「マザーウォーター」みた。
ストーリーは特になし。京都のある町に暮らす人々が出逢って、交流して、もしかしたら何事もないような顔をしながら去ってゆく、そんな感じ。”水”を流れ続けるものの象徴にして、同じ”水”に惹かれて集まった人々が、ささやかでも日常に変化を求め続けて、でもいつしかそれも日常に吸収され、またそれを変化させてゆく、の繰り返し。
それはのんびりしているようでいて、実は立ち止まることを許さないような、超ポジティブ思考の人による物語ではないかと私には感じられた。
セツコ(小林)・マコト(もたい)のアドバイス的な発言が、なんだか(自分だけ)悟っている感じに見透かした風に聞こえたのも残念。
赤ちゃんが中心にいるのは悪くないけれど、この映画ではたらいまわしにしか見えないもの残念。
登場人物の全員がいつも一同に会しているほうが日常ではありえないから、場所を変えメンバーをかえての2、3人での集いがたくさん描かれるのは真っ当だと思うけれど、ここまでブツブツ場面展開しては、映画として一連の流れを感じることが出来なくなってしまう。
感じる作品で感じられなければ何も残らないわけで、期待もあった分、私個人的にはとても残念な作品だった。
総評:★★★+ 好き度:★★★+ オススメ度:★★★
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コメント
私は『プール』がメチャクチャダメだったのと、もたいさんが前作で全然喋らなくてこれまた好きじゃなかったんで、彼女が色々話してくれるだけでも満足しちゃいました。(笑)
ある意味すごい環境ビデオ状態ですよね。^^;
投稿: KLY | 2011/01/12 22:45
たまたま京都で観ました。
嫌いじゃないけど、京都でのんびりとした気分で観なかったら、ちょっときつかったかもしれません。
まあ、どこも京都らしさなんてなかったですが。
ものすごく普通を描いているようで
実は、ありえないくらいの非日常だと思いました。
たまたま、こんな女性が集まるってありえない。
そのあたりの無理が、しっくりきませんでした。
投稿: mariyon | 2011/01/13 00:46
■KLYさん、こんにちは
私も『プール』はまったく考え方が好みじゃなかったですが、『トイレット』は嫌いじゃなかったんですね。
どちらかといえば口数が少ない方のもたいさんが好みなので今回は私にとってはしゃべりすぎでした。
そそ、環境ビデオみたいでしたね。
投稿: たいむ(管理人) | 2011/01/13 12:35
■mariyonさん、こんにちは
そっか、ご当地で見るとちょっと違うかもですね。一歩外に出たら何気に感じられる風とか空気とか匂いとか有りそうだし。
でも、ぜんぜん京都って印象が残らなかったですよー。
そして、同じく現実味も生活感もない非日常と思いました。あんなに食べたり飲んだりしているのにね、何でかな?理想を描きすぎてるのかなぁ~、なんてね。
投稿: たいむ(管理人) | 2011/01/13 12:46
こんにちは♪
私も残念な感じしましたね。。。
もたいまさこさん見たさでみていたような気がします。
投稿: Nakaji | 2011/02/18 09:40
■Nakajiさん、こんにちは
私も期待外れで残念に思いました。
もたいさん、小林さんは変わらないのだけどねー
投稿: たいむ(管理人) | 2011/02/20 10:50