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2012/02/03

「ALWAYS 三丁目の夕日'64」みた。

Always64

予告編を見て、「またやるの?しかも3Dで?」とか思ったけれど、1作目も2作目も劇場で観ていたし、先日のTV放送も観てしまえばやっぱり見たくなるというもの。
庶民にもちょっぴり便利や娯楽が浸透し始めてはいるけれど、何年たっても変わらない人間味溢れた3丁目。古き良き活気に満ちた昭和の風景が眩しく感じられる映画だった。

今回は六ちゃんの結婚と淳之介のひとり立ちという、2つの旅立ちの物語が描かれている。それがまったく絵にかいたような”昭和”っぽい旅立ちかたで。

方や、娘の初恋なんかにはちっとも気が付かない父親。知ったところでただただ拒絶反応。相手の男が堅気以上の良き男と分かれば、「まだ早いよ~weep」とシュンとしつつも娘を想って送り出す、非常にわかりやすい父親像。
方や、”小説家”という夢を目指した為に父親から勘当された息子。そして”小説家”になった息子は、どんなに生活が苦しくても書くことを止めない強き者となった。やがて息子は父親が息子の将来に失望と希望の両方を胸に、勘当することで応援していたと知る。親の心を初めて知ることで、今は自分自身が父親と同じだということを知る息子。息子を信じだまって見守る妻。”家長”の絶対的存在を感じる家庭の風景。

「安定・安心」と「夢」、だれしも天秤にかけて悩む時期がある。最終的にはどちらを選んでも、おそらく正解なんてものはなく、その結果に納得するのも後悔するのも全てその人自身の心の持ちよう。”幸せの定義”は人それぞれで、”価値観”もそれぞれ。「それでいいんじゃない?」という彼らの身の長けにあった選択が心地よいと思う。

・・けれど、現在の私たちは履き違えないようにしなくちゃとは思う。上だけを見ていられたこの時代。この先、良きものを次々に捨て始めた日本人で、この時代の奢りによるさまざまなツケが今回ってきているのも事実。この映画の時代を「懐かしむ」のではなく、「羨む」ようなことにならないで欲しいと思った。

好感度:★★★++

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コメント

たいむさんこんばんわ♪

絵に描いたようなありがちさやベタっぽさはもうこのシリーズの『お約束』みたいなものでもありますが、それでも毎回毎回お涙ポロポロなのは泣かせ所の演出が絶妙なのかはたまた自分がここ6~7年ですっかり涙脆くなり過ぎたのか・・?^^;(おそらく後者w)
でもなんにせよ、今回も感動と笑いの切り替えが結構上手くて、自分は満足できました♪

でも自分はまだ親の立場ではないので、両家の大黒柱の気持ちに共感するまでは行きませんでしたが、茶川家サイドの『安定した将来か先行き不安の夢か』という選択は自分も学生時代に近い経験をしたので、淳之介の苦悩はちょっと分かるかも?
今の職場は安定・・・してるとはとても言えませんが、それでも昔と違って任される事が多くなってきた分、忙しく疲労蓄積ながらもそれとなく充実してる毎日。
しかしまあこれを『幸せ』と呼ぶのもまた微妙ですね・・(汗

投稿: メビウス | 2012/02/03 20:09

そうですね。この時代の雰囲気はもう終わってしまったものと考えるのではなく、これからまたこんな上を向ける時代が来るように頑張らないとダメですよね。

それにしても鈴木オート一家は本当に楽しいですよね。
特にあの昭和の父親像はウチにもいますので、楽しかったです。

投稿: にゃむばなな | 2012/02/04 09:38

■メビウスさん、こんにちはsun
みんな良い人で、古き良き時代をさらに美化したような作りですからねぇ、この作品。
まぁソレが売りで、それでも良いんです!って感じなんだけど。

安定と夢。私はどっちかってーとそこまでの「夢」を持てなかったからなぁ。
けどいろいろやってみたいことはあったわけで、今思うと、いっぱい間違った進路を選んできたような。。。わはは。
それでもその道で楽しかったこともいっぱいで、やっぱ何が正解かなんて死んでもわからないかもですね~

投稿: たいむ(管理人) | 2012/02/04 20:40

■にゃむばななさん、こんにちはsun
昭和生まれとしてちょっと複雑な気分。
少子化だのなんだも先行き真っ暗なデータが発表されているこの頃で、何をどうしたら良いものか・・・

女性の地位向上でうしなわれてしまった昭和の頑固ジジイかも?まぁそれはそれで私は構わないけど。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/02/04 20:45

東京タワーと同い年なもんで、またやるのかぁ~と言いつつも(←たいむさんと全く同じ感想です。しかも3D)観てしまうんですよね。
この時代は、もっともっと、汚くて人間もこんないい人ばかりでなく、貧しかったぶん嫌な部分もいっぱい見せ合っていたと思うんですが、ノスタルジィというオブラートにくるむと、こんな感じなんでしょうねーーw
でも、嫌いじゃないです。

投稿: mariyon | 2012/02/09 09:51

■mariyonさん、こんにちはsun
昭和を描いた・・と言えば、20世紀少年のほうが泥臭さがあって自然な気がしている私です。
昭和30~40年前半はまだまだ日本全国中流家庭ってわけじゃなかったですしね。

綺麗すぎな分、本当に羨ましく思っちゃだめだなって感じてます。ハイ。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/02/09 17:29

こちらにも~♪
たいむさんは、もちろん2D鑑賞ですよね?
私も2Dで十分と思いましたが、上映時間の関係で3Dで観ました。相変わらず3D必要なかったかと(汗)

悲しいことに(笑)この時代に生まれていたので、この作品観ると、懐かしいな~っていつも思ちゃいます^^
今思うと、物は豊かではなかったですが、心は豊かだったような気がします。

懐かしいとは思いますが、いい時代だったとも思いますが
羨むのは確かにちょっと違うかもですね(汗)
でも、昔のいい思い出とかって、どうしても美化しちゃうんですよね(汗)

投稿: ひろちゃん | 2012/02/10 15:51

■ひろちゃん、こんにちはsun
ありゃりゃ。コメントをかえしたつもりになってました。
遅くなってごめんです。

自分が直にみて育った時代は格別というか、同じ時代のこととなると共感度が違うのは当然かと。
だからこそ、あのときはよかった・・・ってのがちょっとヤなんですよねー。実際、古き良きっておもうところはたくさんあるんだけど(^^;

なにやらまだまだシリーズをやる気見たいですが、暗黒の今、「昔は良かったぞ」って風にならないようにして欲しいなって思ってます。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/02/18 21:04

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