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2012/04/16

「名探偵コナン」74巻&75巻 雑感

Conan74_473巻の記事にて以後のレヴューアップは未定としていたが、このまま完全にやめてしまうと、後々調べたいことがあった時に探し難くなるため、覚書程度に何巻かまとめて続けていこうかと思い直した。ただし、詳細は“名探偵コナン 全事件レポート編纂室“(http://websunday.net/conandb/top.html) で調べた方がよっぽどというところは変わりなく、あらすじ等はやらない。あくまでも検索するにあたってのヒントとしてであり、内容についての感想を書こうと思うので、読んでいない人が見ても解らない内容になる可能性が大かもしれない。
劇場版は順調?に20周年を目指しているかに思うが、既にアニメ放送は原作に追いついており、何かの足しになるかどうかはわからないが、とりあえずは74巻分から始めようか。

74巻は、「探偵事務所籠城事件」、「動画サイト誘拐事件」、「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」、「毒と幻のデザイン事件」の途中までが収録されている。

「探偵事務所籠城事件」は、新キャラ“世良真澄”が意図的に工藤新一を事件に引っ張り込むことに成功。事件解決というよりは、コナンの正体を見極めようとしている世良の動向が気になる話で、実は「黒の組織」の一員っぽい匂いをプンプンさせている。(フェイクの可能性も捨てきれないが)。

続く「コナンVS平次 東西探偵推理勝負」でも、世良の2人を煽るような発言が随所に見られ、どうやら確信に至った風。そして平次はもちろん、蘭や和葉もマークの対象にしており、小賢しくも友達を装って懐に入ろうとしているところが非常に心配なところ。だたし、彼女たちを「手ごわい」と評価しており、安易に手出しはしてこないものと思われる。また、FBI捜査官たちもうっすら絡んでおり、世良に見覚えがあるらしいとのことから、彼女の正体はどちら側だとしてもFBIから割れる可能性が高くなったようだ。
久々の東西勝負は、西優勢でスタートしたものの、最後は一発逆転劇でやっぱり東の勝利。それにしても「自分」が一人称か二人称かで正反対の意味になってしまうくだりは面白かったが、「辛い」と「しょっぱい」であり、関西人の性格性で自白を引き出そうとするのはカナリ苦しかったかなぁと。

Conan7575巻は、「毒と幻のデザイン事件」の解決編、「偽小五郎の名推理」の事件、「赤い油性のシュウ事件」、「謎の探偵と運命のネイル」の事件が収録。

74巻から引き続きの「毒と幻のデザイン事件」は、錯視をトリックに使用した事件。バームクーヘンを均等に8等分にして並べてみれば誰もが手軽に体験できるトリック。平次が上京していた本当の理由はこちらの事件の為だったわけで、図らずも新一との共闘路線に突入となった。
事件とは別に、ここでは蘭が新一から告白されたことを知った和葉が、2人の両想いが確定したのを羨み、一念発起して平次に告白をするというオマケがついていた。もちろん、こちらのペアもはじめから相思相愛だからコクった瞬間に決着がつくハズだけれど、和葉から新一が蘭に告白したことを聞いた時点で、平次は続きを聞かずにコナンを冷やかしに行ってしまったというオチで終了してしまった。
新一が勢い余ったポロリ告白だっただけに、平次にはプロポーズさながらにカッコよく告って貰いましょうって作者の温情かな?と思ったりするんだけど。

「偽小五郎の名推理」の事件は、これまでなかったのがおかしいくらいなネタ。善意の偽物だった為、“毛利探偵”として事件に巻き込まれた彼を“本物の眠りの小五郎”であるコナンがフォローしながら事件を解決に導くことになるが、小五郎の偽物だけにお調子ものという点は似ていたかもしれない。

「赤い油性のシュウ事件」は、連続車上荒らしを扱ったもので、オタク趣味を持つ千葉刑事が被害者として参加。千葉刑事といえば、彼にも初恋の彼女がいたことが発覚しており、なんとその彼女が交通課に配属されていることが71巻で披露され、この事件にて絡みをみせていたが、この度も特に進展らしい進展は無かった。これからも時々経過観察エピが登場すると思われる。
事件は、かつての重大過失自動車事故に巻き込まれた被害者家族が、同じ過ちを繰り返しそうな無責任な行為を行う人々に憤り、行き過ぎた制裁(警告)を加えていたという話だった。どんな理由であれ、他人の所有物を傷つける行為はイケナイことであり、犯人には意図すら伝わらないカタチでの間違った意趣返しを反省してもらわなければならないが、ちょうど今、「てんかん」の持病を持ったドライバーによる暴走死傷事故がニュースやワイドショーを賑わしているところで、先年にも「てんかん」を申告せずに免許を取得更新していたドライバーによる死傷事故が発生していたことを思い起こすところで、その後の無対策から繰り返されてしまった事故を嘆く先の事故の被害者家族のインタヴューには、やり場のない怒りの矛先のような「可能性」という部分でこのエピソードが即座に頭に浮かんだ。たまたま75巻の発売日と近いタイミングだったことから現実とリンクしやすくなったとも言えるが、深読みすればとてもハードでデリケートなテーマを扱った事件であり、どちらも他人事とすることなく、しかと心に<留め置かなければならない事だと思った。「てんかんキャリア」の問題は規制の仕方によっては人権問題にも発展する非常に扱いが難しいことであるが、ドライバーの安全意識とモラルに頼るしかないところの部分では、安易に考えることなかれと、自覚しなければならないと思った次第だ。

「謎の探偵と運命のネイル」の事件」もこれまた哀しい事件。小五郎の同級生が渦中の人物となるわけだが、ややいただけない一昔前の少女マンガの設定のような悲劇的結末。しかも、“謎の探偵”だなんて、この期に及んでまたさらに登場人物を増やすとはどういう了見なのか。
赤井さんもここしばらくほったらかしだし、この先「名探偵コナン」はどういう方向に進み、何をどうしたいのやらさっぱり感じることが出来なくなっている。単なる延命と思いたくないのだが・・・。

劇場版が持ち直しているだけに、原作も終わりに向かって集大成をバッチリ決めて欲しいものだ。

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コメント

一昔の悲劇確かにね・・・・・
毛利さん、大学時代の同窓会も楽しい集いになるはずが
大学時代苦学してた時家庭教師してた時の教え子が
今回は高校時代のクラスメート。
幸せの絶頂の時が、絶望の垂直落下。
伴場さんは立ち直れるのだろうか?
身の周りでこう言うことばっかりじゃ(金田一や
明智さんはそうですね)、毛利さん鬱になるんじゃと
心配。
ラストを見ればその心配は無用?
目暮警部には死神扱いされてる毛利さん。
その内、周囲から死神厄病神呼ばわりで、総スカンにされたりして・・・・
shockcoldsweats02


投稿: カモミール | 2012/04/19 11:44

75巻のラストは、絡繰峠の蜘蛛屋敷以来の
やりきれない結末。
蜘蛛屋敷のほうはアニメはとうとう観れなかったくらいです。
蜘蛛屋敷の犯人に関しては、復讐の動機はわかるんですけど
罪を逃れるために、無関係の和葉まで巻き込んだことは
許せないですね。

投稿: カモミール | 2012/04/19 11:58

■カモミールさん、こんにちはsun
行く先々で事件では、小五郎が「死神扱い」されても仕方がないですね。

それにしても、近親だなんてしょーもないネタを持ち出すあたり、相当ヤバイ気がします。「蜘蛛屋敷」はともかく、75巻のラストには私は鼻白むだけでした。ネタがネタだけに、やるのならば「蜘蛛屋敷」くらい丁寧にかいて欲しかったかなと。

人は復讐であれ何であれ、いったんタガが外れたら歯止めが聞かなくなるのでは?私は、一線を越えずに踏みとどまることでしか、人間ではいられないってことだと思ってますので。
今回の劇場版も真実を知らなかったゆえの犯行でしたしね。

以前にも言いましたが、この場では持論による内容の賛否を議論する気はないので、ここまでにしてください。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/19 14:41

以後気を付けます。

投稿: カモミール | 2012/04/19 14:55

■カモミールさん、こんにちはsun
楽しくお話しできるのが何よりですから~happy01

投稿: たいむ(管理人) | 2012/04/20 11:23

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