「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1」みた。

「初恋」「ニュームーン」「エクリプス」に続き、《トワイライト・サーガ》もいよいよ最終章へ。
「Part1」はベラの妊娠を火種とした新たなる戦いの序章といったところだが、据わりの悪かった問題もようやく収まるべきところに収まってくれた感があり、初めて「面白くなってきたぞー」って次回（ラスト）が楽しみに思えた気がしている。

「もう勝手にして～」って感じだった人間の少女：ベラをめぐるヴァンパイア：エドワードとオオカミ族：ジェイコブによる小面倒くさい三角関係もなんとかひと段落。結婚・妊娠と話が加速度的に進むのかと思いきや、相変わらずぐるぐる悩ましいベラであり、煮え切らないエドワードであり、それでいていちゃいちゃシーンは長いこと長いこと。特に結婚式の誓いのキスはやり過ぎだろ～って感じだし、アテられるだけのジェイコブくんもやっぱり不憫このうえない。至福からどん底へってギャップを思いっきり見せたかったのだとは思うけれど、妊娠してからも堂々巡りが始まるし、このシリーズは基本「やっぱりこうなのね」って気分になってしまう私だった。
では、一体どこで「面白くなってきたぞ～」って思えたかってことになるのだけど、最後の最後、出産が始まり、ようやくジェイコブくんも報われる日が来そうな方向へ発展、この先は生まれた子をめぐる話になるだろうってEDになって、思わずワクワクしてしまったってことだったりする。

オオカミ族との協定は破られ、ヴァンパイア族の中でも微妙な立場で暮らしているカレン家。稀有な存在として生まれた子があちこちの標的になるのは必然で、敵だらけとなったカレン家とジェイコブがどう苦難を乗り越えるのか、どんな決着が付けられるのか。これまでもこれからも原作を読むことはないと思うので、12月公開の「Part2」がとても楽しみだ。

好感度：★★★++

やっとベラも正真正銘カレン家の仲間入り。でも父親はなんとなくカレン家を訝しんでいる気配があるし、こっちも少し気になるね。