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2010/12/05

DVD『24 -TWENTY FOUR-Ⅷ』(vol.9-10)

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放射能の脅威は消え、守るべきハッサン大統領を失ったことでジャックの勤めは終了・・・というところで終わっていた16話。テロの首謀者もジャックに撃たれ事件も全て終わったかに見えたが、8話を残していると思えば、真の黒幕はまだ居ると誰もが思うだろう。
まったくそのとおりで事態はさらに深刻に、政治的陰謀へと流れ始める事になるのだが、アイツの登場に愕然としてしまった。『24』史上もっとも愚かで最低の大統領:チャールズ・ローガン。シブトさだけはジャック並み??とにかくファイナルでこの顔を見なきゃいけないだなんて最悪な気分だ。
(以下ネタばれを含んでいるのでご注意を)。

第17話は8:00からスタート。
任務を果たせなかったジャックはテイラー大統領に謝罪した後、全てを引き継ぎCTUには戻らないままルネと自分のアパートに向かう。ところが2人はロシア人工作員につけられていた。ルネはハッサン暗殺現場で不審な人物を目撃していた。けれどルネは確証が無かったため報告をしていなかったのだ。だが工作員はルネを見知っており上層部へ報告、暗殺指示を受けていたのだった。
失意の中で互いの気持ちを確かめ合い、寝室で愛し合うジャックとルネ。けれどその直後ルネは狙撃され、ジャックが運んだ病院で息を引き取る。そして理由をクロエに問いただすジャックだった。
CTUではヘイスティングスが更迭され、支部長代理にクロエが任命されていた。実はハッサン暗殺犯はジャックに撃たれたものの命に別状はなく、CTUで尋問を受ける手はずだった。しかし急変して死亡。薬物反応がでたことから口封じされた可能性が高く、再びジャックとルネに協力要請する矢先の事だった。ルネを失った悲しみに我を忘れるジャック。ルネの暗殺にロシアが関与していると知ったジャックは、更にデイナがロシア人工作員だったことを突き止める。クロエを動かし、CTUに拘束されているデイナに尋問するジャック。当然だが情報と証拠の提供の見返りに御和算になっていた免責を再要求するデイナで、早速大統領手続きを求めるジャックだった。

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・・が、ここで予期せぬ事態がテイラー大統領を巻き込み始めていた。彼女に悪魔のささやきを齎すものが現れていた。
ハッサン暗殺から中止を余儀なくされていた和平協定の調印だったが、ハッサン大統領夫人のダリヤがハッサンの意志を継ぐことで続行の可能性が持ち上がっていた。しかし初めから積極的ではなかったロシア側は撤退を表明。ロシアなくして成功しない和平協定なだけにロシアを繋ぎとめたいテイラー大統領は、ロシア側と親交の厚いローガン元大統領の提案を内容も良く確認しないまま受け入れてしまう。そして無事使命を果たすローガンだった。・・だが、ほどなく受けたジャックの報告からこれまでの一連のテロとハッサン暗殺にロシアが関与したことを知って愕然となる。真実を知った大統領は自分が過ちを犯したことに初めて気が事になるのだが、「和平協定調印」という大義の為に葛藤し、ロシア関与の隠ぺいを決断してしまう。
どこまでも清廉潔白だったテイラー大統領とは思えない決断。誰よりも信頼していたイーサン・ケニンの反対を押し切り、ローガンの口車に乗せられてどんどん泥沼へとハマっていく。功を焦ったというよりは、和平のチャンスをふいにすることを惜しんだテイラー大統領だった。いずれにせよ、よりにも寄ってローガンと組むなんて最悪だ。ハッサン救出失敗に政権崩壊を感じていたが、まさかこんなカタチで自滅していくだなんてね。残念でならない。

現時点では何より厄介な存在がジャックだった。テイラー大統領自らジャックの説得を試みるが失敗。仕方なく監禁を命令する大統領だったが、ジャックはあっという間に拘束を振り切って逃亡。身内から追われる身となるのはいつものとおりで、ジャックは知己を頼り、陰謀を暴くために独り暴走を始めることになる。ただし何であれデイナの情報が不可欠のため、危険を承知でクロエに連絡をいれるジャックだった。
ローガンとしてもジャックの存在は脅威だった。即座にジャックを始末するようロシア側の黒幕に要求し、デイナの持つ証拠品を確保しやすいようCTUから強引にデイナを移送させ、拷問を始める。・・ったく、この人は本当にロクなことをしない。
しかし、クロエの仕掛けた囮作戦を難なくクリアし、コールまでを懐柔してデイナ奪還に成功しちゃうジャックというところが痛快だ。とうとうデイナから証拠のビデオカードを入手し、反撃ののろしが上がることになるのだが・・・。
復讐に燃えるジャック。暴走が止まらないジャック。真っ黒なジャック。これがジャックの最後の戦いとなるのだろうが、一体どうなってしまうのだろう?

ジャックにすっかり出し抜かれたクロエはちょっと可愛そうだったけれど、ジャックならばと納得するところだったようだ。またジャック捜索指揮をローガンの秘書が急遽任されることになったことからも、何かが可笑しいと感じ始めた聡明なクロエで、完全にジャックとは敵対していないところが嬉しくもあり、希望が持てるところ。あとは大統領が目を覚ましてくれると良いのだけど・・・。とにかく、とっとと最後を見届けることにしよう。

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