「十三人の刺客」みた。
いきなり”ハラキリ”シーンで始まるこの映画。しかも介錯が居ないものだから痛いわ長いわ辛いわ
斬って斬って斬りまくる作品だとは承知していたが、冒頭の数分間は下っ腹に力を入れつつ堪えるように目をそむけていた私。痛い描写はやっぱり苦手で、その後何回も目をそむけることになった。
男臭い時代劇でありながら、笑えるシーンも多く盛り込まれていて息抜き出来るところが良かったが、濃厚な下ネタ系は不必要と感じるし、とりあえず今風の娯楽作品っぽく、それなりに見やすい時代劇だと思った。
ストーリーは極々単純。色狂いで残虐なバカ殿が将軍に次ぐ権力を手にしたら世も末。そうならぬよう権力を手に入れる前にバカ殿に刺客を放って隠密裏に滅し奉ってしまおう、というもの。しかし、武士の理とは厄介なものでどんなバカ殿でも君主第一、絶対君主制を貫き命懸けで忠義を立てる家臣も居り、必然的にバカ殿をめぐる壮絶な攻防戦が繰り広げられることになるワケだ。
バカ殿の参勤交代時の道中を狙う暗殺計画なだけに少数精鋭の刺客VS大行列の圧倒的多数といった構図になるのだが、分が悪すぎる刺客組が仕込んだ奇策が第一の見せ場になっている。まず策略を巡らせて行列の人数を絞り込んだり、決戦の場として刺客組が優位に戦える仕掛けを施した宿場に行列を誘導したり、宿場に踏み込んだ行列を寸断して孤立させるように柵で囲ったり等など。後は本当に13人の刺客たちが囲いの中の敵を最後の一人までバッサバッサととにかく斬り倒すだけなのだが、宿場のアチコチには刀が設置されており、斬れなくなったら取り替えられるようにしてあるなど芸の細かい仕込みがなかなか良かった。おかげで多勢に無勢のなかでも大健闘を見せる刺客組だったが、当然いつまでも無事で済むはずもなく、1人また1人と欠けて行くところがまた見せ所のひとつなのだろうな。
捨て身の戦いっぷりに、太平洋戦争で”特攻”しまくっていた日本軍を被らせ、はじめから死ぬ覚悟で戦いに身を投じられる気質っていうのは(行き過ぎた)”武士道”によるものだったのかなぁ、なんてツラツラ考えたのはおそらく「広島・長崎への原爆投下から100年前の話である」なんていう前フリによるものと思ったが、ED前にも「この20数年後には徳川幕府が倒れて明治になった」という後フリがあるのはどういう意図によるものなのか、未だにちょっと疑問だったりする。「”幕末”で戦を知らず、剣術もおざなりとなった時代だからこそ少数精鋭でも勝機あり」って事が言いたいだけだとしたらガックリなんだけど。
奇策は面白かったし、長い長いチャンバラシーンも飽きることなく楽しめた。まぁ、それ以上でもそれ以下でもない、って感じだけど。
総評:★★★++ 好き度:★★★++ オススメ度:★★★++
刺客の皆さんがチャンバラを頑張っていたが、やはり松方さんの殺陣の切れ味は別格に見えた。年季が違うよね、年季が。
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十三人の刺客
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コメント
そうそう。年季が違うよねー。流石は東映時代劇の生き残り。他も良い殺陣してましたけど、素人目にも差は歴然。というかビックリしましたよ、殺陣ってこんなに差が出るものなんだって。きっと凄く細かい一挙手一投足が違うんでしょうね。これは他の役者さん勉強になっただろうなぁ。
作品としては三池監督らしい、色々突っ込みたいけれど総論面白いって感じでした。^^
投稿: KLY | 2010/09/30 00:26
こんにちは~♪
ちょっとご無沙汰しておりました。
10月からペースを戻していこうと思っていますので、また宜しくお願いします!
で、、、たいむさんは可もなく不可もなくーという感想でしたか~
私はダメだったんですよ。どうにもこうにも生理的に受け付けないところが多くって(泣)
だけど、皆さんの評判がいいみたいなので、ビクビクしながら感想をアップしてます。いつものように(笑)
派手なチャンバラも、ちょっとクドイと思ったし、合わなかったなぁ~これ(涙)
投稿: 由香 | 2010/09/30 17:22
■KLYさん、こんにちは
ほかの皆さんも頑張ってましたけど、メリハリとかスピードとか呼吸とか、何一つとっても松方さんのシーンは別物なんですよね。だから逆を言えばぼんくら行列侍が束になってかかっても全然余裕って感じだたわけで、最後ばったり倒れたのが嘘っぽく見えちゃいました(^^;
役所さんも結構時代劇やっているんですけどねー。やっぱり松方さんには及ばない。設定的に技術はソコソコ、負けない剣術でギリギリで勝つってことだったから、納得は行くけど。
三池監督らしいっちゃらしいけど、そろそろ、ねぇ。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/30 20:02
■由香さん、こんにちは
おひさです~(^^)
私は可もなく不可もなく、でしたけど、由香さんのように生理的に受け付けない人も少なくない気はしますよ。
まぁ深みはないし下品だし、なので私としてもこれ以上の評価はないけれど、どうやら男女で評価に差があるような気がしますよ。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/30 20:15
こんばんは。
私はチャンバラ時代劇を渇望していたので、こんな熱い男たちの活劇を公開してくれただけで満足している単純者です(笑)
「広島、長崎の原爆から…」という前振りは、自分達が生きている100年くらい前はこういう時代だったんだ…という意識を持って貰いたかったという監督の意図があるそうですよ。
物語がフィクションであるとはいえ、侍が過去に存在していたのは事実ですからね。
それだけチャンバラ時代劇が今は廃れちゃってきているという現実があるのかな~…と個人的に悲しくなってしまうんですが…。
しかし、70近い松方さんのキレのある動きには驚きました。さすがマグロと戦うだけありますよね。←違うって?
投稿: ななんぼ | 2010/10/01 00:45
こんばんは♪
血がドバーッとは苦手なたいむさん(笑)ご覧に
ならないかと思っていましたが、観たんだ(笑)
>痛い描写はやっぱり苦手で、その後何回も目をそむけることになった
やっぱり(笑)私も苦手なんですが、最近鍛えられて
きたみたいです(笑)
私は過度な期待&豪華キャストで、前半は、裏切られずシリアスな作りで、好きだったんですが、途中から、
すご~くエンタメ作品になってしまい、あれっ?って
感じだったのですがσ(^◇^;)、まあ勢いで(何の?笑)評価を良くしました。
たいむさんが言われるように、深みないし、下品だし
(笑)なんですが、時代劇を観ない人(知らない若い人とか)が、時代劇も
面白い(殺陣のシーンとか観て)と感じてくれたら
まあいいかなと思いました^^
そそ、松方さんは年季が違いますよね(^_-)-☆
投稿: ひろちゃん | 2010/10/01 01:42
■ななんぼさん、こんにちは
すっかりハマって楽しんだもの勝ちって映画な気がしますが、私としてはノリきれない部分もあって普通です。ごめんなさいねー(^^;
やはり「たった100年前ですよー」的な意味が込められていたようですね。実際「へぇ、たった100年かぁ」って印象づけられましたし。でも、戦後からも既に数十年。今からならば200年は越えてるわけでちょっとズルイ言い回しかなって気がしました。江戸幕府が出来たのだってほんの400年前程度の話でしかないわけで。
松方さんの殺陣はほとんど反射に近い動き。身についてますよね。確かに伊達にマグロと格闘をしていないって感じですねー(^^)。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/01 17:15
最初の原爆云々のふりはここへくるまですっかり忘れてました・・・。
ただ、最後のあと20数年で幕府が崩壊する時代だったとしたら(史実でなくとも)この、とんでもない殿様が老中になりいっそ革命が起きて、日本は新たな道へ。。。と言うのもあったのかも、、なんて、つらつら考えました。
個人的には山田君の侍姿を観れたんで、よし!なんですが、これだけ男くさい時代劇のあと観たのが、大奥ではちょっとギャップありすぎでした。
投稿: mariyon | 2010/10/01 17:26
■ひろちゃん、こんにちは
迷ったんだけど、レディスデーに時間が空いたので観てきちゃいました。
時代劇の血がドバーはスプラッタ系のドバ~っとも違って気持ち悪さは半分なのでアリなんだけど、刃物だとヒリヒリと痛むのよね。包丁で切っちゃうとかなまじ痛みを知ってる分、何をどうしても慣れませんわ(^^;
勢いで評価って気分は分かりますよ。仕掛けとかは「うぉ!」ってなるし、小気味良かったですしね。
私はイケイケの時代劇よりも、地味で奥深い時代劇よりも、池波正太郎系の粋な時代劇が好みなんですよー。「鬼平・・」とか「剣客・・」とか。
でもどんな時代劇でも観てるなんでも楽しいですよね。いろいろなタイプで人気を取り戻してくれたら良いですよね。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/01 23:51
■mariyonさん、こんにちは
そうそう、既に江戸幕府がぐらぐらしている時代なら、いっそって感じもありますよね。
だけど、事実ではないにしてもこの話、「龍馬伝」を見てると同じ時期には全然思えなくないですか?
山田君には興味ないんですよね~私。嫌いじゃないのだけど好みでもなくってw
>大奥
わはは、比較する方が間違ってるような?(爆)
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/02 00:08
私がお世話になっているえいさんのブログ「ラムの大通り」で教えていただいた情報では、広島・長崎云々は深作監督へのオマージュでもあるそうですよ。
確かに三池監督と深作監督の繋がりは濃いですからね。
投稿: にゃむばなな | 2010/10/02 22:23
■にゃむばななさん、こんにちは
えいさんトコは私もちょこちょこ拝見してますので存じてます。オマージュなのも分かってますが、知らない人は知らないですし(特に若い子なんて深作監督すら知らないだろうし)唐突に感じたんです。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/02 22:45
たいむさん、こんばんは!
ラストの「明治云々」は戦うことがその存在意義であった侍が、泰平の世でそのアイデンティティを失っていたということを表しているでしょうね。
たぶん新左衛門も半兵衛も、斉韶にしても己のアイデンティティがどこにあるのかを見失い、そしてこの戦いにそれぞれの答えを見つけたということでしょう。
でもそれすらも数十年後に世の中が変わり、意味がなくなってしまうということの空しさみたいなのを言いたかったのかな。
でもそういうことより大立ち回りが迫力あって目を見張りました。
おっしゃるように松方弘樹さんは別格です。
魅せる殺陣ができる人、そうそういないですよね。
投稿: はらやん | 2010/10/02 22:51
■はらやんさん、こんにちは
なるほど、あえて明治うんぬんと入れたのはそのような意味が込められていたのかも、ってことですね。
でも、結局はチャンバラで魅せることに特化した作品になっていたワケで、なかなかそこまでは伝わらないかなぁ~と改めて思ったりして(^^;
そこしか印象に残ってないとも言えますし、両立するには時間が足りないってことですね、やっぱり。
私が三池監督のシンパじゃないからかなぁ~、こう思っちゃうのは。
松方さんの殺陣とほかの方々のソレでは素人目にも歴然でしたねー。凄いですw(^^)
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/02 23:01
冒頭でいきなりの切腹シーンにちょっとビビリましたが、
あとは王道の勧善懲悪ものになっていて、
最後まで息抜きが出来ない展開となっていました。
ラストのチャンバラは凄まじかったです。
投稿: BROOK | 2010/10/07 20:10
■BROOKさん、こんにちは
冒頭はインパクトありありでしたね。
勧善懲悪ものは好きなのだけど、もう少し奥深いものも好きなんですよね。
チャンバラに特化していたところは良かったと思います。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/08 20:01
>太平洋戦争で”特攻”しまくっていた日本軍を被らせ、はじめから死ぬ覚悟で戦いに身を投じられる気質っていうのは(行き過ぎた)”武士道”によるものだったのかなぁ
たぶん、そうだと思っています。
「生き恥をさらすより―」というのが、男女ともに根底にあったのではないかと。
それにしても、お歯黒で、眉を剃るとみんな似てくると言うのは大発見。
これは女性を守るための慣習だったのでしょうかね~。それとも、、(-_-X)
三池監督って、キャスティングもいつも凄いと感じさせますよね?!
投稿: kira | 2010/10/09 10:58
■kiraさん、こんにちは
日本人の大半は農耕民族なのに、長い時を掛けて独特の文化と気質を身につけたものですよね(^^;
>お歯黒で、眉を剃る
見るからにコワイのだけど、ちゃんとそうする理由があったのでしょうねぇ(^^;
三池監督は特に好きでもないけれど、スゴイことするといつも思いますよw
投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/10 11:44
皆さんは松方がすごいと言っていますが、私めはミスキャストだと思っております。江戸っ子御家人の設定だから出したのか?、演技はいまいちチャンバラに迫力?、今までの演技と一つも変わらない!。もう過去の人ですよ!
投稿: トム | 2010/11/03 19:16
■トムさん、こんにちは
トムさんはご不満なのですね。
私としては、特別時代劇に精通していることもなく、そもそも時代劇ってワンパターンが醍醐味なのでは?とかその程度の認識ですので観ただけの印象そのままを感想として書いたまでです。
そうですか、過去の人ですか。
投稿: たいむ(管理人) | 2010/11/04 20:13