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2010/04/27

アニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」-La Dernière Leçon-(最終回)

Km00544l

いよいよアニメ3期目もこれにて終了!
ほぼ原作での最終2話を忠実に再現してくれたような最終回。
特に135話は音のないマンガを読んだだけでも、脳内で勝手に音楽が再生されてボロボロボロボロ涙があふれた感動のエピソードの回。
たっぷりと時間をかけて見せて聴かせてくれたことを感謝する。ぶらぼー

のだめのプロポーズを受けるため、のだめの思うままを受け入れようとアパルトマンへ戻ってきた千秋。やはりのだめは子供たちに囲まれて楽しげな様子。しかし、ドアに手を掛けたところで聞こえてきたのは、ピアニストなのだめの演奏だった。(♪キラキラ星♪をアレンジして演奏をしたら、子供たちに「のだめは難しいのは弾けないんだ」とバカにされ、実力を見せてやろうじゃないのってタイミングに千秋が到着した次第)。
何度聴いても心を揺さぶられるのだめの演奏に決意をグラつかせる千秋。そして、決意とは真逆の言葉をのだめに投げかける千秋となった。

「俺と一緒にコンチェルトをやろう」

・・けれど「いやです」と即答で拒否される。しかもその理由は千秋を完全否定。のだめの言葉に打ちのめされつつも、その程度では引けない千秋の実力行使が発動。無理やり手を引いてとある場所に向かう。
「食べ物とかアニメとかじゃつられませんよ。のだめはもう・・・」と言う頑ななのだめ。今までのだめの転機に千秋が関わって受け入れられたことはなかったけれど、このままでは本当にのだめは自分を終わらせてしまうと、今度こそ俺がのだめを引き戻してみせると、千秋の覚悟も超本気だ。
ニナの練習部屋へ乗り込んだ千秋は、のだめに一緒にピアノを弾くように言う。指定した曲は、はじめて2人で演奏した【2台のピアノのためのソナタ】。
「こんなことして何の意味が!」と反発するのだめを、「やってみなくちゃ分からないだろう!」と珍しく強い口調で制し、有無を言わせないかの千秋の気迫に圧倒されたのだめはスゴスゴと席に着く。(そんな時でもへらず口を忘れないのだめで、即座に切り返す千秋も大したものだが)。
のだめのへらず口どおり、以前とはまるで違うのだめの演奏。流石の千秋でも技術的についていくのが精一杯というところだが、愛のパワーは偉大だ。ひとつに溶けあった音色がのだめの閉じられていた心を開かせる。音楽の喜びと愉しさを甦らせていく。

千秋の”原点回帰”作戦、成功♪ そして 愛、ふたたび

音楽に終わりがあるとしたら、それは自分で終わらせようとしているに過ぎないということを、音楽はいつだって無限の可能性を秘めていることに、やっと気がついたのだめ。ひとりでも、ふたりでも、誰とでも分かち合える幸せ。
追試を受ければ復学可能で、サン・マロのサロンコンサートのオファーを受けるのだめ。果たして、サロンは大盛況でむかえることになる。・・・というところで「おしまい」。
前途は洋々、一緒にであり、別々にであり、広い世界へと泳ぎ出すこととなったのだめと千秋に幸あれ、である。

***
3期に渡って制作されたアニメも完結。2期目から監督が交代し、若干音楽少なめのラブコメ大めな作風に変わってしまったが、概ね全体を通して満足できる作品を作ってくれたことを嬉しく思い、感謝したい。ありがとうございました&お疲れさまでした。
そして、原作24巻の感想にも書いたが、可能ならば番外編「アンコールオペラ編」のアニメ化を希望する。媒体はコミックス限定版DVDでもOVAでもどんなものでもいいけれど、4期目なら最高だ!

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