« チケット争奪戦、勝利。 | トップページ | 「おにいちゃんのハナビ」(舞台挨拶付き)みた。 »

2010/09/11

「悪人」みた。

Akunin

例によって原作は未読なため、予告編から判っているのは”逃亡劇”だということのみ。しかし、主演から脇の脇まで実力派俳優陣がそろっているこの映画。単なる逃亡劇でなさそうなのは予告編からでもジワジワと感じられ、先日は深っちゃんがモントリオール映画祭で最優秀女優賞を受賞されており、期待をもって鑑賞してきた。
朝1番にしては重い作品だったが、見応えのある納得の映画だった。

毎日のように悲惨な殺人事件がニュースに登場しているこのごろ。私が子供の時は殺人事件などというものは刑事ドラマの中のものであり、大都市で起こる出来事だったような気がするが、もはや今となっては都会も田舎も関係なく、いつ何時近隣の住宅街で起きても不思議じゃないような世の中になってるように感じられる。容疑者もいわゆるヤクザものとかではなく、ごくごく平凡に暮らしている普段はいい人風だったり、良くデキた(と思われるような)子だったりと、おおよそ殺人を犯すような人間には見えない人物だということも多い。
ほとんどの人間は衝動を抑える理性を持ち合わせている。そして”殺人”は絶対にダメだと本能的にもタブーとしているから例え瞬間的に殺意を持ったとしても一線を踏み越えることはほとんどない。この映画はそんな一線を踏み越えてしまったケースの一例が描かれている。それでいてここで描かれている”殺人”は結果でしかない。不運と不幸の連鎖が引き起こした偶発的な殺人といっても良さそうな事件。とはいえ動機がなんであれ”殺人”は犯罪であり人間としての禁忌。世間的に犯人は間違いなく”悪人”ということになるが、”殺人”という結果に行き着くまでとその後の”逃亡劇”の際に明かされる関係者すべての言動を確認することで、”悪人”とは何なのか?誰のことなのか?を考えさせられることになる。・・が、その定義のなんと難しいこと。

それぞれにはそれぞれのどうにもならない事情があり、それなりに理解できなくない理由がある。けれどそうした人々が一番大事なところで自分の我儘やエゴの部分を優先させてしまったために引き起こされた悲劇の物語なのだと私は感じた。
人間とは本当に厄介な生き物。我慢するばかりでもダメだし、欲求のままでもダメだなんてね。性善説があれば性悪説もある、というのは頷ける。とにかく、人間とは独りで生きてはいけないし、独りで生きちゃいけないってことなんじゃないかな。
犯罪者は”悪人”であるという結論は最初から明らか。でもほかにも様々なものが感じられる作品。感じたい人にオススメ。

総評:★★★★++   好き度:★★★★+   オススメ度:★★★★+

第三者の何気ない言葉の中に心に突き刺さるモノがいくつかあった。意識的な善意とあからさまな悪意。そして興味本位の悪意と一番厄介な自覚なき悪意。それらが台詞と考えれば原作の力と言えるが、そんなワンシーンでも実力派のベテラン俳優がキャスティングされており、合わせ技だよなぁとつくづく思う総合力の作品だと思った。

|

« チケット争奪戦、勝利。 | トップページ | 「おにいちゃんのハナビ」(舞台挨拶付き)みた。 »

コメント

ベテラン俳優のキャスティングの巧さと、彼らのセリフの重さが響く映画でしたよね。
本当に李相日監督の演出は凄いですわ。

それとブログタイトルを「こねたみっくす」に変更しましたので、今後ともよろしくお願いします。

投稿: にゃむばなな | 2010/09/11 16:31

答えの出ない永遠のテーマを,
分かりやすくも奥深い余韻で伝えて,
観賞後ジワジワとくる秀作でしたね。

バスの運転手さんに涙!

投稿: AKIRA | 2010/09/11 18:07

■にゃむばななさん、こんにちはsun
ベテラン俳優勢ぞろい。揃いも揃って存在感ありありで素晴らしかったです。

タイトル変更了解です。
リンクを直しますねw

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/11 19:57

■AKIRAさん、こんにちはsun
所々でいっぱい泣きましたが、バスの運ちゃんと深深頭をさげるばあちゃんのところは特にグッと来ましたよ。

祐一の選択、光代の「悪人なんですよね」の言葉、いろんな余韻が残こる映画だったと私も思います。
「告白」とも違う、衝撃的な作品でした。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/11 20:01

こんばんはpaper
TB&コメント、ありがとうございましたheart02

ひと昔前は殺人事件がドラマの世界の事だったり
異質で稀な遠い出来事だったはずなのに
今では毎日のように日本の何処かで起きちゃうような
そんな世の中になってしまいましたよねsweat02

たいむさんと同じように私も日々感じていますwobbly

そして今回観たこの映画…

人間はこんなにも厄介な生き物だったのだろうかと
改めて考えさせられましたbearing

たいむさんが書かれた「自覚なき悪意」って言葉から
子供の頃の自分を思い出しましたeye

私が6歳の時、マッチを擦って火が付く面白さを覚え、
火遊びをして親にメチャクチャ怒られた事がありますpunch

勿論、当時の私に悪意はなかったのですが、
大人になってから当時の出来事について
何故あんな事をしでかしたのかと
父親から質問された事がありましたear

その時、初めて「自覚なき悪意」のあった
幼少期の自分の事を痛感したのですが、
子供時代ってそういう事が結構あったりすると思うのですthink

この映画に登場する「自覚なき悪意」は
精神的には子供のままで時間の流れと共に歳をとった
大人の姿の象徴って事なのかもしれませんねshock

今の時代、そういう大人が多いのかもしれませんが…sweat01

投稿: テクテク | 2010/09/12 22:15

大きな問題ですが思いのほか解りやすく問題提起してくれたと思います。悪人の定義なんてわからないですよね。法に違反していたらそうなのかといえば必ずしもそうではないし、タイミングであったり、相対的なものであったり。逆に言えば今時分は普通の人だと思い込んで生活しているけど、どこかで、誰かの前では悪人になっているのかもしれない。そんなことを思いながら観ていました。

投稿: KLY | 2010/09/12 22:49

どうしようもなく寂しいんですよね。みんな。
そんなことを感じました。物語としての都合のよさは、それはお伽噺ですからしょうがない。それを差し引いても見応えのある良い映画だったと思います。

人間の業というものを素直に描いている映画だと思いました。感動を呼ぶ恋物語とは全然違う、切ない涙が出る映画といいましょうか。複雑で曖昧な気持ちを投げかけてくる、問題提起的な映画でした。

登場人物のすべてに感情移入できる仕組みになっているので、さまざまな視点から見ることができますね。役者の好演も光ります。

人を殺すことは断じて許されることではありません。罪です。しかし罪人すなわち悪人かというと、とたんに曖昧になるものがある。その部分を描いている映画なんですね。

一生懸命生きていて何が悪い。一生懸命生きることを笑うなというメッセージを感じました。でも自分の弱さを抱えて必死に日々を送る人々にとって、その姿は恥ずべきものとして、笑うことで遠ざけたいという心理が働くように思います。必死な自分をひた隠して生きざるを得ない孤独な日々を、少しでも体感したことのある大人なら、この映画に感じるものがあると思います。

※以下、管理人のみ閲覧

投稿: 通りすがり | 2010/09/13 03:07

■テクテクさん、こんにちはsun
ぐるぐるしちゃう映画って、大抵人間のドロドロとしたものが絡む映画で、戦争を起こすのは人間、やめてほしいと思うのも人間、やめられないのも人間という、何もかもが人間なんですよね。
人間の無自覚無責任が事を大きくしてしまうことも多いですし、そうしたものの集積が描かれているように思いました。

テクテクさんの子供の時のそれは、隠された悪意というよりは、多分子供の「無邪気」そのものなんじゃないかな?なんて思うのだけど、テクテクさんの中で叱られた記憶が大人になるまでずっとずっと忘れられないくらい身に沁みた出来事として残ったということは、きちんと叱ってくれたご両親がすばらしいってことのような気がしました。

子供の時のように思ったことを直ぐに口にしてしまう、行動してしまうのは大人では許されないことがほとんどです。大人に「無邪気」って言葉は当てはまらないんですよね。意識的にも無意識的にも否定・批判的なものには少なからず正真正銘の悪意が込められているんですね。
私がこの映画で思った「自覚のない悪意」とは、例えばおばあちゃんがニュースを見て「ひどいことする人間がいるものだ、云々」であり、光代を現場に案内したタクシーの運ちゃんが「悪人だ」と決めつけた発言をしているところ、妹の態度のすべてがそんな風に感じられました。彼らの誰もが一般論を述べて、自分のちっぽけな常識を再確認しているだけの行為、みたいな。

確かに今、飽食の時代に生まれ、親に甘やかされて育った子供がそのまま大人になって子供が子供を育てているような時代、かもしれませんね。
KYなんて言葉生まれ、平気で他人をただKY呼ばわりしていた思いやりの欠如した数年前が象徴しているように思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/13 10:01

■KLYさん、こんにちはsun
殺人はいけない事、なぜなら法律で決まっているから。
現在公開中の「ルー・ガルー」の原作にそんな感じのやり取りがありますが、映画はどうでしたか?
あまりに雰囲気が違うので、見送っていますが・・・。ご覧になってますよね?
やっぱり法を犯すといった一線を越えたら、ひとくくりに悪人(罪人)で良いのだとは思います。その内情とか事情とかは一切無関係に。
けれど、法律で取り締まる対象にならない罪深いモノがやっぱり世の中にはたくさん有るのですよね。この映画はそんなものが満ち満ちていたように思いました。
我慢して、虚勢をはって、折り合いを付けて生きているのが人間。大切なものの有無がバランスを保たせてくれているのかもですね。


投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/13 10:18

■通りすがりさん、こんにちはsun
まずはコメントの一部を隠させていただきました事をお許しください。
私も少し違う気がしていましたが、第3者によるこの場でのやり取りはあまり適切ではないと判断させていただきました。ご容赦ください。

通りすがりさんのご意見、どれもが的を射たものと、私が思っていた事がそのまま書かれており、頷くばかりでした。実際、通りすがりさんが思われていることと同じかどうかは分かりませんが、私も人間の業がストレートに現れており、誰もが自分の為に行動しただけのことと感じました。感情的でありながら、どこかに計算もある、そんな感じで。
どの立場にもなりえる感じで、私も登場人物のほとんどに感情移入して色々な視点で映画を見ていたように思います。
第3者には他人の心情、内情なんてわかりっこないこと。この作品のタイトルがあくまでも「悪人」だと言うことがすべてのような気がしてます。
誰もがどこかに孤独を抱えて生きているのが人間、みんな本当は自覚があるのだと思います。
秀作だと思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/13 10:42

殺意はなかったにもかかわらず結果しに至らしめた青年。
殺したいほどの怒りを持ちながら、直前で引き返せた父親。

この作品では、息子を持つ親として見てしまった感があります。
あそこで引き返したとしても、あんな娘が相手では面倒な事態に必ず発展していただろうな~と。

執着心、が引き起こしたともいえる悪の連鎖でしたね。
若い観客が多かったのが何気に嬉しいおばさんでした(笑)

投稿: kira | 2010/09/13 11:58

こんにちは♪
本当に見応えがある作品でしたね。
犯罪者は悪人ではあるけれどいろいろと考えさせられる部分があって奥が深い作品だと感じました。

投稿: yukarin | 2010/09/13 13:00

■kiraさん、こんにちはsun
深津さんの受賞から注目度が上がり、普段重めの作品を避ける若者でも話題性から選択することになっているのかもしれませんが、何気に喜ばしいのは私も同じかも(笑)

踏みとどまるか踏みとどまれないかは、やっぱりその人の生い立ちとか、暮らしている環境とか、その人自身なのだと思います。
難しいものですよね、いろいろと。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/13 18:34

■yukarinさん、こんにちはsun
伊坂作品とはまた違う、どうにもならないものが描かれた作品だと思いました。
実際、表面上収まるべきところの収まる分、ぐちゃぐちゃグルグルにはならないけれど、悪人の定義を考えさせられちゃいますね。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/13 18:38

再び…こんばんはpaper

たいむさんのコメント返信を読ませて頂いて、
たいむさんのおっしゃっている「自覚なき悪意」は
私の考えていた事よりも全然身近にある事で
もっともっと深い意味だったと分かりました…shine

私の思った「自覚なき悪意」というのは
自分の取った言動が後々周囲にどんな影響を及ぼすかを
考える事が出来ないというか、
先を読む計算能力がないというか…

幼少期の私の火遊びの話を例えに出したのは
当時の私は火遊びをする事によって
その先がどんな事になってしまうかとか、
例えば家が火事になって誰が悲しい想いをするかなんて事は
まったく想像も出来なかったし先を読む能力がなかった…という
そういう事が言いたかったのですsweat01

言葉が足りず説明不足でした…スミマセンdown

そして、それは増尾や佳乃の言動のように
周囲に嫌悪感を抱かせている事を本人は分かっていないという
それが「自覚なき悪意」だと私は勝手に解釈してしまいましたsweat02

あー、でもこんな私の考え方が
たいむさんのおっしゃる
「自分のちっぽけな常識を再確認しているだけの行為」
なのかもしれませんweep

この映画とたいむさんのブログを通して
色々と気づかせてもらいましたsign03
本当にありがとうございますshine
これに懲りず、今後ともヨロシクお願いしますheart02

投稿: テクテク | 2010/09/13 19:51

■テクテクさん、こんにちはsun
再びありがとうございます。
私こそへたくそな文章しか書けないし、テクテクさんが何を思って火遊びの例えを持ち出されたのか読み取れきれなくって申し訳なく思います。

想像力の欠如が他人を傷つけたり、取り返しのつかない事態に発展させたりすることはままあると思います。往々にしてこういうとき人は「悪気はなかったんだ」と後になって言いますから、そういう意味ではそのようなことも「自覚なき悪意」として多少なりとも含まれていると思いますよ。
それでも、増尾や佳乃の言動は虚栄心によるところが大きいのが明らかに見て取れますので、つまりは大人ぶってるただのガキだと思いました。契約が取れなければ父親に助けを求め、ピンチになれば母親を呼ぶような甘ったれたガキ。たぶん彼らのそれは自覚のある悪意なんじゃないかな?とは思うのですが。

こうしたことはすべて相対的に感じられるものですから、何が正解ってことはないと思います。そもそも文章の字面だけで相手の考えを推し量ることは難しいですし、そんなに恐縮しないでくださいね。

こちらこそ、分かったようなこと書いてしまってすみません。今後ともよろしくです(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/13 22:37

こんにちは。

観賞後、切なくて苦しくてやりきれない気持ちが、ず~んときました。

>とはいえ動機がなんであれ”殺人”は犯罪であり人間としての禁忌。

そうなんですよね。理性で感情を抑えることができるのが人間。
でも、増尾や佳乃のように上手に世の中を渡りながら誰かを虐げている人が幸せで、真面目に一生懸命生きている人が苦しむのは、悲しいです。

不条理が条理にならない社会になってくれたらいいなぁ☆と、しみじみしちゃいました。。。

投稿: みぃみ | 2010/09/16 13:31

こんばんは。

>自分の我儘やエゴの部分を優先させてしまったために引き起こされた悲劇の物語

人間、生まれたからには
やはり楽しく生きていきたい。
でも、みんながそれを追い求めると、
それぞれがどこかでぶつかりあってしまう。

昔から語られたことだけど、
いまだ解けない人間の悲劇を
改めて突き付けられた気がしました。
こういう、原罪の物語はやはり見ごたえありますね。

投稿: えい | 2010/09/16 20:58

わたしも朝一で見たんですよ、ものすごく重かった。
ただ、観て良かった。
役者さんが自分を抜け出して役の中に生きているような、そういう人生がほんとうにあるだろうと思える…。
だから、よけいに映画の中で語られる人生が辛くて、胸に迫るものがありました。
ニュースで流れる報道を見ている第三者として、映画の中に自分がいるような気分になりました。

投稿: mariyon | 2010/09/17 07:28

■みぃみさん、こんにちはsun
他人を見くだしながら自分は良く見せようと必死になる人の姿は憐れとしか言いようがなく、今ある現状に辟易しているのに、言い訳を盾に不満を蓄積させるばかりな自虐的なひとも哀れ。
両者が不幸にも交わってしまったといった悲しい物語に思いました。
幸せの定義とは何かに繋がれば回避できたであろう話と思うと、「悪人」としてすべてに当てはまるタイトルっスゴイですよね。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/17 21:52

■えいさん、こんにちはsun
みんなが幸せになれる世界って、絵に描いた餅なのでしょうね。
悲しいことだけど届きそうで決して届かない夢。

手を替え品を替え、時代時代で登場する悲劇の物語なだけに深いです。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/17 22:07

■mariyonさん、こんにちはsun
どの登場人物にも感情移入出来るような、そんな映画でしたね。
けど、感情移入し過ぎることもないから客観的にもあれこれ思ってしまう、そんな映画。

しかし、朝一にはやっぱ重いですよね~(^^;
「告白」といい、これといい、午後はなんとなくどんよりでしたよ~(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/17 22:14

こんばんは。
「悪人」とは一体誰の事を指しているのかを考えさせられる内容の映画でした。
劇中内では祐一が悪人扱いになりましたが、自分からすれば佳乃や増尾も悪人だし、祐一の罪を増やしてしまった光代も、また悪人だと思います。

投稿: FREE TIME | 2010/09/18 23:33

たいむさん、こんばんは!

>自分の我儘やエゴの部分を優先させてしまった
誰しも少なからずそういうところがあるわけで、そこでちょっと歯車が合わなくなっただけでこういうことが起こってしまうんですよね。
善人とか悪人とかスパッと切り分けられるものではなくって、そういうのが入り交じったものなんですよね。
考えさせられる映画でした。

投稿: はらやん | 2010/09/20 19:22

こんにちは♪
朝いちには間違いなくきつい映画ですね(笑)

なんかせつなくなるてやりきれない映画でしたね。

>自分の我儘やエゴの部分を優先させてしまったために引き起こされた悲劇の物語

本当にそうだと思います。
自分の欲を優先しているからの悲劇ですよね。
身近にであいそうな悲劇だからこそ、怖くてやりきれなくなりました。

投稿: Nakaji | 2010/09/21 14:49

■FREE TIMEさん、こんにちはsun
だれもが「悪」の要素を持っているのだと私は思いました。
けれど、「悪人」と世間で言われるにはそれだけの理由があるもの。決して一線をこえちゃならないのだと、そういうことだと思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/21 18:24

■はらやんさん、こんにちはsun
正義の定義と同じく、善悪の定義も相対的であいまいなもの、なんですよね。
しかし、歯車が狂うのってほんの些細なことでなんですね。
恐いモノですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/21 18:26

■Nakajiさん、こんにちはsun
踏みとどまれなかったり、引きとめたり、約束を破ったり、大したことないことではないと思っていても、その余波から人生が狂わされちゃう例はいくらでもあるんですよね。「人災」と言われる事故などはほとんどがそうしたものだし。

誰にでも起こりうることと思うと本当に恐いですよね。孤独が引き金になり兼ねないと言うところもあるし、いろいろ考えちゃいますね。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/09/21 18:32

たいむさん、こんにちは☆
見たのは昨年でしたが、今年最初のレビューが「悪人」になっちゃいました(汗)
役者さんがどの方も本当に素晴らしくて、深津絵里が賞を取りましたけど、みなさんに貰ってほしいくらいでしたね。
誰もが紙一重で悪人になりえる、そんな怖さを秘めた作品でした。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2011/01/03 16:25

■ノルウェーまだ~むさん、こんにちはsun
今更・・をあえて記事でアップするところがエライです!!
そうもそのあたりのモチヴェーションが削がれちゃってるこの頃で、なんとか持ち直したいとこ呂なのですが・・・。

妻夫木くんは最近ちょっと苦手なのだけど、イイ役者になってきましたね。深っちゃんはシリアスもコメディもこなす演技派で昔から大好きです。
チョイ役でも大物起用のこの映画、全体でとても良かったと思います。

投稿: たいむ(管理人) | 2011/01/04 19:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106009/49414635

この記事へのトラックバック一覧です: 「悪人」みた。:

» 『悪人』 [こねたみっくす]
まるで夜明けの来ない夜を過ごしているような、一生どこにも行けないような閉塞感。監督の演出で映画はこうも変わるのかと思い知らされる秀作でした。 恐らく第34回モントリオール国際映画祭で深津絵里さんが主演女優賞を受賞したのも、彼女の演技力以上に、この映画に漂う....... [続きを読む]

受信: 2010/09/11 16:35

» 悪人 [勝手に映画評]
2010年のモントリオール世界映画祭で、深津絵里が最優秀女優賞を授賞した作品。監督は、『フラガール』の李相日。また、美術監督を種田陽平、音楽は久石譲と錚々たるメンバーがスタッフに名を連ねています。 実は正直、見る行く予定は予定は無い作品でした。ですが、深津絵里がモントリオール国際映画祭で最優秀女優賞を授賞したということで、一転して見ることにしました。 観客の年齢層は高め。妻夫木聡が出ていると言っても、カッコ悪い妻夫木聡ですからねぇ。だから、若い観客が少ないのかと勝手に想像です。はっきり言って、パ... [続きを読む]

受信: 2010/09/11 16:41

» 悪人 [Akira's VOICE]
善くもあり悪くもある。それが人間。   [続きを読む]

受信: 2010/09/11 18:00

» 『悪人』 [ラムの大通り]
----このタイトルって、 あまりにも直接すぎニャい? 予告観ても、だれが悪人かすぐ分かっちゃうし…。 「いやあ、そこが原作のうまいところなんだろうね。 観ていて、途中、主人公がいい人か悪い人か、 自分でも分からなくなっちゃうもの」 ----原作って、芥川賞作家の吉田修一だよね。 「うん。今年初めには 彼の原作『パレード』も映画化されている。 今回の作品は吉田自ら“代表作”というだけあって、 20社以上からの映画化争奪戦が繰り広げられたらしい。 監督も10人を超えるオファーがあったとか。 これって、... [続きを読む]

受信: 2010/09/12 01:48

» 悪人 [LOVE Cinemas 調布]
芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラー小説の映画化。九州で起きた殺人事件、その犯人の男と、男が出会い系サイトで知り合った女が愛し合い出口の無い逃避行を繰り広げる。主演は『ノーボーイズ、ノークライ』の妻夫木聡と『女の子ものがたり』の深津絵里。共演に岡田将生、満島ひかり、柄本明、樹木希林といったベテランと若手の演技派が揃う。監督は『フラガール』の李相日。... [続きを読む]

受信: 2010/09/12 01:59

» 真実が潜む場所。『悪人』 [水曜日のシネマ日記]
モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞受賞した作品。九州で起きた殺人事件の被害者と加害者を取り巻く人たちの物語です。 [続きを読む]

受信: 2010/09/12 08:47

» 悪人 [to Heart]
なぜ、殺したのか。 なぜ、愛したのか。 ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか? 製作年度 2010年 映倫 PG12 原作 吉田修一 脚本 吉田修一/李相... [続きを読む]

受信: 2010/09/12 20:31

» 映画『悪人』(お薦め度★★) [erabu]
監督、李相日。脚本、吉田修一、李相日。原作、吉田修一。2010年日本。犯罪映画。 [続きを読む]

受信: 2010/09/12 23:05

» 悪人 [映画鑑賞★日記・・・]
2010/09/11公開 日本 PG12 140分監督:李相日出演:妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、宮崎美子、樹木希林、柄本明なぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の悪人なのか?若い女性保険外交員の殺人事件。....... [続きを読む]

受信: 2010/09/13 12:55

» 悪人 [花ごよみ]
試写会で見てきました。 原作は吉田修一の同名小説。 監督は李相日。 出会ってしまった孤独な男と女。 その二人を、妻夫木聡と深津絵里が演じます。 福岡・佐賀・長崎 が舞台。 保険外交員、佳乃(満島ひかり)が何者かに 命を奪われる事件が発生。 まず最初に大学生増尾(岡田将生)に、 嫌疑が掛かるが、 捜査が進んで行くにつれ、 清水祐一(妻夫木聡)という土木作業員が 容疑者として浮かび上がってくる。 妻夫木聡、深津絵里、柄本明、樹木希林等、 配役はぴったり。 妻夫木に祐一の役が、 合... [続きを読む]

受信: 2010/09/13 14:21

» 悪人 [ゴリラも寄り道]
<<ストーリー>>若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一(妻... [続きを読む]

受信: 2010/09/15 01:15

» 【悪人】 映画 [じゅずじの旦那]
ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の“悪人”なのか?  まずは深津絵里さん、モントリオール国際映画祭主演女優賞・・・  受賞おめでとうの、ポチッ  人気blogランキング【あらすじ】長崎在住の清水祐一は、博多で働く石橋佳乃と待ち合わせをしていた。しかし、待ち合わせ場所で佳乃は他の男の車に乗って行ってしまった。佳乃を追いかけた祐一は、福岡県の三瀬峠で彼女を殺してしまう。その後、長崎でいつも通りの日常を送っていた祐一は、以前出会い系サイトでメールをやりとりしていた馬込光代という女性と会うことに... [続きを読む]

受信: 2010/09/15 09:56

» 映画『悪人』 [健康への長い道]
 観るつもりはなかったんですが、モントリオール世界映画祭主演女優賞記念ということで。TOHOシネマズ梅田にて『悪人』。  誰もが持つ身勝手さ、愚かさ。程度の差はあっても、結局みんな自分本位・・・そんな人間の負の側面をしっかり見せ付けてくれます。でも、愚かさ…... [続きを読む]

受信: 2010/09/16 00:00

» 悪人 [我想一個人映画美的女人blog]
{/hikari_blue/}{/heratss_blue/}ランキングクリックしてね{/heratss_blue/}{/hikari_blue/} ←please click 受賞の深津絵里だけじゃなく、キャスト全員が素晴らしい{/hikari_blue/} 芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを妻夫木聡&深津絵里主演で映画化。 blogerさんのお勧めもあったし、話題の作品ということで劇場鑑賞。 長崎の外れの小さな漁村に住む祐一は出会い系サイトを通じて佐賀在住の光代と出会う。 逢瀬... [続きを読む]

受信: 2010/09/16 01:33

» 『悪人』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「悪人」□監督 李 相日□脚本 李 相日、吉田修一□原作 吉田修一□キャスト 妻夫木 聡、深津絵里、樹木希林、柄本 明、岡田将生、宮崎美子■鑑賞日 9月12日(日)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想>  映画が終わってから、しばらく何も言葉にできなかった・・・。  それは、感動とかではなく、なんかむなしい喪失感が全身を覆ったからだ。  誰が「悪人」って、こんな映画(... [続きを読む]

受信: 2010/09/16 08:45

» 映画:「悪人」♪。 [☆みぃみの日々徒然日記☆]
平成22年9月16日(木)。 映画:「悪人」レポ。 【監督・脚本】李相日  【原作・脚本】吉田修一 【 美術監督 】種田陽平 【音   楽】久石譲 【 キャスト 】妻夫木聡・深津絵里・岡田将生・満島ひかり・樹木希林・柄本明 【ストーリー】 出会い系サイトで知り…... [続きを読む]

受信: 2010/09/16 13:26

» 人間模様が重い「悪人」 [茅kaya日記]
モントリオールで、深津絵里の受賞がなかったらたぶん観ることがなかったと思う。予告で、「あっ、こういうのは今はパス」って。妻夫木くんに悪人は無理だろう、って・・・思ってた。もっと、べたべたな犯罪ロードムービーと思ってた。いや、いい意味で裏切られた。... [続きを読む]

受信: 2010/09/17 07:24

» 悪人 やっぱ役者ってすごいわ〜! [労組書記長社労士のブログ]
【{/m_0167/}=41 -12-】 モントリオール世界映画祭で深津絵里が最優秀女優賞を受賞したり、初日舞台あいさつで妻夫木くんが感極まって号泣しちゃったり、と話題は満載。 予告編の流し方も良かったからか、前評判はさておき、自分も是非観たいなと思っていた。  長崎在住の清水祐一は、博多で働く石橋佳乃と待ち合わせをしていた。しかし、待ち合わせ場所で佳乃は他の男の車に乗って行ってしまった。佳乃を追いかけた祐一は、福岡県の三瀬峠で彼女を殺してしまう。その後、長崎でいつも通りの日常を送っていた祐一は、... [続きを読む]

受信: 2010/09/17 14:29

» 映画「悪人」 [FREE TIME]
注目の映画「悪人」を鑑賞しました。 [続きを読む]

受信: 2010/09/18 23:34

» 悪人 [だらだら無気力ブログ]
芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを「涙そうそう」の妻夫木聡と 「博士の愛した数式」の深津絵里主演で映画化したヒューマン・ミステリー・ ドラマ。長崎の漁村で孤独な人生を送り、ふとしたことから殺人者となって しまった不器用な青年と、そんな男と孤独の中で…... [続きを読む]

受信: 2010/09/19 01:50

» 「悪人」 無表情の感情 [はらやんの映画徒然草]
深津絵里さんがモントリオール世界映画祭で主演女優賞を受賞しましたが、作品を観れば [続きを読む]

受信: 2010/09/19 18:57

» 悪人 [ケントのたそがれ劇場]
★★★★  吉田修一の原作は未読だが、なんとなく松本清張を思わせるストーリー展開であった。ヒロイン馬込光代を演じた深津絵里は、本作でモントリオール世界映画祭の最優秀女優賞を受賞したという。確かになにか寂しげで頼りなさそうだが、実はかなり芯の強いハイミスを見... [続きを読む]

受信: 2010/09/21 13:24

» 悪人 [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
悪人'10日本◆監督:李相日「フラガール」「69 sixty nine」◆出演: 妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、樹木希林、 柄本明◆STORY◆長崎在住の清水祐一は、博多で働く石橋佳乃と待ち合わせをしていた。しかし、待ち合わせ場所で佳乃は他の男の車に乗って行ってしまっ...... [続きを読む]

受信: 2010/09/21 13:36

» 悪人 [風に吹かれて]
愛に出会いたかった公式サイト http://eat-pray-love.jp朝日新聞に連載された吉田周一の同名小説の映画化文庫本が上巻 下巻 で出版されています監督: 李相日(フラガール)音楽: 久石 [続きを読む]

受信: 2010/09/21 15:05

» 悪人 [voy's room]
土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母の面倒をみながら暮らしていた。車だけが趣味で、何が楽しくて生きているのか分からない青年。佐賀の紳士服量販店に勤める馬込光代(深津絵里)は、妹と2人暮らしで、アパートと職場の往復だけの退屈な毎日を送っていた。孤独な魂を抱えた2人は出会い系サイトで知り合い、刹那的な愛にその身を焦がす。しかし、祐一はたったひとつ光代に話していない秘密があった。彼は、連日ニュースを賑わせていた殺人事件の犯人だった。n... [続きを読む]

受信: 2010/09/23 08:13

» 悪人 [映画的・絵画的・音楽的]
 この映画に出演した深津絵里がモントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を獲得したということもあって、『悪人』を渋谷のシネクイントで見てきました。 (1)この映画は、出会い系サイトで知り合った佳乃(満島ひかり)を殺してしまった清水祐一(妻夫木聡)が、これも同じようにして知り合った光代(深津絵里)と逃避行を続けるも、最後は逮捕されてしまうという物語です。  こう書いてしまうと、殺人犯の祐一が「悪人」であって、随分と単純なタイトルでありその内容ではないかと思われてしまうかもしれません。  ですが、この映... [続きを読む]

受信: 2010/09/26 18:12

» ◆映画・悪人 [映画大好き☆]
悪人 観てきました。 モントリオール世界映画祭で 深津絵里が最優秀女優賞をとった作品。 ストーリーは大体皆さんもおわかりでしょうし、書きませんが・・・ まだズシーンと重い気持ちから抜け出せません。 ネタバレアリなので注意デ...... [続きを読む]

受信: 2010/09/30 22:42

» 『悪人』 [+Paraiso*Caprichoso+]
【悪人】STORYひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の悪人か土木作業員の清水祐一(妻夫木聡)は、長崎の外れのさびれた漁村で生まれ育ち、恋人も友人もなく、祖父母の面倒... [続きを読む]

受信: 2010/10/01 01:44

» 『悪人』 [ナナシ的エンタメすたいるNetプラス]
WMC市川妙典にて先月公開された『悪人』を観てきました。毎日出版文化賞と大佛次郎賞を受賞した吉田修一のベストセラー小説を映画化。九州のとある峠で起きた殺人事件をきっかけに、ネ...... [続きを読む]

受信: 2010/10/02 10:06

» 映画「悪人」誰かと出合いたかった、それだけなのに [soramove]
「悪人」★★★★☆オススメ 妻夫木聡、深津絵里、岡田将生、満島ひかり、柄本明、樹木希林出演 李相日監督、139分 、2010年9月11日公開、2010,日本,東宝 (原題:悪人」)                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← モントリオール世界映画祭で、深津絵里が最優秀女優賞を受賞した。 「原作はここ数年読んだ本の中で 最も好きな作品だったので、 映画を見るのが怖いような気がしていた、 ... [続きを読む]

受信: 2010/10/09 22:59

» 悪人 [にき☆ろぐ]
さて、深津さんが賞をもらったことで注目された作品です。私自身みてみたいな~と思っていたんですがやっとみることが出来ました。監督はフラガールの李相日さんですね。あらすじ若... [続きを読む]

受信: 2010/10/18 23:40

» 映画「悪人」 [itchy1976の日記]
映画「悪人」(映画.com) 「悪人」オフィシャルサイト ... [続きを読む]

受信: 2010/11/05 19:20

» 「悪人」善人ではない人 [ノルウェー暮らし・イン・London]
昨年のうちにこの映画は見ておかないと・・・・と思っていた。 深津絵里が最優秀女優賞を取った作品だし。 でも、私は昨年のベスト10には、入れなかった。 確かに彼女の寂しげな表情、ふと見せるやさしい笑顔~~どれも巧いとは思うのだけど・・・・・... [続きを読む]

受信: 2011/01/03 16:19

« チケット争奪戦、勝利。 | トップページ | 「おにいちゃんのハナビ」(舞台挨拶付き)みた。 »