「恋とニュースのつくり方」みた。

ハリソン・フォード目当てもあって、公開前から観ようとチェックしていた。・・にも関わらずなかなか時間が取れないでいたところに、震災が重なってしまい、もう間に合わないかと思っていたが、なんとか終了する前に観られて良かった。
イメージとしてはもう少しラブコメ要素が強いと思っていたのだけど、サクセスストーリー色のほうが強めかな？でもどっちも好きだから問題なし。久しぶりに（性格的に）イヤミの感じられないヒロインで素直に好感が持てて良かったし、気持ち良く笑える作品は良いね。

物語は、ローカルTV局をクビになったプロデューサーのベッキーが、大抜擢的に再就職した先で視聴率が低迷している打ち切り寸前の朝のニュース番組”デイブレイク”を見事に再生するというもの。また、TVの仕事は子供のころからの夢だったこともあり、あまりに仕事一筋のベッキーに引いてしまう男ばかりと付き合っていたことから、恋愛のこととなると超のつくニブさ発揮するベッキーだったが、ようやく彼女を理解し、好きなようにさせてくれる彼に巡り合うという2本立てのストーリーにもなっている。
番組の再生には、プライドの高い大御所キャスターの起用からひと騒動ふた騒動を乗り越えて大成功を収め、番組スタッフの絆を築き上げるというお決まりな展開。恋愛のほうは割とトントン拍子といった風だったけれど、最後は何もかも良い方向へ。。。という王道中の王道が心地よい。

とにかく早口でペラペラと良く喋り、忙しなく良く走るベッキーだったけれど、逆にどっしりマイペースを崩さないマイクとのバランスが良かった。思わず「プっ」って吹き出してしまう会話劇からの笑いネタが絶妙だったしね。全般的に興奮すると挙動がヘンになるベッキーも可愛いかった。「食事に誘うところからゆっくりやりなおそう・・」って言った矢先に切り替わった瞬間の熱烈っぷりには笑えたなぁ。

期待していたハリソンは、だいぶ年を取ったなぁと強く感じたけれど、やっぱりハリソンはハリソンで、オーラが違うなってね。（ダイアン・キートンのはっちゃけぶりも凄かったが）。

ずっとニコニコしながら次の展開を予想しつつ観ていた感じ。計画停電（実際は実施を回避し続けているのだけど）などから上映の劇場が休館になったりもして、観れずじまいになるかと思っていたが、観に行かないで後悔せずに済んで良かった。

総評：★★★★　　　好き度：★★★★+　　　オススメ度：★★★★

何を勘違いしたのかチケットカウンターで「○時からの『恋するニュースキャスター』を1枚」とか口走ってスタッフを困惑させ、赤っ恥をかいた私。「どっから出てきたんだろう？このタイトル」って、未だに自分でも謎～