『図書館戦争』シリーズも遂に文庫化!
これはDVD特典ゆえに読むことができなかった小説ファンにとって待望の朗報だよね。
私はアニメファンでもあるし、ショートストーリー読みたさに全巻予約購入しており、また有川作品はすべてハードカバーを揃えているのでこのシリーズに関してはパーフェクトなのだけど、文庫に収録されるならばその方が読み直しやすいし保管も楽だしとなれば、購入もやぶさかじゃないってね。・・っていうか、未公開書き下ろしがあるんじゃ買いでしょ、買い!
まぁね、DVD特典だっただけに”特権”が剥奪された感じがしないこともないし、販売戦略として”書き下ろし”の追加からW購入を促すというのはあまり気持ちの良いやり方じゃないと思う。けれど、有川作品は短編の救済処置がほとんどだし、私としては仕方がないかなって範疇。(『ストーリー・セラー』は雑誌からのハード化による後半の追加だから最初からアリ)。
もともと有川作品ではデヴュー作の『塩の街』がライトノベル→ハード(完全版)→文庫(完全版)なんて異例な経歴があり、『空の中』も文庫化にあたって”書き下ろし”が追加になっている。結構むちゃくちゃ。さすがにこれだけ前例があるとなると今更ツッコミいれてもねぇって気もする。
文庫は「別冊」も含めて全6冊になるとのこと。5編のショートストーリーは時系列を調整してとのことなのでDVDとは収録順が変化するかもだけど、「戦争」には順当に「ドッグ・ラン」が収録されるんじゃないかな?そして書き下ろしはやっぱり最終巻になるんだろうなぁ。
みんな幸せになって完結したと思っていただけに(こんなカタチでも)最後を飾る作品を読めることになって嬉しく思う。発刊が4月から毎月なのか、隔月なのか不明だけど、発売毎に購入して久しぶりに全部読みなおそうかなって気分になっている。
ちなみに「LOVE&WAR(7巻)」は「内乱」の後半部分、郁が濡れ衣で査問委員会に掛けられる辺りまで進んでいる。よって手塚兄(慧)が手塚弟(光)確保のために暗躍したことによる副産物で「遂に!」って瞬間が間近となった。
弓先生オリジナルの短編は(有川節に負けず劣らずな)毬江ちゃん&小牧によるラブラブ模様が。小説オンリーファンには公式ストーリーではないとしても十分アリなエピ(既刊分の収録もみんな良くできているし)。絵も丁寧でカワイイしカッコイイし、小説ファンの方にもお勧めできるコミカライズ本と私は思う。気になった方はお試しあれ。
追記:ショートストーリーの文庫収録については、なにやらひと騒動おこっているとか。具体的に知りませんがなんとなく分かる気はします。穏やかに解決してくれることを祈ります。
追記2:(3/19)
文庫本は、角川文庫から「5ヶ月連続刊行。一挙2冊刊行!!(4月)」だそうだ。第1弾(1.2)は4月25日発売、各700円(予定)、とのこと。表紙はまだ発表されていないけれど、これまでどおり徒花スクモさんのイラストだそうだ。
追記3:(4/23)
実際の第1巻(戦争)には『ジュエル・ボックス』が収録でした。そして、なんと第2巻(内乱に)小牧と毬江のその後が描かれた書き下ろし短編『ロマンシング・エイジ』。
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コメント
角川文庫のホムペの4月刊行予定の欄に図書館戦争は載っていませんでした…
これってどういうことでしょうか?
投稿: ちい | 2011/03/16 09:29
■ちいさん、こんにちは
そうですね、まだ載ってませんね。
でも、ギリギリまで予定に載らないことは良くあることです。
私も、記事に書いたとおり、コミックスの帯をみただけですから詳しいところはわかりません。真偽を確かめたいのならば、然るべきところに確認することをお勧めします。
それでも、帯には「角川」とはしっかり標記されているので、時期はともかく、間違いではないと思いますよ。
投稿: たいむ(管理人) | 2011/03/16 15:37
ありがとうございます!
PCを使い始めたのも最近で調べたりすることに慣れていなくて…
4月25日ですねっ!
投稿: ちい | 2011/03/23 21:17
■ちいさん、こんにちは
あれから割と直ぐに角川のHPに載りました。
公式HPの更新とは案外そんなものです。
ネットでは不確定なネタも横行しているので疑心暗鬼になる気持ちもわかりますが、振り回されないよう、慣れて行ってくださいね。
投稿: たいむ(管理人) | 2011/03/23 23:24
オヒサです、たいむさん。
実は3月いっぱいでバイトを辞めてしまうんで
4月25日に
図書館戦争シリーズを自分で並べられないのは
ちょっとさみしいです。
角川というと京極さんの豆腐小僧もたしか
GWに公開だしこれから忙しくなるんですけどね。
だもんで結構早くからこれは知ってましたよ。
担当だったもんで。
角川はそうでなくても
ティーンズでまだ文庫新刊がでてるにもかかわらず
角川文庫として装丁違いの少年陰陽師を出したり
角川文庫へ移動したはずの「Gosick」を
またティーンズ文庫で1から出すとかもう
どないしたいんよっていいたくなるややこしさで。
メディアワークス文庫はもともと電撃文庫で
そこそこメジャーだったひとがいっぱい書いてて
ティーンむきの電撃と角川文庫の橋渡し的な役割を
うまく果たしてるようですが。
でも売れてる一番は有川さんだったりする・・・。
シアター1,2も好調な有川さんは
阪急電車の映画化も後押しで
今ここに図書館戦争の文庫化って
もう狙ってるとしか思えないですよ・・・。
投稿: Ageha | 2011/03/31 00:15
■Agehaさん、こんにちは
ご無沙汰してますw
えー、辞めちゃうんですか~~~。残念だなぁ。
いつか突然訪ねて「すみません、Agehaさんいらっしゃいますか?」ってカウンターで言うのが夢だったのに・・・・(笑)←はんぶん本気だったりしてw
やはり関係者は情報が早いですねw
こっそり教えて欲しかったなぁ。
でも、DVD持ってる派なので「だから?」なところはあるんですよね。いずれはって思っていたし。
確かに今のタイミングは狙いと思うけれど、私はそれで良いと思ってます。
毎度若干の姑息感もあるけれど、販売戦略としては「今出さないでいつ出すんだ」って時期でしょ。オールドファンは鼻白むとしても、新しいファンに親切なことと思います。
やはり文庫は手軽だし。
文庫かライトノベルかの線引きも難しくなっているのかもしれませんね。ライトノベルに親しんできた世代がイイ大人になっている頃ですから。
親子が同じ本を楽しめる、そんなタイプの小説が増えているのも確かかも。
でも大人は外見がちょっと気になるの。私もライトだったら通販で買いたいって思うし(笑)
ハハハ(^^;
投稿: たいむ(管理人) | 2011/03/31 17:26