「新少林寺/SHAOLIN」みた。
話としては、悪人が善人へと改心、争いを止め慈悲の心を持とう、慈愛が世界に平和を齎す、そんな感じ。
中国全土で争いの絶えない不安定で混沌とした初期の中華民国。恐怖と力でねじ伏せて人々を支配、地位と権力を保持していた将軍は、突然の腹心の裏切りから人生を一変させることになる。娘を殺され家庭は崩壊、自らは賞金首となる。そんな将軍はたまたま少林寺の厨房係に拾われたことで、我が身の過ちを知り、恥じて悔い改める道を進むことになるのだが、かつての腹心は西洋人と結託し、自分以上の悪逆非道を始めたことを知り、罪なき命を救い出すと同時に、腹心を改心させることこそが我が身の務めとして、自身を囮にし、少林寺は総力を挙げての戦いに挑むことになる。
武術に長けた少林寺の僧たちといえども、多勢に無勢の戦いでは苦戦は必至。芸術的な少林寺拳法に対して、銃撃のなんと無粋な事。ひとりまたひとりと倒れて行く僧たちの姿があまりに痛々しい。
大師兄や方丈は「死亡フラグ立ってるなぁ」と思っていたが、まさかまさか関わった丸ごととはね。死に様がそれぞれを象徴しているところは、時に「美化し過ぎだろ~」って笑っちゃったけど、わかりやすくって嫌いじゃない。
特別出演のジャッキー・チェンは、今回も脇役に徹しつつも、いかにも彼らしい存在感を醸し出していた。”武術は子供の時にかじった程度”の厨房係という役どころだが、これぞ”厨房係の奥義”的アクションで魅せてくれた。コミカルなアクションをやらせたらジャッキーはピカイチで拍手喝さい!
だいぶ長丁場なのだけど、起承転結がハッキリしており、そのとおりにテンポよく進むのでまったく時間は気にならない。ベタなクサさも含めて、私は好きだ。
総評:★★★★ 好き度:★★★★+ オススメ度:★★★★
主人公・候杰の娘役の子。可愛いらしいし、瀕死の様子とか凄く上手だったなぁ。
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コメント
子供が死んじゃうところとか泣けました。あれは辛い…。いくら心を入れ替えるきっかけになったとはいえね^^;
修行シーンになるともう自動的に血圧上がってました。もうね、体が動き出しそうなぐらい(笑)
それにしてもいくらセットとはいえ、少林寺大爆破て!罰あたりな!w
投稿: KLY | 2011/11/19 21:17
こんばんは♪
人間ドラマに重点が置かれたお話だったのが良かったです。カンフーはちょっと苦手^^;
意外に泣けるお話でしたね~
確かに美化し過ぎというのはわかります(笑)
投稿: yukarin | 2011/11/19 23:32
■KLYさん、こんにちは
娘のところも不憫に思いましたが、私は子供たちが饅頭をもって見張りの下っ端兵士を諭すところにグッときてウルウルしてました。
基本的にカンフー作品って、物が壊れやすくて、破損プリが見事な作りになってると思うのだけど、少林寺まで崩壊とは驚きでした。
そもそも、馬で乗り入れるってありなの?とか最初から思ってたけどw
投稿: たいむ(管理人) | 2011/11/20 22:05
■yukarinさん、こんにちは
カンフーは苦手ですか?
私もジャッキーありきでしか見ていないところだけれど、歯切れの良いアクションは好きです。
そこの内容も(クサイなりに)付いてきていたし、久々に良い感じでしたw
投稿: たいむ(管理人) | 2011/11/20 22:07
こんにちは♪
J・リーがあまり得意ではないこもあってオリジナ
ルの方はレンタルなんかで観たことは観たんですけ
ど、正直なところあまり覚えてないんすよねぇ。
だけに前作と比べるところがなかったんで人間ドラ
マに重点を置いた功夫映画として素直に観れたしグ
っと惹き込まれた作品でした。
成龍の起用方に当初はなんか勿体無ぇなぁなんて思
ったけど、野菜炒め拳と彼特有のコミカルを出しい
ていてシリアスな展開の中にあって一服の清涼剤的
な役割を果たしたなぁと。
主役ではなくこう言う脇で存在感を残すまでになっ
たんだなぁと感慨深くもありました♪ (゚▽゚)v
投稿: | 2011/11/23 15:33
■名無しさん、こんにちは
コメントの書き方とTBのタイミング的に風情♪さんかなーと思うのだけど、ちがっていたらごめんなさい。
私も前作は良く覚えてないのよね。観てはいるんだけど。
カンフーアクションという物珍しさからそれだけで燃える時代は過ぎ去り、いまや内容の深さも重視され総合力じゃないと高評価は得られない昨今、大健闘のカンフー映画に仕上がっていたと思いました。
ジャッキーの起用も、効果的でしたね。
大鍋の裁きも見事だったけれど、炒めしゃもじ拳法は大拍手。こういうのはジャッキーならではだし、期待を裏切りませんね。
近頃は本当にシブく脇を固める感じが板についてきていて、なんだか以前より素敵に感じますw
投稿: たいむ(管理人) | 2011/11/23 16:27
たいむさん、こんにちは♪
ほんと、泣けるカンフー映画でした(泣)
この映画でこんなに泣かされるなんて~と言うほど
泣きました(汗)
ジャッキーの役悟道は、彼とリンクするような人柄でしたよね。特別出演の割には、出番が多く嬉しかったです♪
重いトーンの映画の中で、彼に癒しもらい笑顔になりました(^^)
アンディの娘役の女の子は、日中のハーフだそうです。
かわいい子でしたよね^^
子坊主たちも良かったですが(^^)
投稿: ひろちゃん | 2011/11/25 14:34
■ひろちゃん、こんにちは
ジャッキーには癒されましたねー。
実は最強!なんて事もなく、野菜炒め拳法で楽しませてくれて愉快でした。子供たちといっしょなのも良かったし。
>アンディの娘役の女の子
へぇ、日中ハーフですか。
アジア同士じゃ見た目はほとんど変わらないからいわれなくちゃ分かんないですよねw
私的には、愛菜ちゃんバリの上手さだと思いました。血を吐くトコとか抜群(笑)
投稿: たいむ(管理人) | 2011/11/25 18:07
ちょっと遅れたら日本語吹き替えになってしまいましたが、それでも十分面白かったです。
アンディの肉声聞きたかった…って、今回はどうだったんでしょうか?
個人的には、ユィ・シャオチュンの整ったの顔がほん等に印象に残りました。
たとえ吹き替えでも見ることができて良かったです。
投稿: mariyon | 2011/12/01 20:09
■mariyonさん、こんにちは
字幕と吹替の両方が配給される場合、最近は劇場の判断次第になっちゃってますもんね。両方やるだけファンに配慮といえば配慮だけど、時間差上映って苦肉の策なんでしょうねぇ、たぶん。
それはともかく、アンディに限らず、やっぱ肉声は良いっす。
というか、表情(感情)と口の動きは、そのまんまじゃないと発音の強弱で微妙なズレを感じませんか?
でも、ジャッキーは吹替えのほうが一般にはなじみがあって違和感ないだろうし、アンディは「レッドクリフ」と同じ声優さんなら悪くないし、私も吹替えでもきっと楽しめたと思います。
>ユィ・シャオチュン
うはは。名前聞いても顔が浮かばない~~~
日本人は問題ないのに、中国人・韓国人の顔はみんな同じに見えるし、なにより似たような名前ばかりで憶えらんないっす(><)
投稿: たいむ(管理人) | 2011/12/02 15:26