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2011年3月の12件の記事

2011/03/31

『県庁おもてなし課』 有川 浩 〔著〕

Omotenasi

2009年9月、『フリーター、家を買う』の裏側の表紙の折り返しから、『県庁おもてなし課』が新聞で連載されると知った時は、掲載される新聞が購読できる地域の方を羨ましく思った。地元地方新聞でも掲載されないものかと祈ったが、世の中そうそう自分に都合良く回ったりはしない。(後に新潟県でも「上越タイムス」で掲載されると風の噂に聞いたが、残念ながら購読エリアではない)。よって、書籍化をとても楽しみにしていた。
今回も明確な起承転結(発端があり、活気づいたところで一旦奈落に落とし、仕切り直しから希望に溢れたハッピーな結末)があり、甘い展開あり、社会性ありと、一気に読ませる勢いのあるお話だった。
読む人が読むとエラく痛い内容に思うけれど、そうした関係者は第一に、でも万人にも意識して欲しいと思うことが満載であり、とにかく郷土愛、日本愛に満ちた作品だと思う。

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2011/03/27

「虹の彼方に(上)」 福井晴敏(著) 読んだ。

Rainbow1「ユニコーンの日(上・下) 」「赤い彗星」「パラオ攻略戦」「ラプラスの亡霊」「重力の井戸の底で」「黒いユニコーン」「宇宙(そら)と惑星(ほし)と」に続き、『機動戦士ガンダムUC (ユニコーン)』の角川文庫版の原作本の第9巻。
《ユニコーン》が示した最後の座標へと向かう《ネェル・アーガマ》。それを阻止すべく待ちかまえるのがネオ・ジオンの大艦隊。ほとんど無謀と言える《ネェル・アーガマ》単艦突破だが、それ以外に進む道はないに等しく、フルアーマーに武装強化した《ユニコーン》で道を切り開きながら歩を進めることになる。
また正反対の立場だったものが各々の思惑から共通の目的の為に手を組み始め、もはや敵も味方もごっちゃ混ぜ。戦闘に次ぐ戦闘の果てに失われる数々の命。涙なしでは読めない9巻目だった。
(以下、ネタばれしているのでご注意を)。

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2011/03/23

『おおきく振りかぶって(16)』を読んで。

Ohfuri16

県大会はベスト8までが出揃ったが、5回戦敗退の西浦高校はとりあえず秋大、そして最大の目標のために既に気持ちを切り替えて再スタートを切っていた。
・・なのだけど、「おおふり」は主役チームである西浦ナインだけではなく、ライバル校をも手厚くフォローする漫画のため、なんと16巻は半分が『武蔵野第一VS春日部市立』の試合経過だったりする。これはちょっとびっくりした。決勝戦でもない”ベスト8”という微妙な試合をフォローするのはひとえに作者の”武蔵野第一ナイン”(特に榛名かカグヤンか)に対する思い入れの強さからと想像するが、この調子だと西浦が甲子園出場するまでにあと10年、優勝するまでに更に10年かかりそうだなぁーとか思ったり。
成長過程をじっくり描くことに異論はないし、後々関係してくるだろうライバル校の裏打ちもあってしかりと思うけれど、「ほどほどに」ではあるかなぁ。
もちろん話はちゃんと進んではいるけれど、「番外編か?」という16巻かもしれない。
(以下、ネタばれしているのでご注意を)。

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2011/03/22

コレはいらなかったのだけどな。

”一番くじ”といえば地元ではコンビニくらいでしか見たことがなかったのだけど、3連休の中日に時々行く複合型の書店に行ったら、【一番くじ 機動戦士ガンダム~ガンダム再び立つ編~】がレジ脇に出したばかりっぽくドッチャリと並んでいた。しばし悩むも買い物ついでに「んー、じゃあこれも一回」とついつい手を出してしまった。

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2011/03/18

「恋とニュースのつくり方」みた。

Koitonews

ハリソン・フォード目当てもあって、公開前から観ようとチェックしていた。・・にも関わらずなかなか時間が取れないでいたところに、震災が重なってしまい、もう間に合わないかと思っていたが、なんとか終了する前に観られて良かった。
イメージとしてはもう少しラブコメ要素が強いと思っていたのだけど、サクセスストーリー色のほうが強めかな?でもどっちも好きだから問題なし。久しぶりに(性格的に)イヤミの感じられないヒロインで素直に好感が持てて良かったし、気持ち良く笑える作品は良いね。

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2011/03/17

『xxxHOLiC 19巻』より。

Xxxholic_19

OAD『xxxHOLiC・籠~あだゆめ』付き限定版の19巻を購入。”楽天ブックス”で予約注文していたにもかかわらず、地震以前のシステムトラブルにて、発売から1週間ほど遅れてようやく手元に届いた。
原作は2月に連載が終了したとは聞いていたが、この巻が最終巻になるとは知らなかったため、あまりに唐突な最終回といった印象。自分の時間を止めてしまった四月一日なので、いつかそんなことになるのでは?とは思っていたが、「ちょっとイキナリすぎませんか?」なぶっ飛び具合には驚くよりも唖然とした感じだった。
オリジナルアニメは「やっぱり」というお話。すごく懐かしい映像も含まれており、最後を意識したものと思う。どちらかといえば原作の最終回を見届けてから、アニメ”あだゆめ”を観るほうをオススメかな?(以下、ネタばれしているのでご注意を)

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2011/03/15

計画停電がはじまる。

東北電力管轄の地域でも、明日から被災地を除いて計画停電が開始されるとのこと。
とりあえず明日の予定としては「午前9:00から正午まで」との連絡が来た。(ちなみに職場も自宅も同じグループ)。最終決定は開始1時間前なのでまだ実施されるかはわからないけれど、余計な混乱を招かないためにも計画通りに実施してもらった方が良いように思う。

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2011/03/12

「SP The Motion Picture 革命篇」みた。

Sp_2「こんな日に」という申し訳なさやもしもの不安感を持ちながらも、有り難いことに地震や津波の影響が少ない地域なのを良いことに、観てきてしまった。
先週TVで「野望篇:特別版」と「革命先日(EpisodeⅥ)」が放送されていたけれど、「革命先日」は完全新作の穴埋めエピソードであり、出来れば”革命篇”を見る前に見ておいた方が良いと感じた。(嵐の前の静けさといった内容だけど、見ておかないと繋がらないエピも含まれている)。まぁ見逃してしまったとしても繋がりはヒントみたいなものなので、アクションであり、尾形の正体であり、伊達の真の野望であり、等々、本筋に大きな影響はないので心配はいらないけれど。
見応えたっぷりで骨太な作品を堪能させてもらった。(以下、若干内容に触れているのでご注意を)。

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2011/03/09

通販だのみもほどほどにしないとかなぁ。

2009年12月、システム移行にコケて大トラブルに陥っていた「セブンネットショッピング」だったけれど、現在「楽天(ブックス)」で同じくシステム移行に失敗して苦情が殺到しているようだ。・・というか、またしても私も巻き込まれてしまってガックリ。ほんとツイテないわ。
事の発端は2月末らしく、在庫管理データがぶっ飛んだとかなんとか。確かにそれじゃ発送出来ないから遅延するわなってね。ただ予約した人ほど多大な被害を被る格好になっているのがいただけない。それでいて新規受注は受けっぱなしというのが神経をさかなでするというかなんというか。

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2011/03/08

『図書館戦争』シリーズも遂に文庫化!

7

なかなか文庫化されないなぁと思っていた「図書館戦争シリーズ」だったけれど、ふと発売されたばかりの『図書館戦争LOVE&WAR(7巻)』の帯(裏表紙側折り返し)を見たら、4月から角川文庫にて順次発売との文字を発見した。
アニメ化・ドラマ化・映画化加えて本屋大賞Wノミネートなど、世間の波に乗っている有川作品なだけにハードでもまだいけそうな気もするけれど、悪くないタイミングだと思う。
文庫化にあたっての目玉企画は、かのDVD封入特典となったショートストーリーが1冊に1編ずつ、そして未公開書き下ろしが1編が収録されるとのことだ。

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2011/03/05

「ツーリスト」みた。

Tourist

ジョニー・デップ×アンジェリーナ・ジョリー、夢の共演!
パリそしてヴェネチアを舞台に、アンジーの妖艶な美しさとセクシー時々ファニーなジョニーを堪能
上流階級のマダムというよりは大女優そのものの、まるで隙のないアンジーの優雅な身のこなしは女性の目にも惚れ惚れしちゃうもので、捲き込まれ男役のジョニーとの駆け引きめいた会話劇もクールで、とても素敵な映画だった。

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2011/03/03

「唐山大地震-想い続けた32年-」(吹替版・試写会)みた。

Touzan

試写会により日本語吹替版で鑑賞。だけど出来ればオリジナル音声と字幕で見たかったかも。
一種の偏見とは思うけれど、私は中国人の国民性とか性格とかにどうも馴染めないところがあって、それなのに流暢な日本語で会話されるとストレートに頭に入ってきて嫌悪感が先に立ってしまうんだよね。だから、中国語だったら中国と中国人の話として流せるのにってね思うのね。
中国では、オープニング成績では『アバター』や『レッドクリフ』を抜き、堂々歴代最高興収記録を樹立した映画とのことで、「催涙弾映画」と言われるほどの感動作って触れ込みだけど、私個人的にはやっぱり肌に合わなくて好きな感じではなかった。
(以下、内容に触れているのご注意を)。

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