« 「バレンタインデー」みた。 | トップページ | アニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」(第1話) »

2010/02/15

「化物語(上・下)」西尾維新/著

Bake1

アニメ『化物語』を補完するために読み始めたこのシリーズ。尻切れトンボに終わったTVシリーズで、残り2話はネット配信(無料)&DVD最終巻(3月発売)に収録が決定しているが、今現在ネット配信は最終話を残して停滞中だ。
アニメから見始めたこともあり、最後までアニメ→小説と思っていたのでずっと最終章の「つばさキャット」を読まずに保留していたが、「なでこスネーク」のDVDを見直してた時、つい本を手に取ってしまったら、なんだか我慢できなくてそのまま読了してしまった次第であるcoldsweats01

感想を結論から言えば、特に原作を読んだからといってアニメ以上の情報が得られるということは無い、だろうか?「つばさキャット」はTV放送とネット配信の合わせて3話までを見ていたので4話の展開はそれなりに予想していたけれど、まさにそのとおりで、以前(先に)『傷物語』を読んだ時にもった疑問はすっかり解消されることになった。
なんというか、『傷物語』はこれらの前日譚なだけに、読んではじめて納得する部分が多々あったけれど、『化物語』にはそれがないというか、あのアニメの中に要点のすべてが盛り込まれていたのだと確認した感じ。もちろんあの人間の動体視力では読みとれない瞬間的な文字情報を含めてのことだけど、ソコは読めば読んだで「なるほど」と思うけれど、たとえ読まなくても支障のない部分が文字情報で早送りされているものと再確認した、とも言えそう。

Bake2

強いて言えば、原作にあってアニメで省略されているところも沢山あるにはあるが、ソコもやはり無くてもストーリーになんら影響を及ぼさない他愛もないボケとツッコミだったり、ひたすら繰り返される毒舌やエロ話に妄想という類のものだ。逆に言えば後のちストーリーに影響してくるボケやツッコミの類は確実に盛り込まれていることが分かり、アニメが如何に洗練されていたかを初めて認識した、というところかもしれない。
これでは原作を読む意味がない・・と言っているようなものだが、唯一アニメで表現しきれない部分、分かりずらい部分に”漢字(字面)”でのコトバ遊びがある。アニメの文字挿入はこのために必要なモノでもあったようだ。そうした説明の部分は会話に盛り込んで吸収させていたりもしたけれど、その場合、無意識では見逃し聞き逃してしまうことも多く、原作の”活字”を見てやっと笑えたなんてところをいくつか発見した。だから、ちゃんと「原作を読んで良かった」と思っているので間違いなきよう。
例えば、「まよいマイマイ」のラストでの暦の戦場ヶ原への返事。何度聞いても言ってる意味が分からず、原作を読んで初めて理解した、というのがそれ当たる。
告白の返事が「流行るといいな、戦場ヶ原とれ」という、おもいっきりの変化球は真面目に「何て言ったの?」と数回リピートした私。けれど何度聴き直しても「とれ」を「蕩れ」に変換できないから、セリフが聴き取れていないと思ってしまうわけだ。(アニメで)1週間前に会話された、「萌え」の最上級は「蕩れ」では?だなんて会話を瞬時に結びつけるなんて芸当、私には無理だcoldsweats01 よって、ようやく小説で「蕩れ」だと判ったとき、溜飲を下げることが出来たのだった。

Dvd06_01

さて「つばさキャット」。フライングで読み終えての結果論ではあるけれど、特別意外な展開でも無かったから、アニメが先でも原作が先でも(上記の理由からも)問題なかったのでは?と思っている。(先日公開された6巻の”忍”ジャケットイラストも納得だし)。
気になる4話の配信もDVD5巻の発売前には開始されそうで、遅かれ早かれだったと自己弁護も出来そうだしね。

原作はあと『偽物語』(上・下)が残っている。そもそもアニメに乗せられたものであり、その『化物語』でのキャラが活躍しないのでは無理に読むこともないとパスするつもりでいたが、”忍”のこともあって『偽物語』も読むことにした。更に番外編として『傾物語』『猫物語』が予定されているようで、結局は全部ってことになりそうだ。
それにしても1冊の単価、ソフトなのにハードな値段には参る。サクッと面白く読めるから娯楽費の一環とは考えるけれど、地味に痛いんだよね。

|

« 「バレンタインデー」みた。 | トップページ | アニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」(第1話) »

コメント

アニメは観ていないんですが、化物、傷物と読んで、偽物語を残したまま。傷物語の下巻がそろってからなんて思って、そのまま・・・。
とっくに下巻が出たのに、まだ読んでませんでした。
今年また新しいのが出ると聞いて、(新しいと言うより、猫物語は前の話ともいうのかしら?)読まなきゃと思ってたら、たいむさんのこの日記。
読まなきゃ!!って痛感です。

投稿: mariyon | 2010/02/16 21:55

■mariyonさん、こんにちはsun
mariyonさんもいろいろ読んでますね~(^^)
アニメは独特なので、好みが分かれるかもしれませんが、私はすっかりはまってしまいましたよ。
mariyonさんも「偽」を残すのみなのですねw
Amazonあたりのレヴューだと、暦の変態度が増しているというので、これ以上はしつこいかとパスするつもりでしたが、ここまできたら見届けないと気が済まなくなりました。古本が安くなるのを待っていたけど、未だ人気が続いているようでなかなか安くならないので、新品を注文しちゃいました。
番外編はアニメ人気からわざわざ書き下ろし・・みたいなので商売に乗せられている感じもあるけれど、出るとなると気になりますよねぇ

ということで、ライトノベルとはいえ「ハルヒ」にはなかなか行きつかないかなぁ。「フルメタルパニック」なんかもあと10冊ほど貯め込んだままだし・・・(^^;
機会があったらチャレンジしてみたい気はしますが。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/16 23:56

ネット配信は3話ですよ
なので後二話控えています。
14話は来週までには完成する予定で
15話は未定です。

投稿: | 2010/02/20 22:10

■名無しさん、こんにちはsun
「つばさキャット」上巻は3話収録でしたっけ?
2話と勘違いしていました。
ならば15話配信よりも下巻発売の方が早くなりそうですね。

4話の配信に付いては先週の公式ページ更新以来楽しみに待っていたのですが、やっと来週ですか(^^;
それだけのデキであることを期待ですね。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/20 23:02

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106009/47567965

この記事へのトラックバック一覧です: 「化物語(上・下)」西尾維新/著:

» 西尾維新「化物語」 [ご本といえばblog]
西尾維新著 「化物語」を読む。 このフレーズにシビれた。  何をしているのと訊かれて暇潰しと答える男は甲斐性なしという噂を聞いたことがあるわ [巷の評判] 積読本は積読け!!では, 「すべてが伏線なんですね。決定的場面に傍点がないのがちと残念ですが、多分にミステリ...... [続きを読む]

受信: 2010/09/12 09:43

» 西尾維新「傷物語」 [ご本といえばblog]
西尾維新著 「傷物語」を読む。 このフレーズにシビれた。 「女の子にここまでさせた以上」 (中略) 「まさか負けるってことはないよね?」 [巷の評判] 日記では, 「西尾節が好きな ... [続きを読む]

受信: 2011/02/13 19:42

» 化物語 (上・下) [本 映画レビュー]
化物語(バケモノガタリ)は、西尾維新さんによるライトノベル作品です。 『物語』シリーズ第1弾(通巻1、2巻目)として講談社BOX(講談社)から刊行されています。イラストはVOFANさんが担当しています。 実は、西尾維新さんは『戯言シリーズ』というものでデビューされており、そちらを先にレビューしようかと思ってましたが、『物語シリーズ』が現在も継続して発刊されていますので、こちらを先にレビューしたいと思います。 概要 『化物語』は21世紀初頭の日本の田舎町を舞台に阿良々木暦が怪異と関わった少女達と出会い... [続きを読む]

受信: 2011/06/27 00:51

« 「バレンタインデー」みた。 | トップページ | アニメ「のだめカンタービレ フィナーレ」(第1話) »