「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ シーズン2」(28)
第28話「強襲 ドロイド工場」・・・【信頼に勝る恩恵はない】
ジオノーシスでの戦いの続き。
大事な局面だというのに、不協和音を奏でているアナキンとアソーカ。アソーカに対して過保護なのか、はたまた単に見くびっているのか、大人ぶるアソーカの態度にイライラを募らせつアナキンだ。
ドロイド工場を破壊するには、誰かが内部に侵入してメイン制御室の原子炉を爆破するのが最も有効かつ確実な方法。作戦はアナキンとアソーカ、マスター・ルミナーラとパダワンのバリスの部隊が担当で、まずマスター2人と部隊が正面を攻撃して敵をひきつけ、迷路状になっている工場構造を把握しているバリスとアソーカが原子炉の爆破にあたる、というもの。パダワンだけを侵入させる危険な作戦に釈然としないアナキンだったが、マスター・ルミナーラの手前もあって渋々同意する。
首尾よく内部に侵入し、順調に制御室にたどりつくアソーカとバリス。しかし爆弾を仕掛けて撤退・・というところで敵に見つかり交戦状態に。正面からの総攻撃にもドロイド軍は新兵器を導入して応戦。新兵器はシールドを展開したタンクは強力で、バズーカ程度の火力ではまるで歯が立たない。ジリジリと追い詰められていく部隊。同時に制御室にもタンクが投入されて絶体絶命のアソーカとバリス。折角仕掛けた爆弾も次々に外されてしまう。
爆弾機動の合図までを貰っていたアナキンらは、タンク対策として後退を装いながら渓谷にかかった橋までタンクを誘導し、橋を爆破して一度に始末することに成功。しかし、爆破の時間が迫っているのに肝心のパダワン達は一向に戻ってこない。そんなところに入ったアソーカからの通信は、「自分たちを置いて逃げて」というもの。アソーカらはすっかり外されてしまった爆弾の代わりに、奪ったタンクを利用して自分たちもろとも原子炉を破壊することを選択していた。
内部から爆発が起こり、次々と誘爆して崩壊していく工場。すべてが収まりすっかり瓦礫の山と化した工場だったが、諦めきれないアナキンは瓦礫の撤去をクローン兵らに命令。対して、アナキンに現実を受け入れることを促すマスター・ルミナーラ。
その頃、強硬なタンクの内部に居たことが幸いして即死を免れたアソーカは、なんとか外と連絡が取れるように通信機を改造。それによってアソーカが発信した信号は無事アナキンの元へと届き、的確にアソーカの位置を特定することとなった。アナキンはマスター・ルミナーラとともにピンポイントで瓦礫を撤去し、見事にパダワン達を救出する。
師匠が師匠なら弟子も弟子ってね。常になんだかんだ憎まれ口をたたき合っているけれど、互いを信頼した良い師弟関係を築いているんだよね。とはいえ、「諦めていたのではない。パダワンといつでも分かれる覚悟ができているだけ」というルミナーラの冷静さは、本来ジェダイ・マスターとしてアナキンも持つべき覚悟。アナキンの純粋さが返ってダークサイドへの道へと後押ししてしまうことが切ないところだ。
次回は「恐怖の遺産」。工場建設の首謀者ポグル・ザ・レッサーを逃がしてしまっているし、ジオノーシス編はまだ続く。
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