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2011/02/13

「太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-」みた。

Fox

出来ることならば、ED前に”その後”を少しでも入れて欲しかったなぁと思う。米軍士官を唸らせるだけの器量を持った大場大尉だけど、指揮官だったしちょっぴり心配しちゃった。だから帰宅して直ぐにググッってウィキっちゃったよ
だから無事に帰国して、平成の世までしっかり存命していたと判って安心した。(あ、ネタバレかっ)

”フォックスと呼ばれた男”とは、帝国陸軍歩兵第18連隊所属:大場栄大尉とのことで、この映画は実在の人物と実話から、太平洋戦争の末期のサイパン島の、敗戦色が濃くなりはじめた時期から終戦までの約1年半が描かれている。
簡単にいうと、米軍の圧倒的戦力差をもってジリジリと追いつめられた日本兵と200人余りの民間人が密林に囲まれたタッポーチョ山を自然の籠城にして、投降を迫る米軍に苦戦を強い、最後の最後まで諦めることなく日本人の誇りを持って戦いを続けた、という話。その場の最高位が大場大尉であり、人望厚く慈悲深い有能な人物として敵味方に称えられている。
古今東西、戦場というものは意図の有無にかかわらずデマや噂が飛び交っているものらしい。彼らも、米軍は人食いで捕虜となったら最後、拷問が待っており辱めを受けた上に命は無いものだと信じていたクチで、それゆえに1年半も民間人を巻き込んで過酷な潜伏を続けてしまったというところはあったようだ。
とにかく日本人って頑なである半面、潔ぎ良すぎる面があるから(それが日本古来よりの武士の誇りというものかもしれないけれど)、玉砕だの自決だのを「まったく理解できん」とぼやきつつ、若干日本文化に精通している大尉に説明をさせる2人の米軍司令官の気持ちも分かる気がする。私でさえ、今となっては日本人はバカだよなぁーって思うもん。(将棋の駒を使った大尉の説明は的を射ていて良かった。戦争を知らない日本人にも、当時の日本人の行動原理の説明するものとしてとても分かりやすいと思うし)。

戦場が既に膠着状態となっていることからも、特に浮き沈みの少ない映画なのでどこといって評価しようがないというのが印象。悪くはないが、イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』と比べると全体的に薄いかなー。「歴史を知る」という部分は有効と思うけど。
けれど、身支度を整え、歌を歌いながら山を降りるという実話の再現したラストはグッときた。

総評:★★★++   好き度:★★★++   オススメ度:★★★++

久しぶりの本格戦争映画だからか、最近にない混雑ぶりにちょっとビックリ。関心があるのは良いことだけど。

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コメント

戦争映画ですけど、いわゆる戦争映画とは違いましたね。タイトルだけ観るとまるで大場大尉が僅かな兵士で米軍を翻弄しまくった、まるで三国志の軍師みたいなのを想像しちゃいますけど、別にそうでもなかったですし。
要は大場大尉の人としての素晴らしさを賞賛した作品で、いかに死ぬかを考える日本人の中にあって、いかに生きるかを考えていた人だったんじゃないかなと。
武士道精神が生きていた投降シーンに感動しました。

投稿: KLY | 2011/02/13 18:08

■KLYさん、こんにちは
そうそう、なんだか敵から”フォックス”ってあだ名される策士の話だと勘違いしちゃう副題ですよね。
偶然を引き寄せるのも実力のうちとは思うけれど、まぁなんとも謙虚なお人柄で、大場大尉と言う人は、誠実と愚直を兼ね合わせた印象です。
それに死に急ぐことはなかったけれど、死を惜しんでもいないようにも思え、また生き意地が汚いワケでもなく、私としては「いかに生きるかを考えていた」というよりは「死に方は正しく」と考えて生き続けようとしていたように映りました。

しかし、ほんと大場大尉を賞賛する話でしたね。彼自身「自分は英雄でもなんでもない」的発言をするところがまた株をあげるというか・・・。ハハハ。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/13 19:16

たいむさん、こんばんはーー
大場大尉は軍事裁判にでもかけられたのか?って、同じく帰ってから検索しました。平成まで生きていらしたことを知って驚きました。
狭い社会の中で、人の命の生殺与奪権を持つってその重責はとんでもない。民間人に自決の道をとらせた指揮官もいたろうし、なにより、彼くらいの上官の場合、戦犯として処刑されるかもしれない。
大場大尉は素晴らしい人間だったと思います。

投稿: mariyon | 2011/02/15 19:45

私も硫黄島2部作と比べると薄いと感じましたが、冷静に考えてみたらこの映画は2つの視点を1本の映画にまとめようとしているから、そう思えてしまうのかも知れませんね。
でもこういう方がいらっしゃったということを日本人として知れたことは非常に意義のあることだと思いましたよ。

投稿: にゃむばなな | 2011/02/15 21:28

■mariyonさん、こんにちは
後日談がなかったのは、大場さんが実業家&政治家になっちゃったからかなぁ~ってウィキみて思いましたが、軍事裁判とか戦犯とかは気になるところで、そこんところくらいは触れてほしかったですね。

私も大場大尉は尊敬に値する人物で、人として正しく生きることを望んでいた方だと思いました。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/16 19:53

■にゃむばななさん、こんにちは
大場大尉とルイス大尉、2人いましたからねー。
悲惨な戦争の中でも、悪い面ばかりではなく、きちんと仕事をしていた高官もいたワケで、そうした人物を扱った作品は見応えがありますね。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/16 19:56

私も大場大尉のその後をちゃんと描写して欲しいと思いました。もしかして「戦犯」扱いされてしまったのでは?と不安になったので、ネットで調べて日本の地で余生を送れたと知り安心した口です。

予告編やタイトルと内容がちょっと合っていないようにも感じまして、想像とは違った内容に最初こそは戸惑いましたが、大場はじめそれぞれの時折みせる凄まじい表情に胸を打たれました。

投稿: ななんぼ | 2011/02/16 22:11

■ななんぼさん、こんにちは
実話をもとにしている作品の場合、最近はその後を入れてくれることが多いし、最後まで待っていたのになくってガッカリしました。
なんでもかんでも「戦犯」扱いにならないだろうとは思うけれど、『私は貝になりたい』なんかを思うとちょっとしたことでも危ういって思うし、心配しちゃいましたよね。

私もイメージの違いに戸惑いましたが、軌道修正してしっかり大場を見届けた感じでした。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/17 19:02

こんばんは。

サイパンの戦いという極限状態を舞台にして、当時の日本人の姿が丁寧に描かれていましたね。若干地味な感じもしましたが、そこがまた日本映画らしくて良かったと思います。
ただ、お客さんの年齢層が非常に高くて、劇場には若者がほとんどいなかったのが気になりました。こういう映画こそ若者に観て欲しいのに。

投稿: えめきん | 2011/02/17 22:55

■えきめんさん、こんにちは
そうなんですよねー。年配の夫婦づれとかがやたらにおおくって「年齢層高かいなぁー」って思ってました。でも、連休だったし若いカップルもチラチラいましたよ。
それ以前に、予想外に混んでいたのにビックリでした。いつもどおり余裕ぶっこいて5分前に行ったら、前列しかあいてないって言われて、翌日に回してしまいましたから~(^^;
私が言うのもヘンですが、戦争映画が満員御礼はなんか嬉しいです。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/17 23:08

こんばんは。
日米両国の視点で描かれた戦争映画でしたが、将棋の駒を使った説明や、「天皇陛下万歳」と言いながら自決するシーンなど当時の様子が伝わってくる映画でした。
やはり戦争なんてするものではありません(><

投稿: FREE TIME | 2011/02/19 20:44

私もエンディングに後日談が欲しかったです。
あのラストも良かったのですが、
過去の戦争映画は必ず入っていたような気がしますね。

投稿: BROOK | 2011/02/20 13:57

■FREE TIMEさん、こんにちは
戦争というよりは携わった人間の器量を中心にあがかれていたと思います。これまでの戦争映画とは少し違ったアプローチで良かったですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/21 18:35

■BROOKさん、こんにちは
後日談、欲しかったですよね。架空の人物じゃないのだし。
でも、直後?に「奇跡体験アンビリバボー」で思いっきり補完出来ました。
映画では妻子のことはほとんど触れられていなかったけれど、ものすごい愛妻家だったようですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/21 18:38

初めまして。
「太平洋の奇跡」は、あちらこちらで大変いい評価を得ているようですが、でも僕はツッコミが今ひとつあまいように感じました。
確かに、エンターテイメントとしてはとても面白いのですが、なぜ大場大尉以下47名が、玉砕を拒んで1年半ものジャングルにひそんだのかーなど、今ひとつ深く描写していないように思います。
詳しくは、ブログに批評をしていますのでそちらをー。
http://com21.cocolog-nifty.com/blog/

投稿: ひなたぼっこ | 2011/03/02 17:25

■ひなたぼっこさん、こんにちは
評価は人それですから。
日本人もそれぞれ。すべての日本人が「天皇陛下万歳!」って死にたいと思っていたわけじゃないでしょうしね。
大場大尉も頑な任務を全うしようとしたのだと私は感じました。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/03/03 20:27

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