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2011年11月の11件の記事

2011/11/27

『ヒア・カムズ・ザ・サン』 有川 浩 〔著〕

Here_comes_the_sun

アニメ『図書館戦争』の柴崎麻子役に(声優)沢城みゆきさんが起用され、その縁から《演劇集団キャラメルボックス》と有川先生の親交が深まり、やがて演劇を扱った小説『シアター!』が『もうひとつのシアター!』という形で舞台化されたのは、有川ファンなら周知のことと思うが、この『ヒア・カムズ・ザ・サン』も《演劇集団キャラメルボックス》と深い関わりを持った作品とのことだ。
『ヒア カムズ ザ サン』と『同 パラレル』の2本の中篇作品が収録。どちらも”7行のあらすじ”から有川先生が立ち上げた、枠だけ同じの別のお話。また「パラレル」は《キャラメル・ボックス》の演劇版と同じキャラクターを動かした有川先生のオリジナルストーリーとのこと。
残念ながら私は演劇版を観たことが無いので、全てを比較出来ないけれど、選択肢如何で無数に世界は広がっていく、という可能性みたいなものはこの一冊でしっかり味わえた気がしている。

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2011/11/26

「ゴーストライター」みた。

Theghostwriter

ロマン・ポランスキー監督の本格派ミステリーが地元でもやっと公開。
ユアン・マクレガーが主人公ということで、特に楽しみにしていた作品のひとつ。またピアーズ・ブロスナンほか脇役陣も豪華。政治要素が強くシリアスながらも、ヒッチコック風のスリラーや英国風ユーモアが盛り込まれており、「さすが巨匠!」といった貫禄が感じられる映画だった。

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2011/11/23

「おじいさんと草原の小学校」みた。

The_first_grader

地元でようやく公開。「84歳の小学生」という実話をもとに映画化したもの。
最初劇場でチラシやポスターを見た時、主演が”モーガン・フリーマン”だと思い込み、即座に「観るリスト」に加えたのだが、良く良くみたら別人だった。それでも、「観るリスト」からは外れなかったし、観て良かった素敵な映画だった。

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2011/11/19

「新少林寺/SHAOLIN」みた。

Shaolin

”新”というだけあって、かつて一世を風靡したカンフー映画のリメイクに終わっていないところがすごく良かった。
人間ドラマに重点が置かれ、テーマ性が明確。緩急のつけどころも絶妙で、なにより華がある。
”少林寺”の名にふさわしい達人技のアクションに胸を躍らせつつ、心打たれる流れでは素直に涙できる、確かに「泣けるカンフー映画」だった。(以下、若干内容に触れているのでご注意を)。

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2011/11/13

「インモータルズ -神々の戦い-(3D吹替版)」みた。

001

いつもどおり2D字幕で鑑賞する予定だったが、「どちらかというと内容より、映像を堪能する映画かな?」という情報を拾って、急遽「3D吹替」(字幕上映なし)に乗り換えた次第。『三銃士』は3Dでも良かったかなって思ったばかりだったしね。
ミッキーやルークはオリジナル音声で聞きたかったところではあるけれど、たぶん3D鑑賞で正解。神話の世界など現実味のない設定も3Dとは相性が良いのだね。また血しぶきの飛び散りっぷりがナマナマしさを強調してくれたし

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2011/11/12

「コンテイジョン」みた。

Conteition

まずはマット好きに始まり、さらにそうそうたる豪華キャストに惹かれるところだけど、『猿の惑星:創世記』の余韻が残っている時に予告編を見たこともあって、”ウイルス感染”という内容に期待していた映画。
マットのふっくら加減はともかく、俳優陣には文句なしどころか、むしろ勿体ないくらいに贅沢な起用じゃないかと感じるのだけど、中身は思っていたものとはちょっと違ったかも?

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2011/11/11

「マネーボール」みた。

Moneyball

”マネーボール理論”で弱小球団だったアスレチックスを強豪に作り替えたビリー・ビーンの実話に基づいた映画。サクセスストーリーの一種だけど、そういうわけでもなく、もっと根本的に大切なものが見えてくるような話と思う。
今から10年前の実話も実話の部分は、きっと世界的なニュースにもなっていたと思うのだけど、私は結果を知らなかったからちょっとした感動が味わえて良かった。

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2011/11/10

「1911」みた。

1911

1911年の「辛亥革命」前後の激動の中国を描いた映画であり、ジャッキー・チェン映画出演100本目となる映画。
中国史として辛亥革命や孫文・袁世凱のところは学校の授業で一度は習っており、少しは知っているつもりだったが、所詮は他国のお話なのだね。ジャッキー演じる黄興は名前すら知らなかった私で、「そういうことだったのね」改めて思いつつ、「袁世凱って狡賢い奴~」とか今更にも思いつつ観ることとなった。

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2011/11/04

本格始動は嬉しいが・・・

8月末ころにSEEDの「HDリマスタープロジェクト始動」の第1報が打たれて以来、なかなか続報が出ず、また準備もないのにフライングスタートかよって思い始めていたこの頃だったが、ようやく「本格始動」の第2報が発表された。

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2011/11/03

「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(2D字幕)」みた。

The_three_musketeers

『三銃士』の原作は未読。けれどNHKの”人形活劇”三谷幸喜脚色の『新 三銃士』は視聴していた。こちらは三谷脚色なだけあってコメディ満載の軽いノリ。プランシェなんかは”お猿さん”になっちゃってたけれど、イメージを崩したりストーリーを大きく逸脱するようなことはなく、大人も子供も楽しめるような優良作品だった。
おかげで知識面はバッチリ。設定の差異も即座に修正できたし、ド派手な今風映画として楽しめた。

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2011/11/01

「ミッション:8ミニッツ」みた。

002「このラスト、映画通ほどダマされる」って宣伝文句は、いったい何について言ってるんだろう?
いやに挑戦的なふれこみだったので、映画好きとして負けるもんかとアレコレ勘ぐりながら観ていたけれど、中~後盤にかけてはほとんど思った通りになっていくし、ひょっとして「何かあるぞ!」って深読みさせた=騙されたってことなのかなぁーとか思ったり・・・。
映画自体は面白かったんだけどねー。少しばかり構え過ぎちゃったかな?

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