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2010/02/06

「食堂かたつむり」みた。

Katatumuri

夢のために貯めていたお金と一切合財を恋人だと思っていた男に持ち逃げされ、ショックから声を失った女性が田舎に戻って心機一転、”自然の恵み”とか”命”を少しずつ分けてもらうような「食堂かたつむり」をはじめ、自分のこと、母親のこと、みんなのことetc...色々なことに気付き気が付かされていく、という感じのお話。
基本の基本は母娘の物語なのだけど、”ごはんもの”の作品にハズレなしってね。お茶漬けがすごく美味しそうだった。

父親はおらず、「不倫の倫子」と周囲からいじめられて辛い子供時代を過ごした倫子。中学を卒業して直ぐにちゃらんぽらんな母親のもとを去り、料理上手な祖母の元で料理に目覚め、世界各国の料理を修業する倫子の夢は自分のお店を持つこと。でも、やがて祖母は他界。また同じ夢を持っていたはずの恋人には騙されて、いろいろなものを失くして倫子は田舎の母親の元に戻ることになる。失意のまま暮らしていたが、昔からあるイチジクの木や熊さんとのザクロの思い出などから、そうした食材を活かした”自分の店”を始めようと決意、まずは母親の家の敷地内にある物置小屋をリフォームし、1日1組の完全予約制にした、倫子がひとりで切りまわせる「食堂かたつむり」を開店する。最初に招待した「かたつむり」のスポンサーでもある熊さんのふれ込みから、「食堂かたつむり」のご飯を食べると”願いがかなう”、という口コミがひろがりいつしか大繁盛。ちょっとしたケチが付いた後は閑古鳥になってしまうのだけど、それでも倫子のつくる愛のこもった美味しいご飯は人々を魅了し、幸せにしていった。
母親は倫子のすることを傍観するのみだったが、やがて意外な方向へと物語は進み始めることになる。それは母親の2つ(3つ?)の真実が語られて、母娘の確執が融け始めるというありきたりな展開ではあるけれど、お涙頂戴というほど押しつけがましくないところが良かった。

失語症の女性を柴崎コウさんが好演。かつてTBSドラマ『オレンジデイズ』では聾唖の少女を好演した柴崎さんでもあり、喋らずに表情だけでの演技はお手の物といった風。(喋らない方が返って???)。「いつ喋る?」というのも注目点だったが、ここもお涙頂戴ではなく、納得のシチュエーションだったのが良かった。
店の話から母親の話へに切り替わるのが唐突な気がして、長さや中だるみも感じたが、華やかなアニメーションの挿入も効果的だったし、なかなか面白かった。

総評:★★★++   好き度:★★★++   オススメ度:★★★++

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コメント

たいむさん『オレンジデイズ』で柴咲さんがしゃべれない役をやったことなんて良くおぼえてましたね~。私もまずそれを思い浮かべてました。あの時は南さんという手話の先生がついてくださったんですが、今回もそうなのかと思ったら、生まれつきではなく失恋のショックからの失語症、つまり耳は聞こえるんですよね。だから余計に難しかったでしょうね。理解していながら表現の手段を奪われているってことですし。

母親のがんの告白シーンからさきが、何だかえらいこと駆け足というか、すっ飛ばしまくっていたのがちょっときになっちゃいました。^^;

投稿: KLY | 2010/02/06 16:31

■KLYさん、こんにちは
あれは何年前でしたっけねぇ、覚えてますよー。
TBSって障害系の恋愛ドラマを立て続けにやってましたし、ほとんど見ていた気がします(^^)

息づかいとか研究したんだろうなぁーって思いつつ見ていましたが、喜怒哀楽が良くわかってさすがだなーって思ってました。

>母親のがんの告白シーンからさき
実は食堂の話ではなく、そっちこそがメインなのだと後半になってやっと気が付きました。バランスが良くなかったですね。
どうもごはん系だと「かもめ食堂」のような作品を期待しちゃいますね(^^;

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/06 19:19

何時もお世話になっております。

倫子の出生の秘密を知ってから物語が急展開しましたよね。
真実は何時も1つという事もあり、真実を知って心境が変化する事は少なくない訳で、母親として最期まで愛情を倫子に注いでいた事知って亡くなったのと自らの望みが叶ったのは倫子にとっても最期の親孝行だったと思います。
確かに料理作品で外れはあまりないですよね。それだけ料理は人の幸せを呼び込んでくれるという事でしょうね。
普段はお昼には5分待って5分で食べる生活をしていますけれど、ゆっくり味わって食べたいと思った次第です。

投稿: PGM21 | 2010/02/10 00:07

■PGM21さん、こんにちは
特に後半はバタバタと展開してましたが、マンガチックな演出も楽しかったし面白かったです。

料理はもう少しシンプルなものならもっと良かったかなぁ。あの山の中で鯛とか子羊とかなんか違うように思ったし。なのでダシをしっかりとったお茶づけが一番おいしそうでした。
これは味わうというよりもかき込みたいですが。

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/11 08:47

さすがに、エルメスの解体作業まではやりませんでした。結構詳しく書かれてましたよ、原作では。それがそのままエルメスへの思いと重なって見えました。
文庫版には番外編「チョコムーン」が掲載されてて、映画では寄り添う男の子同士のワンシーンだけですがそういう話もあります。

目は口ほどにモノを言う。演技は良かったのに
どうも説明不足な気がしてちょっと残念でした。

投稿: Ageha | 2010/02/13 01:46

■Agehaさん、こんにちは
エルメスはイイ話でしたね。『ブタがいた教室』では子供たちが苦悩する話だったけれど、選択を素直に受け入れられる感じでしたし。

活字の原作は描写が細かいから、映像にすると不満とか物足りなさを感じるものが多いけれど、やはりそんな感じでしたか?
私は説明のない部分を勝手に埋められたのであまり気になりませんでしたけど(^^)

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/14 10:01

こんにちは!

私も倫子が手話を使ったらどうしようかと思いました(笑)
料理も相手に合わせてもてなす感じでよかったです。
お妾さんの食欲に圧倒されました~
優しく、カワイイ作品に仕上がっていて楽しめました♪

投稿: kira | 2010/02/19 13:02

たいむさん、こんにちは!

あまり期待をしていなかったためか、思いのほかいい作品に思えました。
お料理による癒しの物語と思いきや、母娘のコミュニケーションのお話でしたね。
二人とも愛情表現が不器用で、それが次第に相手に伝わっていく感じは好きでした。

投稿: はらやん | 2010/02/20 05:58

■kiraさん、こんにちは
それぞれに合わせて料理を作っていたようだけど、お妾さんのはボリュームも内容も年寄り向けじゃなくってビックリでした。
江波さんの演技も凄かったですねw

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/20 10:52

■はらやんさん、こんにちは
母娘の話って実は苦手。
予想と全然ちがっていたのだけど、コミカルな描きかたや、料理など思いの外楽しめました。

エルメスはいろいろ言われている見たいだけど、私はアリかな~(笑)

投稿: たいむ(管理人) | 2010/02/20 10:53

たいむさん、こんにちは。
最初ちょっと「かもめ食堂」をイメージしていたので、ちょっと違和感を感じましたが、テイストに慣れてくると結構楽しめたと思います。

でも唐突に母親のエピに入ってラストという展開は私も強引に締めた感を感じました。なんだろう、ちょっと盛り上がりに欠けたような気がして。もうちょっとラストエピを盛り上げてくれたらもっと良かったかも。

それにしても1万円出させちゃうお茶漬け、私も気になりましたO(≧▽≦)O

投稿: GAKU | 2010/10/03 08:22

■GAKUさん、こんにちは
食べ物系ではやっぱり「かもめ・・」を超える作品はなかなか出ませんね~。
「かもめ・・」は傑作ですね。

でもご飯ものの映画はなんか好き♪
お茶づけはホントに試してみたいものですw

投稿: たいむ(管理人) | 2010/10/04 17:46

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