『ヒア・カムズ・ザ・サン』 有川 浩 〔著〕
アニメ『図書館戦争』の柴崎麻子役に(声優)沢城みゆきさんが起用され、その縁から《演劇集団キャラメルボックス》と有川先生の親交が深まり、やがて演劇を扱った小説『シアター!』が『もうひとつのシアター!』という形で舞台化されたのは、有川ファンなら周知のことと思うが、この『ヒア・カムズ・ザ・サン』も《演劇集団キャラメルボックス》と深い関わりを持った作品とのことだ。
『ヒア カムズ ザ サン』と『同 パラレル』の2本の中篇作品が収録。どちらも”7行のあらすじ”から有川先生が立ち上げた、枠だけ同じの別のお話。また「パラレル」は《キャラメル・ボックス》の演劇版と同じキャラクターを動かした有川先生のオリジナルストーリーとのこと。
残念ながら私は演劇版を観たことが無いので、全てを比較出来ないけれど、選択肢如何で無数に世界は広がっていく、という可能性みたいなものはこの一冊でしっかり味わえた気がしている。
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