「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン2」(34)
第34話「デス・ウォッチの陰謀」・・・【過去をおろそかにすれば、未来は危うい】
中立のはずの惑星マンダロアで不穏な動きが確認され、分離主義派の関与を懸念したジェダイ評議会はオビ=ワンを惑星マンダロアに派遣する。
マンダロアの現政権を担う女公爵サティーンはオビ=ワンとは旧知の間柄なようで、対等に渡り合う2人がなかなか面白いお話。
共和国にも分離主義派にも与せず、中立を貫き平和維持に尽力しているサティーン。しかし惑星マンダロアにも”デス・ウォッチ”という不穏分子の存在しており、活動が活発化していることはサティーンも知るところ。しかしオビ=ワンの来訪から”デス・ウォッチ”との関係を疑われていることには憤慨し、当然のように全否定。
ジェダイ評議会としても、オビ=ワンとしてもサティーンを疑っているのではなく、中立国の裏に見え隠れしている分離主義勢力の影を懸念しており、”デス・ウォッチ”が分離主義勢力が手を組むようなことになっていたら「もはや中立を保つのは不可能では?」と持ちかけているわけだが、聞く耳を持たないサティーンだった。
そんな中、サティーンが直接”デス・ウォッチ”の標的になる事件が勃発。”デス・ウォッチ”のメンバーと見られる男の自殺から、男の故郷と思われる月へ調査に向かうオビ=ワンとサティーン。
果たして、月は”デス・ウォッチ”の活動拠点になっており、ドゥークー伯と繋がり、サティーンの失脚を企てていた。単独で月の廃鉱の調査に出かけたオビ=ワンは、ちょっとした油断から見事に捕まり拘束され、サティーンに通信で助けを求めるといった体たらくを披露。間一髪のところでサティーンに助けられることになる。(この世界で政治家として頂点を極めるような女性陣はみんな強いんだなぁ。パドメにも匹敵する機敏さを持ち、気の強さもぴか一。助けてもらう側なのに「遅い」だの「早くしろ」だの言いたい放題のオビ=ワンだが、いちいち「今やってます!」と答えて流すサティーンとのやり取りが実に息があっていて面白い)。
その後も退路を間違えて敵と鉢合せ。自分とサティーンの身を守るために「戦うしかない」とライトセーバーを構えようとするオビ=ワンだったが、ライトセーバーは没収されたままで、まったくイイトコ無しのオビ=ワンだ。(それでもジェダイ。機転を利かせて雑魚の相手くらいならば問題ないけれど)。
そこに現れる”デス・ウォッチ”のリーダー。誰かと思えば月を収めているヴィズラ総督その人であり、中立などと腰ぬけになり果てたマンダロアを憂い、サティーンをその元凶として排除しようとしていたのだった。
戦士としての自信があるのかオビ=ワンにセーバーを返し、自らもジェダイ聖堂から盗んだという黒いライトセーバーで1対1の対決を申し出る。今度こそジェダイの意地から優位に戦うオビ=ワンだったが、逆切れヴィズラの放った爆弾からサティーンを守ることで、ヴィズラには逃走されてしまう。
「これで貸し借りなしね」というサティーン。中立・平和主義も良いけれど・・・というオビ=ワンはヤレヤレといったところだ。
次回は「誘惑の航海」。命を狙われ銀河元老院の事情聴取のためにコルサントへ向うこととなったサティーン護衛ためにアナキンもマンダロアに到着。この師弟の揃うところに必ずピンチあり。さてさて。
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コメント
最近この番組の存在を知って、すっかりはまってしまいました。
いつも、レビューを楽しみにしています
投稿: mn | 2010/06/22 08:43
■mnさん、こんにちは
はじめまして
有料放送は昨年の秋に放送しれていたシーズン2で、NHKがSWに介入してくれて、私も本当に喜んでいます。
いかにもアニメな作品ですけど、サイドストーリーとして面白いですし、見応えありますよねw
頑張って最後までレヴューを続けていくつもりですので今後ともよろしくです!
SWの一挙放送も楽しみですね♪
投稿: たいむ(管理人) | 2010/06/22 18:49