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2011/10/08

「ツレがうつになりまして。」みた。

Ture

宮﨑あおい&堺雅人が再び夫婦役で見られるということで楽しみにしていた一作。
”鬱病”を扱っているため軽いノリというわけにはいかないけれど、あたたかな夫婦愛の物語で、たしかに「この秋、いちばんやさしいラブストーリー」と思う。
「健やかなる時も、病める時も・・」の件は予告編でも聞いていたはずなのだけど、思わず涙がこぼれてしまった。それから、「恐縮ですが・・」の三上さんにも。

鬱病は”心の風邪”と言われているそうで、誰でも罹る可能性があるとのことだ。実際、私の家族にウツを患ったものは1人もいないけれど、友人、知人、会社の先輩後輩には何人かいる。そのほとんどが社会復帰を果たしているけれど、それまでの苦労は聞いているし、見てもいる。
未だに「根性論」でウツを病気として認めない考えを持っている人も少なくないように思うけれど、随分とオープンになってきている印象はある。でももし身内に患者が現れたとしたら・・・どうかなぁと少し考えるところ。
それはともかく、「あ・と・で」の話は本当だなーって思った。特に「と」については第3者の周囲にもいえることで、病気について理解していても、どうしても「腫れもの」に触るように接してしまいがちになってしまうところがあるからね。

原作は読んでいないので、夫婦についてはどのくらい装飾(美化)されているのかわからないけれど、堺さん演じる”ツレ”の症状は(個人差はあれど)概ね鬱病を患っている方の挙動と思えた。また、ほんの些細な切っ掛けや価値を見つけて癒されていくのも本当らしい。
時に苛立を隠せなかったりするけれど、のんびりあせらず病気との付き合いかたを模索していく夫婦の姿に感銘を受けつつ、”鬱病”入門編としてもとてお参考になる作品なのではないかと感じられた。

総評:★★★★   好き度:★★★★   オススメ度:★★★★

ハシゴにこだわっていた”ツレ”。私もあおいちゃんの”﨑”にこだわってみた。(ちゃんと表示されていると良いが)

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コメント

良い話でした。
私は正直に言えばうつ病の方の気持ちは解りません。
身近にもいないので、周囲の方がされる苦労も本質的には解らないです。
ただ、この作品てうつ病はただの一例なんだなと。長い人生を夫婦で歩んでゆく間には、うつ病だけでなく様々な困難が降りかかるでしょうけども、それをお互いに助け合って進んでゆくことに気付く夫婦の物語なのだと思いました。

投稿: KLY | 2011/10/09 01:57

■KLYさん、こんにちは
観終わったときに近くの熟年夫婦が「良い映画だったね」と話していましたが、本当にそうでしたね。
まぁ、夫婦のカタチは様々で、そういうところでも一例にすぎませんが、こうあれたらいいなって夫婦のカタチでした。

どんな病気であれ(時に障害や精神的なもの)は偏見が付きまといますが、間違った解釈ならば改めていきたいものですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/10/09 08:38

こんにちは!

良かったですねー^^
映画に出てくる言葉のひとつひとつが、たとえうつ病でなくても「そうかー^^」って思わせてくれて^^

あおいさんと堺さんの演技もとっても良かったです♪
ほんわかした気分で見れました。

投稿: みすず | 2011/10/14 14:26

■みすずさん、こんにちは
「ウツ」は知っていても、身近でなければわからないことだらけですもんね。
ウツでもそうでなくても、人間としていろいろ勉強になる映画でしたね。

夫婦コンビはぴったんこでしたねw

投稿: たいむ(管理人) | 2011/10/15 15:35

こんばんは--!
重いテーマですが漫画やイグちゃんが和らげてくれてましたね。
あおい&堺夫婦の自然な夫婦っぷりもとっても良かったと思いました♪
うつ病の症状は多分いろいろなんでしょうけど・・
当人より周りの方がつらそう--なんて思うのはやはり
私の目線が妻よりのせいなんでしょうかね。
長くいても心が通じてるかは疑問な我がツレですが
心身共に健康でいることに感謝しなきゃなーと強く思いましたです


投稿: くろねこ | 2011/10/17 23:53

■くろねこさん、こんにちは
私もどちらかというと妻目線でしたよ。
たぶん一番つらいのはやっぱり当人だとは思うのだけど、家族もストレスが溜るだろうし、違った種類のツラさとして同じくらいキツイんじゃないかなと。

ウチのツレはいろいろ鈍感すぎだからウツにはならないと思うんだけど、逆にある日突然ポックリじゃないかっていつも話してます。

心身共にいつまでも健康でいられたら良いんですけどね~。努力だけはしたいところですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/10/18 17:37

やっと観れました!

知人にもご主人が鬱になって…という方がいますが
奥さんの立場って、すごいことだと思う。

もちろん本人は大変だし、それを映画のように
申し訳ないと思ってさらに落ち込んだりするんだろうけど
支えがあるのとないのとでは全然違う。

友人の一人暮らしの鬱のいとこは、
週に一度、友人に電話をかけてくれるそうですが
それが唯一の支えなんだそうです。
ほかの人には電話もかけれないらしい。

重いテーマをさらっと見せてくれた映画でほっとできました。

投稿: mariyon | 2011/11/06 09:22

■mariyonさん、こんにちは
風邪がピークで今週末は自宅に引きこもり。今週来週は見たい作品が目白押しなのに、どんどん溜ってしまって困ってます。

こころの病気って難しいですよね。
もし相棒がそんなことになったら、理屈では分かっていても、実際にはどうしたら良いのかわからずオロオロすると思います。

これは成功例?なのかもしれないけれど、身近になりつつある敬遠したいようなテーマをうまく見せてくれた映画として良い作品だったと私も思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/11/06 15:32

家庭の医学でも紹介されていた話。
映画より大変な感じでした。
映画は多少美化されていたんでしょうか?
欝に関しては大分理解されているようですけどね。
主人公の女性の実家で、欝の青年が自らの命
絶ってしまった場面は切なくて・・・
妻目線の方だから重くつらい内容でもサラッとした
内容になったんでしょうけど。

投稿: カモミール | 2011/11/18 12:05

■カモミールさん、こんにちは
美化というよりは、映画として重くなり過ぎないような配慮でしょうか?原作を読んでいないのでわかりませんが、原作自体がマンガで軽く受け取れる感じに描かれているのかもしれませんし。
そして、ウツも軽度から重度まで様々です。
ウツは障害とも違うところが難しいというか、「さっきまで笑っていたのに・・」なことになり兼ねない気がしています。
とにかく、何事も決めつけてはいけないってことなんじゃないでしょうか。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/11/18 14:23

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