「名探偵コナン 天空の難破船（ロストシップ） 」みた。

まずは、もはやお約束となったED後の劇場版第15弾の制作決定発表におめでとうかな？
そして今回の第14弾は、10周年のお祭り作品以後の4作品の中では一番良かったと思い、そろそろアニメのコナンは卒業しようかと思っていたところを15周年をお祝いする気にさせてくれて「ありがとう」という感じかな。

遂にコナンの世界にも”バイオテロ”の事件が勃発。小五郎のおっちゃんがジャック・バウアーだから・・というのは無関係だろうけど、細菌汚染と爆弾と2重の仕掛けで挑んで来る敵だったり、飛行船の中を”孤軍奮闘”するコナンだったりするところは『２４』とか『ダイハード』っぽい香りがぷんぷん。そこに怪盗キッドが絡み、別のところで蘭ちゃんを巻き込んで思わぬ三角関係に発展したり、バイオテロの影響が大阪にまで及ぶことから平次＆和葉も見せ場付きで登場。更にコナンとキッドのまさかの共闘が見られるとなれば、（長年のファンとしても）面白くないワケがない。（コナン危機一髪のシーンは本当に驚いたし）。
ただし推理ショーは今回も控え目、というか推理するところがない？限られた空間の限られた登場人物ではネタ切れなのだろうね。この場でネタばれするつもりはないけれど、細菌兵器ってものはワクチンのような対処方法が確立されていない場合には、(基本的に）脅迫のネタとして使用できないことを知っていれば、この事件の最大の難関はあっけなく看破できるのではないかと思うところ。（２段階も毎度のことだし）。
それでも、次郎吉おじさんがキッド用に仕掛けたワナのあれこれが最後のほうで効いてきたり、ちょっぴりハラハラさせられた蘭ちゃんとキッドの際どいシーンの落とし所などは上手く出来ていて、総合的には素直に面白かったと、私のようにコナンの卒業を考えている人にも勧められるデキだったと評価したい。

来年は15周年。次回こそキリの良い回なのにキッドと平次を今回で登場させてしまって大丈夫？って心配しちゃうけど、彼らならば毎年でもＯＫ。20周年をやるつもりがないのなら、お祭り再びでお願いしたいかなー。

総評：★★★★　　　　好き度：★★★★　　　おすすめ度：★★★★

ちょっとオマケだけど、笑わせてくれたし御祝儀♪