけであり、日本版DVDはようやく7月に発売のため、見逃して観れず終いになっている人も少なくないように思われる。

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2012/05/14

「貞子(3D)」みた。

Sadako

相棒のお供で鑑賞。別に相棒一人で観に行ってもらっても全然問題ないのだけれど、映画PR文句である「観ないと呪う。観ても呪うけど。」から「観ないと呪われちゃうよ」「いや、観たって呪われるんでしょ?」の押収の果てに、しぶしぶ一緒に見に行くことに。
で、正直なところ、ビビリなんでマジでコワかった
・・とはいっても、『リング』のような心理的にもジワジワくる怖さではなく、“お化け屋敷”みたいなドッキリ型のコワさがほとんどなんだけど。よって“来る”ところがわかるからフェイクも含めてコレって部分は殆ど観てなかったりして~~~アハハ。
(以下、若干内容に触れているのでご注意を)。

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2012/05/12

「キラー・エリート」みた。

Kira

本格アクションムービー。
事実はどうあれ、実話をもとにしているとされた“国家レベルの秘密結社”だの、元SAS(英国特殊部隊員)だの、それだけでおいしそうに思えてしまうのがこの手の映画。また、好みはともかく、ジェイソン・ステイサム、ロバート・デ・ニーロ、クライヴ・オーウェンとなればこれも豪華な御馳走。それだけで満腹になれたかなと。

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2012/05/11

「幸せの教室」みた。

Larry_crowne

トム・ハンクスが、製作、監督、脚本、主演を務めたハートフル・ストーリー。そしてジュリア・ロバーツが相手役で共演となれば、必ず観ようと思うのが道理というもの。
脚本としては、「災い転じて福となす」そのまんまな物語で、特別コレといったモノもないまま掛け足気味に進んでしまうのだけど、お二人の安定感でソレを補って納得させちゃう感じ。
嫌味のない大人のラブコメ感覚で楽しめる映画だった。

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