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2010/05/16

DVD「ファンボーイズ」みた。

Fanboys

「スター・ウォーズ」ファンによる、「スター・ウォーズ」ファンを描いた、「スター・ウォーズ」ファンのためのコメディ作品。
TSUTAYAの回し者であるAgehaさん情報から、早速TSUTAYA独占レンタル中の『ファン・ボーイズ』を借りてきた。
「スター・ウォーズ」ファン向けだと言うだけに、本家ネタは初級から超上級までがてんこ盛り。キャリー・フィッシャー、レイ・パーク、ビリー・ディー・ウィリアムズに、何故かウィリアム・シャトナーまでがカメオ出演しているところがなんとも贅沢
おバカ加減は筋金入りだけど、大いに笑わせてもらった。

「スター・ウォーズ」のコメディ作品ならば、当然OPはアレだ。なんちゃってなテーマ曲も良くできており、掴みはOKとばかりに期待度が上がってくる。
内容は、”エピソード1”の公開を半年後に控えた1998年秋の話で、余命3カ月を宣告された(つまり公開まで持たない)仲間のために、オハイオからはるばるカリフォルニアまで遠征して”スカイウォーカー・ランチ”に侵入し、”エピソード1”のフィルムを盗み出すといった無謀な計画を実行するというもの。一応、気合いとノリで何とかしてみせようというほど無計画でもなく、”スカイウォーカー・ランチ”にツテのある人物からの極秘情報や、道中で出会う”スター・ウォーズオタク”との接触によってヒントを得たりと、侵入計画はいよいよ現実味を帯びはじめ、遂にルーカス監督のオフィスに辿り着くことになる。(もちろん、そこで終わりではないけどねw)

次々に登場するカメオな方々。まずはカルリシアン判事の登場にニヤリとし、レイア女医とライナスのキスシーン(前後の会話つき)にニンマリ、そして警棒を2刀流にして操るダース・モール警備員にムフフ♪ これを見るだけでも嬉しくなるが、随所に盛り込まれている本家ネタは珍道中でのシチュエーションにいちいちマッチしていてニヤニヤ、あるいは爆笑しっぱなしだ。
トレッキーとの対決などは「お前の母ちゃんデベソっ!」並みのレベルで、下ネタなんかも満載だったりするから決して上質とは言えないけれど、ファンの愛が詰まった、パロディだけど冒涜ではなく崇拝であることがよくよく伝わってくるアツい作品。
「スター・ウォーズ」はもちろん、オタク心の分かる方ならばきっと楽しめる作品。お試しあれ。

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コメント

ハイ、回し者です。(笑)
コメント&TBありがとうございました♪
楽しめて何よりでございます。

って、お仕事モードはここまでにして。(どこがだ)

渋谷シアターTSUTAYAではお祭り騒ぎだったようで
むっちゃあの場にいたかったです。
ええなぁ・・・。
そんなにSWフリークじゃなくても
あの上映会の映像みたらそこにいたくなるじゃないですか。(ミーハー)

すっぴんで「ダースモールだ」とか言われても
ツライですが、一応二刀流で。
B級にしてはカメオの豪華なこと。
作ったひとたちにも見る人たちにもSW愛がありますが
心よく参加してくれた俳優さんたち、
それから効果音を気持ちよく使わせてくれた
ルーカス監督。
いろんな意味でええ話です、コレは。

投稿: Ageha | 2010/05/16 14:31

■Agehaさん、こんにちは
ご紹介ありがとう♪
純粋にファンとしてご紹介してくださったであろうことは分かってますから~~。失礼をいたしましたw

>渋谷シアターTSUTAYA
さしずめ、この映画のラストのような感じでしょうね。
アニメ系イベントだったり、舞台挨拶つきオールナイトイベントにも参加したことがあるので、同志が集まった集会での楽しさは知ってますよ~。(ライトファンがついていけない部分もあるけどねー)

>すっぴんで「ダースモールだ」
そうそう。あの刀さばきがダメ押しね。
確かにあのメイクでは名乗ってくれなくちゃ分からないですよね。

R2のピギャ~が好きなので、何回か聞けて良かったですw

投稿: たいむ(管理人) | 2010/05/16 18:56

面白かったですねぇ。
この手の作品を真剣につくっちゃうアメリカって
やっぱりエンタテインメントの国だなって思います。
実際の俳優が出てくれたりするのも、愛のあるジョ
ークに理解があるからですよね。
「シャトナーに不可能はない。」この台詞が最高でした。(笑)

投稿: KLY | 2010/05/16 20:05

■KLYさん、こんにちは
面白かったです!
こうした作品を本家が快く許してくれているところも良いですよね(^^)
それに豪華なカメオ出演も愛と熱意によって動かされたのでしょうか。

>「シャトナーに不可能はない。」
私はやっぱりレイアとのキスシーンです!

投稿: たいむ(管理人) | 2010/05/16 20:40

私DVD買いました(笑)
こういう作品を作れてしまうアメリカも凄いですね。
ルーカスも太っ腹ですね。身体もだけど、、、
全編にわたってニヤニヤしっぱなしでした♪
とてもSW愛の詰まった作品でしたね~。

投稿: yukarin | 2010/05/16 21:35

■yukarinさん、こんにちは
わぉ!お買い上げとは太っ腹!
一種のファンディスクですものね、分かりますよ~~
私もずっとニヤニヤ。まぁ私ではクイズのところで脱落しちゃうけど(^^;

一挙放送の後でもう一回るかも~~

投稿: たいむ(管理人) | 2010/05/17 17:56

いやぁ~超上級編のネタは理解できずなので、
たいむさんのように笑いっぱなしって程では
なかったのですが、それでも初級編もあったりして、
楽しく観ることは出来ました。
対象がなんであれ、オタクであることって
なんか幸せなのかもなぁ~って思いましたね。

投稿: miyu | 2010/05/19 20:25

■miyuさん、こんにちは
カルトクイズは「そこまで知らない!」だけど、笑いっぱなしで楽しい時間でした。

世の中オタクであることのほうがきっと幸せだと私は思います。
無趣味ほぼつまらないものは無いですしね。
暴走すると手が付けられないのはこまるけど、皆でワイワイ盛り上がることの楽しさを知らないってのも不幸かと。

アイですよん、アイ♪

投稿: たいむ(管理人) | 2010/05/20 19:18

ブログコメント
たいむさん、こんにちは。

DVD吹き替えで鑑賞。もう、最後のセリフが大爆笑です!「これで駄作だったら、どうする?」

あぁ、友人と朝の6時から並んで、途中で整理券もらってカラオケで酒飲んで、もう始まる頃にはくたくた。それでも午前0時には拍手喝采!で見終わったときの、あの、びみょーな感じ。を思い出しましたよ。えぇ、先々行ロードショー(笑)。

ちなみに私は新宿でしたが、奥さんは丸の内だったそうな。もちろん、まだ出会う前の頃ですが。

個人的にはちょっちエロいクリスティン・ベルがおきに。シャトナーは新しいスター・トレックにレナード・ニモイが出たのに自分が呼ばれなかった腹いせか?なんて噂も。「恋に落ちたジョージ・ルーカス」とほまた違ったテイストの、ファン映画でした。

シネコンがこれだけ普及した今、もう始発で並んだり、よい席とろうとダッシュしたりする事もないのでしょうね。古きよき思い出。(^-^)

投稿: ラフマニノフ | 2012/08/22 18:04

■ラフさん、こんにちは
アイですよね、アイ。
オタク心を理解できる今ならば笑って見られる作品だけれど、それでもバカだなぁ~って思うんだから筋金入りなファン映画ですよね。

確かに、良い席のためにダッシュ・・・はもう無いかもしれないけれど、良い席のためにネット予約で秒読みで必死になるのは変わってない気がします。(昔は電話だったりしましたが)。
この手のイベントは参加してナンボ。なんだか作品よりもそれまでのワクワク感や当日の自分と周囲の異常な興奮度のほうが印象深かったりするんですが。(もちろん作品も大事なのだけど)。

体力的にも何が何でもとまでは思わなくなっているけれど、チャンスがあれば、やっぱり参加したいですねー。

投稿: たいむ(管理人) | 2012/08/22 23:00

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