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2011/02/23

DVD「ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間」シリーズが面白い。

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現在数多くの海外ドラマが出回っているけれど、まともに制覇したの昨年TVシリーズが完結した『24』くらい。強いて言えば『プリズン・ブレイク』をシーズン2まで頑張ったけれど、あとはどんなに人気が高くても手出ししない昨今だった。
それが、久しぶりに嵌ったのがこの『Lie to me 嘘の瞬間』で、現在までシーズン1(7巻:全13話)、シーズン2(11巻:全22話)を視聴し終えている。もうまんまと企業の思惑に嵌った感じ。
私は『24』ファイナルシーズンのDVDが切っ掛けになった。

最近の海外ドラマのレンタル盤は、必ず本編の前に何作もの予告編が流される。更にその中の新作1作の第1話が特典(オマケ)として収録されるのが当たり前のようになっている。それがツボに嵌れば当然「続き」が見たくなるわけで、つまりは太っ腹な企画のようでいて、実は仕組まれた戦略だという落とし穴だったりするわけだ。
私の場合はタイトルを知っていた『Lie to me』が、『24』ファイナルの特典になっていたのが運の尽きだったのだね。予告編も良く出来ており、「折角だし」と第1話を見て見ようという気にさせるものだった。

でも、実際に面白かったんだよね。「うわー、次も観たい!」って思ったし。
警察やFBIがらみの事件を扱っていながら主人公は警官でも探偵でも医者でも大学教授でもない。「微表情で嘘を見破る」という宣伝文句どおり、主人公は「表情を読む」ことを仕事にしている民間人というところがまず斬新。しかも「表情が読める」のは”超能力”とかではなく、何千何万にも及ぶサンプルの収集から地道にデータを積みあげた努力の賜物で、研究と実践によって鍛えられた能力なところが良い。(実在のモデルがいるから信憑性あるし)。また、嘘とか本当とか物的証拠のないものを断定するときには、その都度科学的な根拠や類似例を挙げることで証明とし、対象・周囲・視聴者の全員を納得させてくれる。そして基本的に嘘をついている人間はズバズバ心理を言い当てられると狼狽して反論もできずにそのまま自滅して行くので、嘘から真実を突きとめられて一件落着の運びとなるから分かりやすい。
このドラマは、視聴者は真犯人を知っていて、でも劇中では証拠がないために嘘と分かっていても有罪に出来ないとか、逆に冤罪で無実の人間が投獄されようとしているとか、そうした苛立ちをいとも簡単に覆してくれるところが心地よい。何より、犯人の口を割らせるのに拷問も司法取引も必要としないところがすごく良い。
それには”ライトマン博士は間違わない”という大前提が必要なのだけど、いまのところ百発百中で完全勝利中。それでも何度となく苦戦も強いられていて、「間違った判断から無実の人間を死刑に至らしめたかもしれない」なんて信用失墜から会社存続の危機にまで至りそうになるエピソードもあって、出来過ぎな印象はあまり感じられない。

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基本的に1話完結。小さなトラブルから大事件までバラエティにとんだエピソードが盛りだくさん。人間模様も面白く、会社の仲間たちや専任のFBI捜査官、愛娘に別れた妻(辞め検弁護士)がいい感じに絡み合いながら日々が送られている感じになっている。
大抵はライトマン博士の1人舞台のひとり勝ちな展開なのだけど、銃口を向けられたり、拉致されたり、戦場に駆り出されたりといった大ピンチにハラハラドキドキさせられることも度々で、結果的に『水戸黄門』的爽快感に近いモノが味わえるドラマといっても良いかも。

とにかく、ティム・ロス演じるカル・ライトマン博士がとても魅力的で可愛いキャラクターなんだよね。ひと言でいえば変人の類。でも何故そうなのかは見ていれば解ってくるし、徐々に過去が明かされていくのも楽しみのうちなので省略。唯一の弱点が愛娘のエミリー。彼女のこととなるとただの父親になってしまうところも良いんだなぁ。時に清涼剤、時にスパイスを振りかけてくれるエミリーの存在はドラマでもポイントのひとつ。
そして、親友で共同経営者である美人心理学者のジリアン・フォスター博士の存在も大きい。ものすごく近い関係なのに”友情”で結ばれている2人。これまでもこれからもずっとストイックな関係でいるのかいないのか。いつかハッキリさせて欲しいような、ずっと曖昧なままでも良いような、そんな2人なんだなぁ。それから、部下のイーライ・ローカーやリア・トーレス、FBIのベン・レイノルズ捜査官など個性的な面々もユーモアたっぷりでキャラが立っている。エミリーの母親で元妻のゾーイは登場時こそ嫌味だったけれど、ライトマン博士と対等に渡り合える数少ない人物だし、回を追う毎に好感度を上げて行った。レギュラーキャラがみんな好きって、私には珍しいかも。

残念なことに、シーズン3の日本上陸はまだ先(全米で現在放送中)なので、解禁を楽しみにしている。
4月からNHK-BSプレミアムで『gree(グリー)』の放送が決定しているけれど、『Lie to me』もどこかで放送してくれないかなぁ。でなければ、早いとこ『FOXTVシリーズ シーズンズ』の格安DVD-BOXになってくれるととても嬉しい。

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コメント

はじめまして。「ライ・トゥ・ミー」仲間がいて嬉しいです。私はCSで観ているので、まだシーズン2を観ている最中ですが、最初で嵌ったので「うんうん」と読みながら何度もうなずいてしまいました。
ティム・ロスには映画「海の上のピアニスト」で惚れましたが、その後B級映画の脇役でマフィアの役をやっているのを観て、その役者ぶりに惚れ直しました。今回も彼の役者ぶりが素晴らしいと思うのは、相手を観察するあの表情。それだけで相手をびびらせそうな感じで素敵だと思います。私もレギュラー皆が気に入っていますが、やはりボス二人が一番好き、かな。
とりあえず、感想まで。お邪魔しました。

投稿: maru | 2011/02/24 12:00

■maruさん、こんにちはsun
私も仲間がいて嬉しいです♪
人気ドラマだとは思うのだけど、残念ながら地上波など無料で放送されていないから知名度はそんなに高くないのですよね。

私も1話で嵌りましたよ。
あの2人のボスが良いですよね~(^^)
あと、エミリーのツッコミが好きですhappy02

ティムは一見ヤクザっぽいところが逆にマッチしていて、敵を欺くにはまず見方から・・とか、虎穴にいらずんば・・とか、とっても自然なのですよね。
表情を読むときの表情と、読まないようにしている表情が区別できるところも良いですよね。
あの指すような視線は何でも見透かされてしまいそうで、身内が嫌がるのもわかるわw

CSではTV放送されているのですかー。気持ちネタバレっぽくなっててごめんなさいね。そのうちそんなことになるのでお楽しみに(^^;

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/24 14:36

早々にコメントいただけて嬉しいです。多少のネタバレは粗筋読んでから観たりするので大丈夫ですよ☆
もう一言だけお仲間に付け加えたくて…。
レギュラー陣も見事な演技と思いますが、各回のゲストもものすごく厳選されていますよね。でないと、要望通りの表情が作れないと思うのです。後でアップにされたり、リプレイされたりするんですから。これって、毎回撮影にも時間が掛かっているのかな、それともアメリカの役者さんは微表情の指示にもついていけるのかな、と思いながら観てしまいます。

投稿: maru | 2011/02/25 17:24

■maruさん、こんにちはsun
再びありがとうございますw

そうなんですよね~。ライトマン博士とかリアから質問を受ける側(犯人に限らず)って、サンプルの有名人と同じ表情を浮かべる訓練とかしているんだろうなぁーって私もいつも思ってました。
でも嫌悪とか恥は自分の体験を思い出すくらいでも自然にでるものかもしれないし、どうなんでしょうね?

あと多少のネタバレは許容範囲とおっしゃっていただけてよかったです。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/26 23:31

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