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2012/04/12

『十二国記』がいよいよ再始動?!

先日TB頂いたブログさんにて、小野不由美先生の『十二国記』が再始動するとの記事を見つけ、非常に喜んでいる。
『十二国記』は、『黄昏の岸 暁の天』(2001年)以後、いくつか短編の発表はあるものの、本編は”未完”のまま現在に至っているシリーズ。思い出すたびに新作(続編)はまだかと思いつつも、とりあえず一編一編は完結しているため、例えこのまま発表がなかったとしても、とても残念に思うくらいで済むとは思っていたのだが、以前 ”yomyom”で短編が発表された際、(『丕緒の鳥』(2008年)はともかく)『落照の獄』(2009年)では完全に出遅れてしまい、存在を知った瞬間から泡くってアチコチを探し回りやっとのことで手に入れたというエピソード記事をここでアップしていたことを思い返すと、やはりこの度の新潮社の一報には歓喜(内心は狂喜乱舞)するところに違いない。

もはや”サーガ”といっても差し支えない壮大さを見せている『十二国記』。過去・現在・未来に問わず十二国の動向はもちろんだが、様々なところでリンクする人間ドラマなど、気になるところは山のようにある。
まず、ようやく落着きを見せ初めてきた”景王陽子”の作る慶国の行方が気になる。そして荒れ始め”風漢”(延王尚隆)や”利広”の”ウオッチ対象”となっている柳国も気になるし、卵果が蓬山に無いという”峯麒(麟)”の行方も気になる。
しかし何より荒れ果てた載国が一番気になるのは皆同じと思う。陽子はじめ各国の支援のもとにようやく帰還した”泰麒蒿里”。けれど唯一頼りとなる将軍の”李斎”は文字通り「片腕」になっており、泰麒自身も角を奪われ麒麟の能力を失くしたも同然の有様。各国の干渉もこれ以上は不可能な領域となり、それで本当に何ができるのだろうかと誰もが思っていることだろう。それでも、一縷の望みとして「すくなくとも”泰王驍宗”は死んではいない」とのことから起死回生の何かが生まれるのではなかろうかと期待するところなのだが、はたしてはたして・・・。

天帝や世界の在り様に疑問を持ち続けている陽子がこの世界とどう折り合いをつけて道を切り開いてゆくのか(あるいはぶっ壊すとか)、尚隆がいつか禁断の一手に出ることがあるのかないのか、また、まだ見ぬ国々を垣間見る(王と麒麟のキャラデザインも含めて)機会は来るのかなどなど、再始動の暁にそれらを知ることが出来たらどれだけ嬉しいことだろう。
まぁ再始動といっても差しあたっては”新潮社”による『魔性の子』等の新装版発売からであり、新作書きおろしが読めるのがいつになるかは今のところ不明。結局のところ「新たなる情報待ち」ということで、ほとんど現状と変わっていないのだけど一歩進んだことには違いなく、期待して来るべき日を待ちたいと思う。

※新潮社:公式特設サイトは コチラ

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コメント

たいむさん、こんばんは。
情報ありがとうございます。
十二国記、新作楽しみですね。
どの国のどの話から再開されるのでしょうね。

投稿: Brian | 2012/04/12 22:42

■Brianさん、こんにちは
久々にお役に立てた情報だったみたいですねw

どこも気になるけれど、やはり載の話の続きをまずお願いしたいですねー。
柳は載とも近いですし、絡んで来たら面白いかもしれないし、とにかく、いまは楽しみにして待つのみですね!

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/13 13:40

こんばんは
新情報には驚きと興奮、そして幸せな気持ちでいっぱいです。

新しく新潮社から発売され、しかも山田章博さん書き下ろしとなれば、
全巻大人買いします。

生きている間に続編を読めれば幸せですよね

投稿: サバサバ | 2012/04/16 00:42

■サバサバさん、こんにちは
お久しぶりです♪
私もこの情報には、「えっ!ほんとに?きゃあ~~」ってなりました。

山田章博さん描き下ろしも楽しみですよね。
ブルーレイBOXのジャケも素敵でホレボレしてますし。

実は、これまでのはX文庫を古本購入したものが半分で、「華胥の幽夢」に至っては、通販新品購入だけど”講談社文庫”と取り違える大失態をやらかしてるんですよ。
私もこれを機に一新しようかなぁと考えてます。
新刊も考えると、そろってるほうが気持ち良いですよねw

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/16 09:47

私も楽しみです。
まあとりあえずは旧作からでしょうが、完結まで頑張って欲しいですね。
「十二国記」再始動 新潮文庫で新作含む全作品を7月から順次刊行
http://b.hatena.ne.jp/articles/201204/8261

投稿: きさ | 2012/04/17 05:27

■きささん、こんにちは
映画でも、アニメでも、この場でコメントのやり取りをされている方は概ね読書の話題もかぶることが多いです。(だからコメントのやり取りになるのでしょうが)

新刊、本当に楽しみですね。
出来ればまたアニメも作ってくれないかなぁ、NHKさん!

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/17 10:45

十二国記って、陽子が名君になって
国が栄えたところで終わりだったんじゃ?

投稿: カモミール | 2012/04/19 11:47

■カモミールさん、こんにちは
陽子に関しては、「名君になるんだろうなぁ」というところまでいってますが、シリーズとしては決着のついていない話がたくさん残ってますよ。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/19 14:44

たいむさん

まちがえて2回TBを送ってしまいました…すみません。(^^;) 「魔性の子」のカバーイラストも出来上がっているようで、今から夏の発刊が楽しみです。

投稿: 日月 | 2012/04/28 13:11

■日月さん、こんにちは
TBありがとうございます。
ちょこちょこと更新情報が出てますねw
期待度がどんどん高まってます♪

記事アップの際には迷いましたので貼っていませんでしたが、これを機に、本文にリンクを貼らせていただきました。

今後も情報交換できたら嬉しいです!

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/28 19:07

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小野不由美さんの傑作ファンタジー「十二国記」。 古代中国に似た架空の世界「十二国」をめぐる冒険と成長の物語です。 これがもうすばらしくて、その独特の世界観と、困難にであう主人公たちがあがきながらも自分の道を探しだす姿に感動して、何度も何度も読み返しています。 十二国記シリーズは2001年に「黄昏の岸 暁の天(そら)」が発表されて以来、絶えていたのですが、数年前から新潮社にて「丕緒の鳥」、「落照の獄」などの短編が発表されました。これもすごく嬉しかったのですが、ファンとしてはやはり主筋の続編が... [続きを読む]

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