「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン2」(36)
第36話「狙われた女公爵」・・・【真実こそは戦争の最初の犠牲者である】
元老院でも「中立」は国の総意として断固共和国の武力介入を拒絶する主張を続けるサティーン。孤軍奮闘するしかない彼女を見守るしかできないオビ=ワンだったが・・・といったお話。
早速元老院の聴取を受ける惑星マンダロアの女公爵サティーン。サティーンはこれまでもこの先も「中立」の意思を曲げることはないとし、”デス=ウォッチ”も自国で対処可能との主張を繰り返す。しかし、分離主義派の息がかかっていると思われる”デス=ウォッチ”を脅威とした元老院は一方的に共和国軍の介入が必至と主張する。しかも「貴方を助けたい」「貴方の為」とほとんど親切の押し売り的言い分で。さらに「中立」は国の総意ではないとした証拠となるメッセージを公開してサティーンを追いつめる。
そんな馬鹿な事はないと反発するサティーンだが、メッセージの真意を確かめるどころかまるで聞く耳を持たないパルパティーン議長。(そりゃそうだ・・^^;) 有無を言わさず介入の決議に入ることを通告したのだった。元老院のあまりの横暴に憤慨したサティーンは、心配して声を掛けたオビ=ワンにも八つ当たり。さっさと議場を後にするが、用意されたスピーダーには細工が施されており、あわや惨事のところを部下の犠牲で回避する。
ところがその事件が切っ掛けとして元老院はサティーンに通達することなく採決を早め、勝手にマンダロアへの進軍を決定してしまう。すべてに疑心を持ったサティーンは、公開されたメッセージが捏造である証拠を掴む。しかしそれを良しとしないドゥークー伯から差し向けられた刺客に狙われ、部下殺しの無実の罪まできせられて逃亡の身となるサティーンだった。最後の頼みの綱はオビ=ワンのみ。密かに連絡を付け、証拠データをパドメに託すためにオビ=ワンを呼びだす。警察の目をかいくぐり無事落ち合うことが出来た2人だったが、執拗に追ってくる刺客を巻くことは出来ず、オビ=ワンの見せ場となる。けれど、ほんとジェダイはライトセーバーあってのジェダイなんだよね。フォースの力と身体能力は高いものの、ひとたびセーバーが手から離れると戦闘能力が激減だもん。サティーンの援護からセーバーを取り戻すとあっという間に形勢逆転なのだけど、サティーンの前だからなのか、いつものより強くて弱いオビ=ワンになってしまった感じがするここ数回だ。
証拠を提出したパドメの計らいによってサティーンの主張が認められ、共和国軍の進軍は撤回されることとなる。だが”デス=ウォッチ”とドゥークー伯は思惑は見事に覆されたものの、火種はくすぶったまま。それどころか敵味方の堺がどんどん曖昧になってきていることを再確認する一連のエピソードとなった。
昔の恋人であるサティーンの登場から、らしくないオビ=ワンがたくさん見られたエピもひとまず終了。内容はシリアスで濃い話でもあり、特に実写で見てみたかったエピかなぁ。
次回は「議員暗殺」。魔の手がどんどん深部にまで伸びている事を実感するお話。こんどはパドメの活躍が見られるか?
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