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2010/12/13

「のだめカンタービレ」25巻(最終巻)

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『のだめカンタービレ』もとうとう完結weep
でもまぁ本編自体は23巻ですでに終わっており、文字通り”アンコール”オペラ編。おかげで「のだめ」に対して深い喪失感を味わうことなく、ハッピーな後日談からフェイドアウトしていけてとても良かったと思う。
《白い薔薇歌劇団》 with R☆Sオケでのオペラ公演『魔笛』はいよいよ本番を間近にし、掛け持ちで世界中を飛び回っては日本にもどって稽古と勉強三昧の千秋。のだめはのだめで日本での凱旋コンサートを控えつつも、何やら企んで(?)いるようだし、千秋の心が休まることは無しってね。

【疾走するキラメキ ONEWAY LOVE】(by峰の仕業)と銘打った、のだめの日本初リサイタルは大成功に終わる。福岡からはのだめ一家がそろって上京。その一団の強烈なパワーからはのだめを知る誰もが紹介されなくても「のだめの親族」と確信するところ。(もちろん千秋の三善家も勢ぞろいでコチラもコチラで存在感は半端ないが)。
呪縛から解き放たれすっかり羽を伸ばしたのだめは、もはや”世界のNODAME”の貫禄。のだめの演奏に聴き惚れながらも、今度はひとりで先を行くのだめにちょっぴり焦りを感じる千秋だ。誰よりものだめのピアノが大好きで才能を買っている千秋だし、指揮者は経験を積んで地道にのぼっていくしかないものだから、そういう意味では焦っても仕方がないと割り切っているけれど、オケもオペラもと考えている千秋としてはアレもコレも状態から時間に追われて若干余裕をなくしている感じ。峰くん演出による《白い薔薇歌劇団》も少しずつカタチになってきたが、R☆Sオケでは高橋VS清良のコンマス争いが繰り広げられ(それでオケがバラバラになるようなことはないが)、オケ伴奏での舞台稽古が始まってからは、いよいよ苦戦を強いられ”オペラ”の難しさを痛感する千秋だった。
・・千秋が思い描く調和を掴めきれずにいるのは、ひとえに練習・勉強不足が祟っているとも言えるが、寄せ集めによる”半分素人”による伸び代といった不確定要素が大きく左右しているのも確かなようだ。菅沼は8キロまでダイエットを成功させ絶好調。それにつられてノリノリになる者、開眼して急成長する者、逆に調子を落とす者などなど、千秋不在の間の代行を引き受けてくれている片平さんもハッキリ感じるくらい《白い薔薇歌劇団》は日々変化しているとのことだ。
結局、纏めきることが出来ないまま本番を迎えることになり、「奇跡でも起こらないかぎり成功する気がしない!」と珍しく弱気になっている千秋。そして失敗の数々を払拭出来ないままの不安だらけの公演は始まった。
・・けれど、千秋は思いもよらないところで聞こえてきた”魔法の鈴の音”に救われることになる。のだめの弾くチェレスタの飛び入りサプライズ参加。もちろん峰くんの差し金だ。それからの千秋は「どーせ守るものなんかここにはないし!」とすっかり開き直る。ゼロから始める事に耐性が付いている千秋だし、こうなれば怖いものなしって吹っ切れちゃうのが千秋の凄いところの一つ。そして一度も上手くいかなかった難所も無事にクリア。すると相乗効果から団員がそれぞれ波に乗り始める。のだめの奏でる”魔法の鈴の音”は千秋に絶大な効果もたらしたのみならず、みんなにも少なからず影響を与えたのだった。(やはり主役は最後に一番美味しいところを持っていくんだよねhappy02)。のだめの起用は千秋を良く知る峰だからこその演出だったけれど、それが無ければどうなったか分からない公演。実は最大の功労者は峰くんだったのかもしれず、峰くんの演出家としての目は確かといえそうだ。
ということで、思いがけず成功に終わったオペラ公演。そのおかげから菅沼はじめ数人にとってその後の人生の分岐点となる公演になったようだ。峰くんもその1人。無名の峰の演出を「面白い」と評価する関係者も現れ、峰くん自身本格的に舞台演出の勉強を始めるとのこと。ちなみ再演の話も上がったようだが、纏まりのない劇団に変わりはなく決裂。そして解散とあいなった。

千秋はといえば、(のだめとの差を詰めるためにも)公演が終わったらエリーゼに言われたとおりオペラの勉強は後回しにしてオケの仕事を馬車馬の如くこなす覚悟を決めていたが、エリーゼが何と言おうと今後もオペラの勉強は続け、ヴィエラ先生のもとで修行するとのだめに宣言。対してのだめは千秋との初共演が夢みたいだったと心から喜んでいた。それはピアノ協奏曲のような本格的なものではなかったけれど、Sオケの時からずっと千秋の傍にいたのだめとしては、「オケに入るのも夢だったんですヨ!」としみじみ思ってのことを千秋に告げたのだった。
とはいえ、千秋は寄り道を宣言しているようなものだし、本当の共演はいつになることやら…というのが現実。それでも、今の嬉しい気持ちで1年くらい楽しく頑張れると逞しくも殊勝なことを言うのだめで、ついに千秋も感謝をこめて”約束”の印ringを渡すのだったheart04
・・あの黒木くんがターニャにプロポーズしたこともあって、ずっと千秋からのプロポーズを待ち望んでいたのだめ。河野けえ子による入れ知恵「沈黙は金なり」作戦は効果を発揮していたものの千秋にバレてプロポーズ獲得作戦は失敗に終わるかと思ったけれど、口では何と言おうと、もはや千秋はのだめを離す気も離れる気もないわけだし、遅かれ早かれと思えばこうした絶好の機会を逸してしまうような勿体ない真似はしないってね。具体的なコトバはなかったけれど、のだめの左の薬指にハート型のダイヤ(?)に小さなルビーがあしらわれた可愛いリングを嵌めてあげる千秋。約束であり、予約なのかな?happy01いやぁ~メデタイメデタイ!

ところで、中途半端になっていたターニャと黒木くんだが、こちらも「ターニャカンタービレ」という特別描き下ろしで決着♪
日本で黒木家の世話になるターニャ。双方とも文化の違い(家族全体が地味な黒木家だし)に戸惑いつつも、家族は音楽で繋がる2人を受け入れる。当の本人たちも結婚を前提にした遠距離恋愛を覚悟の上で、お互い夢を目指しながら信じていけるって確信しちゃってるから安泰ってね。黒木くんはドイツの楽団へ、ターニャはフランスで教師になる勉強を始めるとのこと。そういえばターニャはまだ21歳だし急ぐ必要ないよねhappy01

さてさて、互いに互いの天使だったのだめと千秋。この2人はもう大丈夫って23巻で思ったけれど、こうしてきちんとしたカタチで締めくくってくれるとやっぱり嬉しい。小さな夢の共演も見られたし、これで本当に心置きなく「のだめ」から卒業できそうだ。
二ノ宮先生、ありがとう!

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» のだめカンタービレ25巻(完結!) [shaberiba]
遂に完結ーー(涙) 市民オペラに挑戦する千秋。  のだめとも初共演です!! 2人はもうラブラブねーー。いいなぁあーー。  2人ともどうか・・幸せにね〜!! いつかまた・・会いたいですーー  のだ...... [続きを読む]

受信: 2010/12/29 23:31

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