「メカデザイン FOR1/1 メカニックデザイナー 大河原邦男展」に行ってきた。
展示品は原画約100点、設定資料80点、玩具50点、立体作品2点となかなか立派なもの。会場は《第1章》1971-1978「メカニックデザイン」の誕生、《第2章》1979-1988「リアルロボット」の潮流、《第3章》 1989-1999「多様化するアニメとメカデザイン」、《第4章》2000-「原点への回帰」と、大きくは4つで構成されており、それぞれシリーズ毎に纏められていたのでとても見やすかった。(最後にちょっと感動したのが《第4章》に展示してある『原典継承』の原画とガチャ。原画がそのままガチャ、ガチャがそのまま原画なことに「うわ~」って思っちゃった)。
今回の展示のコンセプトが「メカデザイン1/1」であるように、大河原氏のデザインは常に”実物大”をイメージされているとのこと。よって目玉展示物には”1/1”をまんま体感できる【1/1ザク用ヒートホーク】や【1/1ヤッ
ターワンの鼻先】がある。そして『装甲騎兵ボトムズ』のDVD-BOXのパッケージの”全長約1.2mのイラスト”(初公開)や今回の展示会用に描き下ろされた作品数点が新鮮だった。
ガンダムのイベントにはアレコレと顔を出している私だが、【1/1ザク用ヒートホーク】は初見な気がする。言うまでもないが、さすがにデカイ!(残念ながら撮影禁止だったのため画像で見せられないのが残念)。今度静岡に立つ【1/1ガンダム】は”ビームサーベル”を持つとのことで、「大きさとしてはこんなものか」としみじみ思うところだったが、「ここまで大きいと逃げ回る人間にはまず当たらないだろうなぁ」とかも思ったり。
【ヒートホーク】には当然触れなかったが、【ヤッ
ターワンの鼻先】は鼻の上のベルからヒモが垂れ下がっていて鳴らせる仕様。展示会場に数人しかいないのを良いことに、しっかりカランコロンと鳴らす私だ
(いい年してぇ~)
ところで、美術館のHPを確認した時、《第4章》2000-「原点への回帰」の中に『機動戦士ガンダムSEED』が記載されていること気が付き、疑問に思った私だった。確かに「SEED」でも”メカニックデザイン”に大河原氏の名前はあるが、実際には”ガンダムシリーズ”における名誉クレジットのようなものでしょ?「なんかあったっけ?」と半信半疑で観覧していたのだけど、うん、本当に「SEED」だけの画が1枚だけあった。”フリーダムとジャスティス”の画。格好良く重厚に描かれていたけれど、でもね、悲しいかな”ジャスティス”のビームサーベルの色が黄色だったんだなぁ (一瞬”イージス”かと思っちゃったし)。やっぱそんなもんだよね。
ガンダム関係が半数以上を占めていて、ガンダム目当てで行った私としてはそれだけで満足なのだけど、『太陽の牙ダグラム』や『銀河漂流バイファム』など
(私にとって)懐かしくも思い出のある作品などが多数展示してあったことから、本当にほとんどの展示をじっくりと眺めることになってしまった。(さすがに腰にきた)
クリアファイルやポストカードなど、初出品にグッズなどもあったけれど何も買わずに帰宅。記念に何か買ってくれば良かったかなーと今頃ちょっぴり後悔。(ま、7月までやっているし、行こうと思えばいつでも行けるが)。
「メカデザイン FOR1/1 メカニックデザイナー 大河原邦男展」は、次は愛媛県、そして島根県で開催されるとのこと。お好きな方なら見て損はないと思うので、とりあえず愛媛・島根の方々にオススメしておこうかな。
| 固定リンク | 0
コメント